Inna Bukatina氏によれば、ロシア市場はゲームの小売価格が抑えられる傾向があり、利幅が小さいものの、海賊版などの被害は大きく減少していて、非常に大きなポテンシャルを持っているとのことです。PCが中心で家庭用ゲーム機はまだ普及が少ないようですが、潜在的には500万のゲーム人口が居ると考えられています。
任天堂に関してはロシアでは苦戦をしているそうで、ロシアでは純粋なゲーム機よりは様々な機能を持ったデバイスが好まれる傾向にあるそうです。また、WiiやDSはゲーム人口を拡大することで成功を収めましたが、ロシアの上の世代になると、高機能なデバイスを使った事の無い人も多く、ゲームをプレイするまでに至っていないとInna Bukatina氏は述べています。
海賊版は数年前までは約99パーセントのゲームが海賊版であったのが、現在では60パーセント以下になっていて、今でも積極的な対応策が取られているそうです。多くの新興国と同様にDS市場ではとりわけ被害が大きいのですが、各社は商標登録などで対処を続けていて、楽観的に見ているようです。
次のマーケットとして期待がかかります。
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