人生にゲームをプラスするメディア

【ゲームニュース一週間】E3を前に飛び交う噂−噂で自己分析?

ゲームビジネス その他

ゲームの祭典、E3が始まろうとしています。
新型インフルエンザの影響で『デッドライジング2』の展示が中止となるほか、他社も一部の日本人スタッフが参加を見合わせるなどしていますが、この奇禍に負けない盛り上がりを期待したいところです。

各社E3に向けて情報を出していますが、特にオシャレなのがユービーアイソフト。
女性社員がE3に出発するというイメージムービーと思わせつつ、靴の裏に張り付いた付せんには出展タイトルらしい略号が記されているというもの。動画を一時停止して初めて分かるサプライズというわけです。ゲームマニアは裏読みが大好きですが、これを上手く情報発信に組み込んだ一例といえるでしょう。ユービーアイソフトは「フランス版E3」と位置づけた「UbiDays」を開催するなどイベント展開にも積極的。海外メディアも敏感に反応しており、E3への注目度の高さが分かります。

任天堂は『The Legend of Zelda: Spirit Tracks』の発売日を発表するほか、E3に先だって「Wii Fit Plus」なる商標を登録。『マリオ』や『ゼルダの伝説』の新作を発表するという噂もあり、どんなサプライズが飛び出すのかが注目されます。『ゼルダの伝説』のWii版最新作はレトロスタジオが手がけていたが同社の手を離れた……とされていますが、果たして真相は?

ソニーは新型PSPに関して何らかの発表を行うという噂があります。UMDドライブが存在せずスライド式になるということですが、果たしてこれは本当なのか否か。プレイステーション3が値下げするという噂は定期的に出ては消えており、期待度の高さを伺わせます。また、プレイステーション3用のモーションを検知するコントローラーが発表されるという噂もあります。同社は過去最大級の発表をするとしていますが、それはどのようなものなのか?

マイクロソフトはE3で携帯ゲーム機「Zune X」を発表するとされています。本当ならば主要メーカー3社が全て携帯ゲーム機市場に参入することになりますが、「Zune X」に関しては否定的な見方も多く、現時点での真相は不明。モーションを検知するカメラやWiiのような新型コントローラーを発表するとも言われています。マイクロソフトは3Dカメラを手がける3DV Systemsの買収に動いているとされており、同社の「動き」への取り組みが注目されます。

毎年、E3の前には様々な噂が囁かれますが、その多くは実現することなく消えていきます。2008年E3の前には「『光神話 パルテナの鏡』のWii版が発表される」「Xbox360にモーションを検知するコントローラーが出る」といった情報がありましたが、噂の域を出ることはありませんでした。

噂の多さと不正確さに憤るべきでしょうか。よく見ると、噂の多くは受け手の願望から生まれていることが分かります。『マリオ』や『ゼルダの伝説』の新作を遊びたい。新型のPSPがあったら凄い。マイクロソフトが携帯ゲーム機に参入したらどうなるのか。
こうした噂が生まれるのは、ゲーム業界への期待度の高さも現しているのではないでしょうか。誰も期待していない業界には噂の一つも生まれないでしょう。噂が消えた時こそ、ゲーム業界の本当の落日なのではないでしょうか。

イベントを前にして飛び交う噂の数々が、本当なのかどうか頭を捻る。
こうした楽しみもビッグイベントならではのものであり、「自分がどの噂に反応したか」でゲーム業界のどういった部分に期待しているかを自己分析するチャンスなのかも知れません。
《水口真》

編集部おすすめの記事

ゲームビジネス アクセスランキング

  1. 7月14日オープンの「VR ZONE SHINJUKU」詳細発表! 『マリオカート』や「攻殻」のアクティビティも─気になる料金は?

    7月14日オープンの「VR ZONE SHINJUKU」詳細発表! 『マリオカート』や「攻殻」のアクティビティも─気になる料金は?

  2. YouTubeを活用したプロモーションを成功させる3つの原則(後編)

    YouTubeを活用したプロモーションを成功させる3つの原則(後編)

  3. YouTubeを活用したプロモーションを成功させる3つの原則(前編)

    YouTubeを活用したプロモーションを成功させる3つの原則(前編)

  4. ドン・キホーテでVR動画スターターセットが先行発売! DMMで使える動画ポイント付き

  5. Oculus、VR技術巡る裁判でZeniMaxに5億ドルの賠償金支払いへ【UPDATE】

  6. 【特集】『東方Project』商業・海外展開の裏側、その背景には時代の変化が

  7. 【レポート】日本のゲーム産業に対する大いなる誤解―角川ゲームス安田氏の基調講演

  8. 今語られる『どうぶつの森』誕生秘話!「社長が訊く」最新号

  9. 「日本と海外におけるゲーマーにとってのリージョン制限」・・・イバイ・アメストイ「ゲームウォーズ 海外VS日本」第22回

  10. 【特集】VRで盛り上がるジョイポリス、だがセガは1994年にVRアトラクション「VR-1」を導入していた

アクセスランキングをもっと見る