バンダイは、2008年3月27日（木）に「モンスターハンタードリンク」を発売すると発表しました。「モンハン」シリーズの影の主役と言えば傷を癒す「回復薬」ですが、「モンスターハンタードリンク」は「回復薬」がモチーフとなった、爽やかなフルーツミックス味ドリンク（清涼飲料水）。ゲーム内に現実の商品を登場させるゲーム内広告とは逆の展開ですが、「FF」のポーションや今回の「モンスターハンタードリンク」など、概ね好意的に迎えられているのが面白いところ。ゲームの知名度を上げるという送り手の都合ばかりでなく、薬を飲んで体力を回復する「ごっこ遊び」的な楽しさが鍵なのではないでしょうか。また、この商品を買わなくてもゲーム的にはなんら有利不利が発生しないという辺りもポイントといえそうです。商品や広告などで、ゲームと現実の世界を結びつける試みはまだまだ発展途上。「モンスターハンタードリンク」の売上如何によっては、新たな展開が生まれるのではないでしょうか。
ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、MMORPG『ラグナロクオンライン2』の開発状況を公開しました。
オープンβテスト（正式サービス開始前に、誰でも参加できるテストプレイ）で寄せられた不具合に関しては修正のメドがたち、更なるクオリティアップのため、開発元である韓国グラヴィティ社と協議を重ねているのが現在の『ラグナロクオンライン2』。注目度抜群の超ビッグタイトルの正式サービスが延期されているということで、影響が少なかろうはずがありません。『ラグナロクオンライン』はガンホーの看板コンテンツというだけでなく、オンラインゲーム業界をリードすべき存在。つまり現時点では次世代リーダーが不在の状況と言っても過言ではないでしょう。リーダー不在の状況は下克上のチャンスでもあります。次世代リーダーが就任するまでの貴重な時間、どう使うかは各運営会社次第といえるでしょう。
デックスエンタテインメントは、オンラインゲーム『KING OF WANDS（キングオブワンズ）』において、2008年2月28日（木）にアップデートを実装。プレイヤー同士の戦いを見られる「観戦モード」を追加しました。
Flashベースのカードゲームでは初となる「観戦モード」、途中から観戦した場合でも、これまでの経過を早回しで見ることができるため、上級者のテクニックを見るのにもってこいの仕様。それだけでなく、試合内容がオープンになることで、「魅せる試合」「名勝負」といった新たな評価軸が加わるのではないでしょうか。
「Youtube」や「ニコニコ動画」における「職人」によるプレイ動画の配信は、ゲームの評価に新たな価値観を加えました。一人の「職人」は実に多くの人を楽しませることができるのです。『KING OF WANDS』でも試合の楽しさで勝負する「職人」が現れるのであれば、それは2008年的な到達点の一つとなるのではないでしょうか。プレイ動画の配信に限らず「職人」の育成は、今後のオンラインゲームにおいて大きなキーとなりそうです。
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