―――PS4に関する報道も一部であったが、話せる範囲で教えてもらえないでしょうか
当然ながら、はっきりと言えることはありません(笑)。現行機のプレイステーション3は発売からもうすぐ6年目に入ります。つい最近でも『Call of Duty: Modern Warfare 3』が15日間で1ビリオン(10億ドル)を稼いだという話があったように、収穫期であり、一番素晴らしいゲームが登場する段階であり、かつパブリッシャーさんにとって利益を稼げるプラットフォームとなっています。そういう時ですので、まだ次の商品の話をする段階ではないと思います。
―――PS3はあとどのくらいの寿命があるのでしょうか?
我々が念頭に置いているライフサイクルは話せませんが、PS2では約10年は第一線で活躍しました。PS3はそれを超える事を期待したいと思っています。
―――スマートフォンやソーシャルネットワークなど脱ゲーム専用機の動きもありますが、ソニーは今後どのような戦略を取るのでしょうか?
SCEとしてはPSVitaとPlayStation Suiteは一つの大きな戦略となっています。ユーザー毎にゲーム機に対する入り方は異なってきます。コアゲーマーにとってPSVitaは一番の選択です。一方で、カジュアルにゲームを遊ぶ方――昨今こういう方が増えていますが、そういう方には、カジュアルの中でも一段高いゲーム体験を既にお持ちのデバイスで実現しようというのがPlayStation Suiteです。そこで面白さを理解していただいて、場合によってはゲーム専用機に移行してもらうような事も頭の中にはあります。
―――カジュアルとコアの両方に向けたプラットフォームを持って、場合によっては新しいゲーマーを育てるような
その通りです。自社OSとデバイスという魅力は落ちてしまいますが、幅広い人にプレイステーションを体験してもらいたいと思っています。また、PlayStation Certifedというプログラムを設けて、プレイステーションの体験を届けるのに十分なハードに限ってPlayStation Suiteは提供していきます。とは言え、マルチデバイス、クロスデバイスで実現できるゲーム体験には限りもあります。本当に最先端のインターフェイスやゲームの技術を盛り込んだデバイスは今後も自社で提供していきます。
―――どちらに比重を置くのではなく・・・
これは両輪の戦略です。大事にしているのはプレイステーションブランドです。しかしブランドの役割や意味合いはこれまでとは少し変化します。これまでのプレイステーションブランドはハードと結びついた価値でした。しかし今後はプレイステーションブランドとは体験や遊び方といったものになっていきます。
編集部おすすめの記事
ソニー アクセスランキング
-
【インタビュー】“おっぱい”と口にすると胸が膨らんじゃうプロデューサーに『オメガラビリンス』の魅力をたっぷり訊いた
-
『モンハンワールド:アイスボーン』ミラボレアスを倒すために考えた7つのこと
-
【インタビュー】『バレットガールズ2』どう見てもアヘってる“拘りの表情”に迫る…ボツネタも独占公開
-
「七つの大罪」はもう古い!?『原神』新キャラたちの元ネタとなった“オタクの新教養”
-
『原神』稲妻には“自力で”行けるのか?ガイアやボートを駆使し、大海原を進んでみた
-
『モンハンワールド:アイスボーン』下手くそでも「ソロ用ムフェト・ジーヴァ」に勝てるのか? 新規救済に見えた“(ある意味)辛い狩猟”をレポート
-
『モンハン:ワールド』俺たちの相棒「受付嬢」のかわいい姿を見よう! “全DLC衣装”でじっくり楽しむ受付嬢フォトコレクション【ワールド編】
-
ダンジョンで“下着”を拾うローグライクRPG『オメガラビリンス』おっぱいタッチ機能が多数判明、撫で回しもワシワシも可能
-
『原神』稲妻の各探索ギミックを解説!雷の種から結界まで、新天地の冒険を“13項目”でサポート
-
『モンハンワールド:アイスボーン』あの「ベヒーモス」も今なら余裕で狩れる? マスター装備で挑むソロベヒーモス戦をレポート!【特集】