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【E3 2008】PS3独占タイトルを多数紹介、SCEプレスカンファレンス

E3 2008に先だって開催されたハードメーカーのプレスカンファレンスで、最後に開催したのがソニー・コンピュータ・エンタテインメント・アメリカ(SCEA)でした。

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E3 2008に先だって開催されたハードメーカーのプレスカンファレンスで、最後に開催したのがソニー・コンピュータ・エンタテインメント・アメリカ(SCEA)でした。



SCEAのプレスカンファレンスは、さまざまな意味でマイクロソフトの内容とよく似ていました。ハードコア向けの新作ソフトのデモ、オンラインサービスの拡充、映像配信事業をはじめとした、非ゲーマー層へのアピールなどです。しかし、マイクロソフトがサードパーティタイトルの紹介に比較的時間を割いたのに対して、SCEAのジャック・トレットン社長はファーストパーティタイトルの紹介に重点を置きました。

それでは、ポイントを絞ってプレスカンファレンスの内容を紹介していきましょう。ハードウェア関係では、プレイステーション3の80GBモデル「コアパック」が9月に399.99ドルで発売されるとアナウンスされました。北米地域では40GBモデルが399.99ドルで販売されており、実質的な値下げとなります。対するマイクロソフトは349ドルと価格据え置きで、HDD容量を3倍にした60GBモデルのXbox360を8月上旬から発売しており、現行モデルも50ドル値下げの299ドルで発売すると発表しています。これを受けての施策ではないでしょうか。日本での価格施策は不明ですが、E3後の動向を注視したいところです。



新作タイトルについては、まず冒頭でローンチタイトル「RESISTANCE(レジスタンス) 〜人類没落の日〜」の続編「RESISTANCE 2」が発表されました。グラフィック性能の向上と共に、アクションゲームでは敵キャラクターが巨大になる傾向にありますが、本作ではビルほどの巨大なモンスターが登場し、大迫力で迫ってきます。口の中にロケットランチャーをぶち込むなど、ド派手なアクションが特徴的でした。デモの舞台は異星人に侵略された米ワシントンDCで、荒涼とした世界観が良く表現されていました。



なお「RESISTANCE」シリーズはPSPでも「RESISTANCE -RETRIBUTION-」として来春発売の予定です。このほかPSPでは「LocoRoco2」「PATAPON 2」などの新規タイトルの映像発表がありました。人気ゲームの同梱パック"エンターテイメントパック"には、新たに「Ratchet and Clank Size Matters」が加わることになりました。

このほか詳細は不明ながら、PS2の大ヒットアクション「ゴッドオブウォー」最新作の「III」が満を持してPS3に登場することが表明され、会場の拍手を浴びました。「PLAY、CREATE、SHARE」を標榜するWEB2.0的ゲーム「リトルビッグプラネット」も本年10月にリリースとアナウンスされました。

最大の注目を集めたのが、最後に紹介されたミリタリーアクション「MAG」です。「マッシブ・アクション・ゲーム」の略称のとおり、最大256名でプレイできるPS3の大規模アクションゲームで、プレイヤーはオンライン上で8人の小隊編成で戦うことになります(2陣営の場合は32小隊ずつの編成となるため、中隊以上の編成があるかもしれません)。功績に応じてキャラクターは昇進していきます。組織での戦いを前面に押し出した近代戦ゲームで、新しい可能性とコミュニケーションを感じさせるタイトルです。ラグ処理などの技術面でも注目されます。



もうひとつ大きな発表がありました。ソニー・オンラインエンタテインメントによるPS3向けのオンラインタイトル「DC Universe Online」です。スーパーマンやバットマン、ワンダーウーマンといった歴代のスーパーヒーロー・ヒロインが仮想世界に集結する内容で、もちろんジョーカーなどの悪役も登場します。ゲームの詳細は未定ですが、同じソニーグループであり、「エバークエスト」などのMMOPRGで有名な同社が、満を持してPSに参入するということで、動向に注目したいタイトルです。



続いてオンライン関係の発表に移りましょう。大きなトピックとしては、PS3を用いたビデオ配信サービスが本日(米国時間で7月15日)、開始されたとアナウンスされました。6月26日のソニー経営方針説明会で紹介されたもので、映画などのコンテンツをPLAYSTATION Network内のビデオストアで販売し、ダウンロードした映像をPS3だけでなく、PSPにも転送して視聴できます。配給会社もソニー・ピクチャーズのほか、ディズニー、ワーナー、20世紀フォックスなどハリウッド大手7社が参入。国内での展開は未定ですが、こちらも期待したいところです。

このほか全世界のニュースや天気予報などがわかる「Life with PlayStation」サービスについても概要が触れられました。仮想世界サービス「Playstation Home」のデモもありましたが、こちらは残念ながら開始時期のアナウンスはありませんでした。

昨年のカンファレンスで、SCEAは「Games,Games and More Games……」というキーワードをかかげ、PS3のソフトラインアップの充実ぶりをアピールしました。しかし、実際はサードパーティ製の多くがXbox360やPCとのマルチタイトルでした。それが今年は一転して、SCEAを中心としたPS3独占タイトルを押しだし、プラットフォームの独自性をアピールしてきました。冒頭でトレットン氏は「PS2が発売されて「GTAIII」まで4年、「ゴッドオブウォーII」まで7年かかった」と述べましたが、PS3の社内ソフト開発体制がようやく実を結びつつあるということでしょうか。

自社ハードを自社ソフトで支えるという構図はプラットフォームフォルダーとしてあるべき姿です。ソフトメーカーとしてのSCEAの底力と覚悟を感じたカンファレンスでした。
《小野憲史》

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