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【TGS2008】都市を駆け抜けるヒロインの疾走感−『ミラーズエッジ』シニアプロデューサーに聞く

EA(エレクトロニック・アーツ)の注目作『ミラーズエッジ』。シニアプロデューサーのオーウェン・オブライエン氏のプレイを拝見しながら質問をさせて頂きました。

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ミラーズエッジ
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EA(エレクトロニック・アーツ)の注目作『ミラーズエッジ』。シニアプロデューサーのオーウェン・オブライエン氏のプレイを拝見しながら質問をさせて頂きました。

オーウェン・オブライエン氏


INSIDE:本日はよろしくお願いします。『ミラーズエッジ』とはどういった内容のゲームですか?

オブライエン氏:『ミラーズエッジ』は情報の運び屋であるヒロインの「フェイス」が都市を駆け抜ける一人称のアクションゲームです。『ミラーズエッジ』はフロー(流れ)のゲームです。例えば高いところから飛び降りた際に前転して衝撃を吸収する。金網を乗り越える。床に空いたスペースをスライディングで抜ける。こうしたアクションによって流れを作り、スムーズにゲームを進めることができます。

他にはどんなアクションがあるんですか?

オブライエン氏:ビルの間に渡されたクレーンの上を綱渡りしたり、壁面を走ることができます。例えば、大きな段差が谷のようになっている場所は普通に移動すると時間がかかるんですが、その横の壁を走ることで大幅に時間を短縮することができます。



フェイスはクレーンを綱渡り。主観視点だけあり、もの凄い臨場感です。


オブライエン氏:アクションは多彩ですが操作はシンプルです。ボタン一つでビルの間に渡されたワイヤーを滑り降りることもできます。

抜けるような青空や壁面の黄色、パイプの赤色など、非常に印象的なビジュアルになっていますが。



オブライエン氏:スクリーンショット(画面写真)を見て、一目で分かるゲームを作りたかったというところがあります。最近のゲームはリアル志向のグラフィックで暗めの画面のものが多いですが、それらのスクリーンショットがズラリと並ぶと区別が付けづらい。でも『ミラーズエッジ』のスクリーンショットは一目で分かるはずです。

オブライエン氏:敵からは逃げることも戦うこともできます。プレイヤーの選択次第です。敵の数が多いので今は逃げます。戦闘も移動と同様、シンプルな操作で行えます。敵はこちらを追ってきていますので、流れが重要になります。

オブライエン氏:「リアクションタイム」という能力を使えば、時間をスローモーションにすることもできます。銃が赤く光った時にボタンを押せば、銃を奪い取ることができます。



フェイスはスローモーションになった敵の腕を取り、顔面に膝蹴りを入れて銃を奪い取ります。映画さながらのアクションです。

オブライエン氏:銃を奪えば敵を撃つこともできます。但し、武器は一時的なものです。武器を持っていると動きが遅くなるなど色々なデメリットがありますので、多くのプレイヤーは必要なくなったら武器を捨てるでしょう。

多くのゲームでは武器が非常に重要なファクターとなっていますが、『ミラーズエッジ』では違うということですか?

オブライエン氏:FPS(一人称シューティング)の多くは人間よりも武器が重要視されていますが、そうしたものとは違い、主人公を重視したかったという部分があります。

多くのアクションゲームは三人称になっていますが、『ミラーズエッジ』が一人称であるのも、主人公重視の姿勢の表れですか?

オブライエン氏:一人称にすることで、プレイヤーが主人公自身であるという感覚が深まります。追われたりアクションしたりした時のドキドキが、よりリアルに感じられるようになります。それに、三人称のアクションゲームは『アサシン クリード』や『プリンス オブ ペルシャ』など他にも色々あります。



主人公のフェイスは東洋人風のビジュアルになっていますが、その理由は?

オブライエン氏:『ミラーズエッジ』の舞台は、様々な国の風景を混ぜ合わせたものとなっています。主人公が東洋人風になっているのもその現れです。アジア市場を特別に意識したというわけではありません。

『ミラーズエッジ』には強い身体性が感じられますが、スポーツの経験などはありますか?

オブライエン氏:私は空手を6年ほどやっていました。なので、そうした部分がゲームに反映されているのかも知れませんね。

日本の読者に一言メッセージをお願いします。

オブライエン氏:『ミラーズエッジ』はアクションスターになれるゲームです。アクションスターになることは現実には難しいですが、『ミラーズエッジ』の世界であればアクションスターのような活躍ができます。

本日はありがとうございました。

EAブースの中でもかなりの盛況となっていた『ミラーズエッジ』。プレイアブルなものが公開されてからあまり日が経っていないとのことで、列には海外プレスの姿も多く見られました。一人称のアクションで、戦闘がメインではなく人工建造物の間を駆け抜けていく……と個性的なゲームデザインに加えて一人称ならではの臨場感溢れる迫力のビジュアルとなっており、12月11日(木)の発売が楽しみな一作といえるでしょう。
《水口真》
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