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Shoot It! - #044 光るキーボードでLANゲームパーティに行こう!

BIGLANがようやく開催されることになりました。BIGLANは自分のパソコンを持ち寄って遊ぶLANゲームパーティで日本最大級の催しです。2006年は4回も開催されましたが、11月を最後に途絶えてしまいました。実はこの間、BIGLAN実行委員会が「株式会社 成」へと法人化し、今後のBIGLANへの足固めを行っていたのでした。12月15-16日に、1年1ヵ月ぶりに開催される第6回はパワーアップ。秋葉原の新しいシンボルとなったUDXビルに80席が用意されます。Eスポーツスタジアムも併催されるので、かなり賑わいそうです。

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BIGLANがようやく開催されることになりました。BIGLANは自分のパソコンを持ち寄って遊ぶLANゲームパーティで日本最大級の催しです。2006年は4回も開催されましたが、11月を最後に途絶えてしまいました。実はこの間、BIGLAN実行委員会が「株式会社 成」へと法人化し、今後のBIGLANへの足固めを行っていたのでした。12月15-16日に、1年1ヵ月ぶりに開催される第6回はパワーアップ。秋葉原の新しいシンボルとなったUDXビルに80席が用意されます。Eスポーツスタジアムも併催されるので、かなり賑わいそうです。

LANゲームパーティの参加者のなかには、自分のパソコンを飾り立てる人々がいます。おそらく最初の目的は「自分のPCを区別するため」だったことでしょう。米国でLANゲームパーティが始まった頃は、メーカー製PCはほとんど同じ形でした。自作PC用のケースも白やクリーム色の地味なPCケースばかり。これが後に、ショッププランドPCをホワイトボックスと呼ぶ語源になります。そんなPCを大勢が持ち込むと、自分のPCがどれだか解らなくなってしまう。そこでLANゲームパーティではステッカーを貼ったり、全塗装したりというPCデコレーションが流行しました。PCケースのデザインが多様化した現在でも「デコパソ」文化は進化し続けており、現在はLEDなどのイルミネーションを仕込む「光系」が主流です。PCの内部を光らせ、それを見せるために窓を開けたPCケースもあるほどです。

かく言う私のゲーム用PCもブルーのイルミネーションを仕込んでいます。CPUクーラーやPCケースのファンは青色LEDを組み込んだパーツを買いました。フロントパネルにはそれらのファンをコントロールするパーツを取り付けています。これも光ります。高性能ビデオカードを搭載しているため、当初の電源では容量不足になってしまい、フロントベイに補助電源を搭載しましたが、こちらも淡く青色に光ります。前回のBIGLANでは、会場でネオン管を購入して取り付けました。これでもかなり明るいのですが、上には上がいるもので、もっと明るいデコパソがたくさんありました。こうしたデコパソを鑑賞するのも楽しみのひとつ。BIGLANはPCを持ち込まなくてもビジターとして入場できますから、デコパソを見物にいらしてください。ジロジロ見ても大丈夫です。みんな見せたがり屋です(笑)。

今年のデコパソはPCだけではなく、マウスやキーボードを光らせる人が増えそうです。この一年間で、光るキーボードやマウスがいくつも発売されました。もっと前から光るキーボードやマウスはありましたが、電気街のパーツショップや通販で買うモノ、「通好みの逸品」という印象でした。しかし今年はロジクールやマイクロソフトなど、日本国内に販路を持つメーカーからゲーミングマウス、ゲーミングキーボードとして発売されたため、とても入手しやすくなりました。今年のBIGLANは入力デバイスにも注目です。

『Microsoft Reclusa』は青色に輝くキーボードです。キートップの底に仕込んだLEDのおかげで、キー全体が青く浮かび上がります。少し前に発売されたマウス『Microsoft Habu』も青く光るので、このふたつを組み合わせるとさらに美しい。まるで高層ビルから都会の夜景を眺めるような気分になります。おっと、これはちょっと褒めすぎでしたね。この組み合わせて注意すべきポイントは、Reclusaに付属しているUSBハブ機能に「Habu」は繋がらないことです。大変残念ですが、電源容量が足りない、というメッセージが出てしまい、Habuが動作しません。ReclusaもHabuも美しいイルミネーションが特長ですが、それが消費電力の大きさという面で仇になってしまった格好です。しかし、Reclusaのハブ機能はUSBメモリーやカードリーダーを繋ぐ場合などで便利なことは確かです。

ところで、Reclusaの特徴は光るだけではありません。Habuと同じく、ゲーミングデバイスメーカーとして有名なRazerと共同開発した製品です。つまり、ゲーマーにとって嬉しい性能や機能が盛り込まれているのです。

第一の特長は遅延防止対策。製品サイトには「Razer HYPERESPONSE キー動作を提供」とあります。その仕組みについての具体的な情報は見あたりませんが、Razerブランドのキーボード『Tarantula』のスペックを見ると、HYPERESPONSE技術に基づいたキーカップデザインを施し、1ミリ秒あたり1000回のポーリングを行うとあります。また、Razerが配布しているハンドブック『Razer - Boot Camp For the n00b』によると「この技術をマイクロソフトとのコラボレーションモデルに採用する」と明記しているので、ReclusaはTarantulaと同じ性能を持っていると考えて良いでしょう。残念ながら私には他のキーボードと比較してもレスポンスの差が解りませんでしたが、いまのキーボードのレスポンスに不満のある上級プレーヤーは試す価値がありそうです。

もっと解りやすい特長はキーボード両端のホットキーです。これは便利でした。ホットキーは縦に3つ並んだ通常タイプのキーと、キーボードの縁に平らなバンパーキーがあります。これらのキーはゲーム中にキーボードを見なくても解りやすい位置にあります。

私は通常タイプのキーに画面キャプチャーなどゲーム中に使うキーを割り当てました。3Dシューティングゲームの激しい戦闘中でもマウスやWASDキーから指を離さずに、左手の小指で撮れました。ボイスチャットの起動や通話に割り当てても便利です。ALTキー+文字キーで割り当てたキーボードショートカットを1ボタン化できるので、ゲーム用途以外にも便利に使えそうです。キーボード操作を記録し、動作を再現するキーマクロ機能があるので、ゲーム開始時の武装選択やMMORPGの買い物など定例的な動作を登録できます。

バンパーキーは製品サイトによると「マウスを操作している指で横から叩くように押す」そうです。これは上手いことを考えたものです。キーボードの両側に配置したと言うことは、マウスを左手で使うユーザーに配慮したと言うことでしょう。私は右のバンパーキーに「R」ボタン、弾薬の補充を割り当てました。「扉を開ける」、「拾う」などのコマンドを割り当てるアイデアもありますが、横から押すという使い方は誤操作の不安がありました。ふたつのボタンがもっと離れていたら良かったと思います。隣同士のボタンには同じ機能を割り当てた方が使いやすいと感じました。

ユニークなダイヤルスイッチの使い道は楽しい悩みどころです。ブロック崩しゲームのバッドや落ちモノゲームでアイテムの方向を転換するなどの用途が思い浮かびます。カーソルキーの上下や左右、PageUP/Downキーを割り当てる使い方が素直だと思います。あとは、これらのキーが機能的に使えるゲームソフトの登場を待つ必要がありそうです。例えば、左右のキーでX軸、Y軸を操作して照準を合わせるタイプ。ゲームセンターのクレーンゲームのようなゲームが登場したら楽しそうですね。

光るマウスと光るキーボードで、私のデコパソも青のコーディネートが完成しました。LANパーティ好きのパソコン選びは「見せるパソコン」です。そして次は「見せる腕」……BIGLANでみんなと遊ぶゲームをインストールして練習をはじめます。いや、こればっかりはもうひとがんばりしないといけませんね(笑)。
《杉山淳一》
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