それによれば、ゲームが主軸のデジタルコンテンツ事業は規模を縮小する一方、ソーシャルゲーム・ブラウザゲームを収益の柱に据え、チャンスが来れば再びパッケージを大きくする事も考えるという方針のようです。今期のパッケージはかなりコンサバティブに見ていて、赤字タイトルを出さない事に重点を置くということです。
先日発表になったニンテンドー3DSについては今期中はタイトルはないものの、積極的に考えていて、『牧場物語』シリーズも投入するとのこと。プロデューサーのはしもとよしふみ氏からは「成功するのでは」というコメントもあったようです。
気になる発言としては、過去に発売して評価の高かったタイトルの続編で、外部のパブリッシャーから資金を獲得して開発をスタートするタイトルが数本あるようです。これは海外へのライセンスフィーを前払いで貰い、開発費に充てるという考えのようです。マーベラスタイトルでは『朧村正』や『アークライズファンタジア』をIgnition Entertainmentが、『王様物語』をXSEED(北米)やRising Star(欧州)が発売しています。XSEEDはAQIの子会社、Rising Starはマーベラスと現地メーカーの合弁でしたが出資分は売却しています。
昨年出展を見送った東京ゲームショウは今年も見送るとのこと。費用が1回で6000~7000万円にものぼり、費用対効果が見込めないという判断のようです。
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