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【今どきゲーム事情】中国コンテンツ産業の重鎮、金庸氏が明かす「中華圏でウケる」コンテンツ開発の秘策

■ゲーム、アニメ、映画、テレビドラマとすべてのジャンルで中華圏を席巻する金庸作品

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【今どきゲーム事情】中国コンテンツ産業の重鎮、金庸氏が明かす「中華圏でウケる」コンテンツ開発の秘策
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■ゲーム、アニメ、映画、テレビドラマとすべてのジャンルで中華圏を席巻する金庸作品

現在(9月19日〜10月28日)、東京ゲームショウを皮切りに、「JAPAN国際コンテンツフェスティバル(コ・フェスタ)」が開催されていますが、そのパートナーイベントとして「クリエイティブ・インダストリー・ショーケース in 関西」が同時開催されています。その一貫として9月29日・30日に京都太秦映画村にて「太秦戦国祭り上洛決戦 2.0」(以下、上洛決戦 2.0)が開催されました。今回は、「上洛決戦 2.0」で展開されていたゲームブースの模様と、その中の産学連携シンポジウム「国際クロスメディアシンポジウム」で発表された、中国コンテンツ産業の重鎮、金庸氏が準備した基調講演の内容から、中華圏でウケるコンテンツを生み出す要素について探っていきます。










中村座 ※クリックで拡大画面を表示
 

9月30日、京都太秦映画村内中村座にて「国際クロスメディアシンポジウム」が開催されました。同シンポジウムはその副題を「歴史創作の魅力を探る〜アジアンエンタテインメントの展望」とし、歴史を題材に、映画、テレビドラマ、ゲームで活躍されている第一線のプロデューサーから、その源流から現状、そして展望を伺うという学術シンポジウムです。その基調講演の登壇者として、歴史創作、そして同ジャンルのクロスメディア展開という意味で、重鎮である金庸氏が選ばれました。中国において、「指輪物語」のJ.R.R.トーキンと並び称されるほどの同氏ですが、1950年代から作家としての執筆活動をはじめ、72 年に小説家として断筆するまでのおよそ20年の間に長中編の作品と短編を含め15作の武侠ジャンルとよばれる中華圏特有のファンタジー小説を執筆しています。その後は、敏腕経営者として、また、主筆として新聞社「明報」に関わるかたわら、これら15作品の改編を続けてきました。









中村座 ※クリックで拡大画面を表示
 

金庸作品の特徴は、緻密な時代設定と正確な時代考証に、気功と義侠で彩られた架空の世界“江湖”を融合させることで、武侠小説を単なる大衆娯楽小説から重厚な叙事詩へと昇華させたことにあります。このような作品そのもののもつ重厚感は、新聞掲載時から多くの人々を魅了し、断筆前より、映画化、テレビドラマ化されました。その後も、ゲーム、オンラインゲーム、ケータイコンテンツとあらたなメディアの誕生とともにこれらの作品を原作としたコンテンツが開発されて、かつ非常に高い人気を維持しています。時代の流れとともに、各メディアごとにリメイクが継続的に続けられ、現在も15作品のうちのいずれかが、台湾、香港、中国、シンガポールといった国々でプロデュースされ続けています。

ゲームにおいてもこれは例外ではなく、先日行われたChina Joyにおいても「天龍八部」のオンラインゲームの開発が発表されています。台湾においては、現在大型MMOPRGの企画が進行中であるとの噂もあります。

■アジアで受け入れられる傾向にあると、金庸氏、自ら分析したその理由とは


《中村彰憲》
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