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【E3 2012】3本のシナリオが互いに交差、「クロスオーバー」がもたらす『BIOHAZARD 6』の新しい体験とは?

ソニー PS3

左からエグゼクティブプロデューサー小林裕幸氏、ディレクター佐々木栄一郎氏、プロデューサー平林良章氏
  • 左からエグゼクティブプロデューサー小林裕幸氏、ディレクター佐々木栄一郎氏、プロデューサー平林良章氏
カプコンの看板フランチャイズ『BIOHAZARD』。ハリウッド映画版も大ヒットするなど、世界的な知名度も十分。10月16日の発売を控え、E3会場でも最新作『BIOHAZARD 6』の広告が、様々な場所で展開されていました。

今や国内サードパーティ産として、世界市場で互角に対峙していける、数少ないタイトルの一つとなっています。その『6』がカプコンブースでプレイアブル出展され、メディア向けクロースドデモも行われました。さっそく内容を紹介しましょう。

実はE3最終日の最終スロットに行われたクロースドデモ。時間を間違えて30分早くメディアブースに到着してしまった筆者は、これ幸いと試遊台にとりつきました。

既報の通り本作はラクーンシティでの事件から十数年後となる2013年を舞台に、世界規模で発生するバイオテロとの戦いを描いた超大作。『1』のクリス・レッドフィールド、『2』のレオン・S・ケネディ、そして新キャラクターのジェイク・ミューラーを主人公とした、3本のストーリーによる群像劇となっています。

試遊台にもレオン編・クリス編・ジェイク編の3シナリオが選択できました。まずは一番上のレオン編からスタート。合衆国大統領がラクーン事件の真相を公表しようとしたところ、会場でバイオテロが発生し、大統領も人ならぬ姿に変貌。合衆国エージェントのヘレナ・ハーパーと共に、会場を脱出することになります。このように本作ではストーリーごとにパートナーが存在し、共にストーリーを進めていきます。

一番上のシナリオとあってか、内容はチュートリアル中心。移動、アイテムの使用など、ゲームを進めながら基本的な操作を習得していけます。脱出の途中で娘を探している中年男性と遭遇し、彼の誘導で大学とおぼしき構内を移動。無事に娘と再会をはたした男性と共に、建物から脱出を果たせました。射撃の機会も一回のみで、ヌルゲーマーの筆者でもサクッとクリア。

続いてクリス編を選択してみました。場末の酒場で一人、酒におぼれる対バイオテロ部隊「BSAA」リーダーのクリス。そんな中、かつての仲間達に支えられ、再び最前線に復帰することになります。合衆国大統領講演会場と時を同じくして、中国・蘭祥でも大規模なバイオテロが発生。捕らわれた国連高官を救出するため、仲間と共に降り立つというストーリーです。パートナーはBSAAの若きエース、ピアーズ・ニヴァンス。

デモは雑居ビルが建ち並ぶ屋上からスタート。クリーチャーやB.O.W(生物兵器)が次々に襲いかかってくる中、脱出ルートを探して屋上を駆け回っていきます。クリス編が初級ルートなら、こちらはシューター中心の中級ルート。こういったゴチャゴチャしたステージでは、たいてい行き先がわからなくなって自滅する筆者ですが、本作では巧みなステージ構成でサクサクと進められました。もっとも途中で弾切れと共に力尽き、ゲームオーバー。ちらっと後ろを振り向き、誰も並んでいないのを確かめると、即座にコンティニューです。力押しで進めて無事クリアできました。

せっかくだから最後のジェイク編もプレイ。東欧の紛争地域、イドニア共和国で活躍する傭兵ジェイクのもとに、合衆国エージェントのシェリー・パーキンが接触。かつてラクーン事件でレオンたちの助力により助け出された経歴の持ち主です。周囲の傭兵が謎の栄養剤の投与で次々に変異する中、一人なんの変化もおきないジェイクをシェリーはスカウト。二人で戦場の逃避行が始まりますが・・・という設定です。

ところがゲームを開始するや否や、B.O.Wに文字通り瞬殺された筆者。何が発生したのか、一瞬理解できませんでした。コンティニューしようとしたところ、あえなく時間切れ。すでにプレゼンテーションが始まる中、一人遅れてクロースドデモブースに滑り込んだのでした。

■赤の他人とシームレスにオンライン上でco-opプレイ
こんな風に三者三様のストーリーが楽しめる本作。なんと1ストーリーだけで『5』の7、8割ほどのボリュームを誇ります。さらにシナリオクリア後は、それぞれパートナー視点でもプレイできるようになり、少なくとも6周は楽しめるのだとか。いやもう、シリーズでも屈指のボリューム感です。

しかも本作では、要所でストーリーが交差し、最大4人でco-opプレイが楽しめる新システム「クロスーオーバー」が登場。クロースドデモではレオン&ヘレナ組と、ジェイク&シェリー組がクロスオーバーし、新登場のB.O.W「ウスタナク」に追いつかれ、戦いに巻き込まれるというシチュエーションが紹介されました。

クロスオーバーと、いわゆるザッピングやシナリオリンクとの違いは、ゲーム体験そのものが交差する点・・・。本作のエグゼクティブプロデューサーを務める小林裕幸氏、プロデューサーの平林良章氏、そしてディレクターの佐々木栄一郎氏によるプレゼンテーションの内容をまとめると、このようになります。

ストーリーの過程で特定のクロスオーバーポイントに達すると、他のシナリオの主人公2名が登場し、即興の協力プレイを行うことになります。シングルプレイの場合はAIキャラクターが登場しますが、オンラインプレイ時は他人が操作するキャラクターが登場。お互いが協力プレイで遊んでいた場合、最大4人での協力プレイが展開されます。なお、マッチングは全世界のプレイヤーと自動的に行われます。

また場合によっては互いのパートナーが交替する状況も発生します。レオンとシェリー、ジェイクとヘレナが暫定的にパートナーとなり、再び合流するまで協力を強いられるのです。マルチプレイで、いきなり赤の他人と危険なシチュエーションで協力しなければならないというのは、今までにない体験でしょう。プレゼンでも、フレンドとつながりやすくする設定も選べるが、できるだけ他人と遊んで欲しいという趣旨の説明がありました。

他に、あるポイントで他のプレイヤーが残したアイテムを獲得できたり、プレイヤーの痕跡を追ったりすることも可能。他のプレイヤーを助けると「スキルポイント」を獲得でき、能力を伸ばすこともできるとのことです。こんなふうに「ちゃんと協力すると、得をする」システムになっているのだとか。ちなみにクロスオーバー中に回線が切断されると、瞬時にAIキャラクターに切り替わる仕組みになっているそうです。

もっとも「そんなにうまくクロスオーバーできるのか」「赤の他人とボス戦などの緊迫したシチュエーションで、ちゃんと連携できるのか」「クロスオーバーした相手に、何かメッセージを残せるのか」といった、さまざまな疑問もわいてきます。すでに海外メディアも含めて、さまざまな質問が寄せられているが、今後の情報公開に期待して欲しいと締められました。
《小野憲史》

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