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【GDC 2009】海外企業との取り引きを目指す日本メーカーの取り組み

ゲームビジネス その他

【GDC 2009】海外企業との取り引きを目指す日本メーカーの取り組み
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GDC会場では、講義以外にもさまざまなイベントが併設されます。ビジネスマッチングイベント「ゲームコネクション」(GC)もその一つで、3月24日から3日間(現地時間)、さまざまな商談が繰り広げられます。ここで日本貿易振興機構(ジェトロ)が「GDCジャパン/ジェトロブース」を設置していると聞き、取材に行って来ました。

ゲームコネクションの会場風景。


GC会場はGDCで基調講演が行われる「モスコーニュ・サウス」の地下にあり、数十の小さな商談ブースが設置されています。登録もGDCとは完全に別で、中にはGDCに参加せず、GCだけに訪れる人もいます。ドイツやカナダ、韓国など、ゲーム産業の支援策を採る国々では、ブースが固められて、カントリーゾーンとして設置されているものもあります。ジャパンブースもそうした一画にありました。

ジェトロがGCに出展するのは今年が2回目で、昨年はGDCのエキスポ会場にも出展したのですが、今年はGCに絞り、商談サポートに重点が置かれました。今年参加したのはゲームディベロッパー・CG企業の9社で、海外のゲームパブリッシャーに向けて、日本のゲームコンテンツのPRやビジネスミーティングを行うことを目的とされました。

取材ではそのうちの2社、バウハウス・エンタテインメントとプレミアムエージェンシーに話を伺うことができました。共にCG関連に強い企業で、昨年度に引き続いての参加となります。

『NINJA GAIDEN Σ』PS3版)『無双OROCHI』(PS2版)などの開発協力で実績のあるバウハウス・エンタテイメントでは、海外のパブリッシャーからの製作受注を目的に参加したとのことでした。ただし世界同時不況の影響で、昨年度に比べるとパブリッシャーとのマッチング数が減少したそうです。逆に海外のディベロッパーがミーティングに訪れて、日本のパブリッシャーへの共同営業をもちかけられることもあるとか。同社の西村和久プロデューサーは、こうした変化を逆に好機と捉えて、立体的な国際戦略を展開していきたいと話してくれました。

PS3『メタルギアソリッド4』や、映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」などのCG制作に携わったプレミアムエージェンシーでも、景気の不透明感に関する話題が出ました。一方で同社は数年前からアジア圏を中心に分業体制を敷いており、海外展開に一歩先んじている企業でもあります。セガ・エンタープライゼスで「シェンムー」などの開発にも関わった山路和紀社長は、ジェトロブースのメリットとして、北米だけでなく、欧州企業とのビジネスミーティングもできる点をあげました。今後もGCの参加を含めて、多面的な営業展開を行っていくそうです。

ジェトロでコンテンツの輸出促進を担当する中澤義晴(左)と、ロサンゼルスセンターの小林浩人氏(右)。西村和久氏プロデューサー(左端)と、バウハウス・エンタテインメントの面々。プレミアムエージェンシーの山路和紀社長(左)と、高橋鮎美さん(右)。


海外市場、特に欧州の伸びが著しい一方で、国内のゲーム市場は再び縮小傾向を見せており、中小のディベロッパーが生き残っていくには、海外受注を視野に入れた企業戦略が欠かせない状況になりつつあります。こうした中でジェトロが中小企業を中心としたゲーム産業の支援を行っていることは興味深く、ますますの発展と成果を期待したいところです。

■ジャパンブース参加企業
アークシステムワークス▽リズ▽デジタルワークスエンターテイメント▽ヴァンガード▽ランド・ホー!▽ジークレスト▽アクワイア▽バウハウス・エンタテインメント▽プレミアムエージェンシー
《小野憲史》

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