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欧州評議会、オンラインゲームの人権に関するガイドラインを発表

ソーシャル・オンラインゲーム オンラインゲーム

欧州評議会(Council of Europe)はオンラインゲーム上の人権に関するガイドラインを発表しました。

欧州評議会はオンラインゲームに対し「適切に設計されたオンラインゲームは学習と創造、社会的インタラクションを強化する強力なツールとなることができ、情報社会から利益を得るのを助ける」とポジティブな評価を与えると同時に「個人の権利と感性に不注意なショックを与えかねないものである」と警告。

「オンラインゲームは、特に子供たちと若者のため、個人の人生と成長において重要でポジティブな役割を演じることができる」ものの、「権利、自由、価値観、尊厳の重要性をゲームデザインとマーケティングに織り込むことは、考慮されるに充分重要である」と人権に配慮することの重要性を説いています。

オンラインゲーム事業者に対し、「オンラインゲームをサービスする前に、プレイヤーの感性、尊厳、価値観にゲーム内容がどのような影響を与え得るか考慮して下さい」とゲーム内容がプレイヤーの精神衛生に与える影響の大きさを警告。

「物理的・精神的もしくは性的な暴力の不必要な描写」や「未成年の成長に影響を与えうる非人間的、残酷さ、性差別主義的な内容」、「窃盗、暴力、ドラッグの濫用のように犯罪的で有害な振る舞いを支持していると見られる内容」、「極端なナショナリズム、自民族中心主義(自国の民族が他国民より優れているとする考え)、外国人恐怖や人種主義を主張する内容」などを注意すべきであるとしています。

また、子供や若年層をターゲットとしたゲームをサービスする際は、これに伴う精神的、物理的なリスクに関して適切な情報を提供すべきであると指導しています。

オンラインゲーム、特にMMORPGは各タイトルが仮想社会を内包、そこで長時間過ごすことが前提となっているだけにその影響は小さなものではないはず。
助け合いや無償の奉仕など心温まるエピソードがある一方で、PK(他のプレイヤーに合意無く戦闘を仕掛けて倒すこと)やゲーム内詐欺の標的にされたり、暴言を浴びせられたりと平穏とは言い難い出来事が起こる可能性も存在しています。

今回のガイドラインはオンラインゲームがプレイヤーに与える精神的な影響の大きさに着目しており、特にナショナリズムや自民族中心主義に言及した部分が今までになかったところといえるでしょう。
《水口真》

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