ハウス氏は1990年にソニーに入社、その後95年からはSCEに移籍し、主に欧米のマーケティングに従事してきました。9月から平井一夫氏の後任として就任し、妻と子供2人と久しぶりの東京生活を送っているそうです。流暢な日本語は「勘を取り戻している最中」ということでラウンドテーブルも全て日本語で行われました。
ハウス氏は冒頭でプレイステーションビジネスの現状について振り返り、PS3は5550万台、PSPは7310万台を超え現在も好調に推移していると述べました。特にPS3は欧米で値下げを実施、その後は昨年比12%増と伸びているとのこと。両機ともコストダウンを進め更なる普及を目指すとしました。
2日後の12月17日に発売されるPSVitaについても紹介。最先端の携帯ゲーム機としての体験を実現するだけのものではなく、ネットワークを統合した今までにないマシンと説明。様々なネットサービスとの連携も図られます。具体的には、ツイッター、フェイスブック、forsquare、Skype、Flickrに対応したアプリをStoreで配信していくとのこと。17日にはツイッターアプリをリリースし、その後も年明けから順次広げていくとのこと。
17日に日本で発売され、次いで23日には香港・台湾でも発売。北米と欧州では2月22日の発売となります。日本のロンチタイトルにはダウンロード専用を含めて24タイトルが揃い、万全の体制での船出となります。
またハウス氏はプレイステーションを様々な端末に広げるPlayStation Suiteの現状についても説明。既にSuiteを搭載したAndroid端末がソニーやソニー・エリクソンから発売されていますが、これを更に広げたいとコメント。ゲームを開発する為のSDKも先月からクローズドβが開始。来春にはStoreから学生から小規模デベロッパーまで様々な作り手によるゲームがダウンロードできるようになるとのこと。
ハウス氏は「Allday PlayStation」「Everyday PlayStation」を推進していくとコメント。PSVitaという新しいデバイス、Suiteという新たなプラットフォームを武器にプレイステーションの心地よいゲーム体験を広げていきたいとしました。
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