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オンラインゲーム一週間『日本人が受け入れることのできるPvPとは』

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真夏日が続いた8月第2週は、各社お盆休みとその後を睨んでアップデート及び情報公開を行う仕込みの週となりました。

ガマニアは、MMORPG「ホーリービースト」において、2007年8月9日(木)にアップデートを実装すると発表しました。

このアップデートでは、PvP(プレイヤー同士の戦い)コンテンツとなる「ビーストコンバット」が実装されます。ギルド(プレイヤー同士の集まり)が戦うという内容で、毎週水・土曜の「ビーストコンバット」に勝利すれば「群団本陣」が使用可能になるなどの特典を得ることができます。特典による利益でプレイヤーの結束を誘導するという分かりやすい方法だけに、効果が期待されるところです。

ゴンゾロッソオンラインは、MMORPG「パンドラサーガ」のサービスを2007年中に開始すると発表しました。

国内メーカーであるヘッドロックが開発する「パンドラサーガ」は3ヶ国の戦争がテーマ。アクション性・戦術性の高い対人戦をフィーチャーしたタイトルとなっています。マレーシア・インド・ベトナムでの展開も予定されているとのことで、日本とアジア各国のどちらに軸足を置いた開発となるかが注目されます。

PvPは、MMORPGにおける新たな可能性として注目を集めているフィーチャーです。基本的にMMORPGはモンスターとの戦いですが、人との戦いに勝利するためは囮を用意する、相手の裏をかく、敵陣営に密偵を潜入させるなど、知性と工夫が必要とされます。PvPはモンスター相手とは全く異なったスリルをもたらしてくれるのです。

少々身も蓋もない言い方をしてしまえば、プレイヤー同士を戦わせることにより、コンテンツの消費速度を抑えることも可能です。アップデートで大量の新マップや新モンスターを用意しても、高レベルプレイヤーが瞬く間に攻略してしまう場合があります。しかしPvPとなればプレイヤーの間でトレンド戦術が生まれ、そのトレンド戦術に対抗すべく新たな工夫が生まれるなど、マンパワーをかけることのない広がりが期待できるのです。

「ディアブロ2」のように、勝利してもなんのメリットも得られない趣味的PvP ならともかくも、PvPやGvG(ギルド同士の戦い)で得られるメリットがあまりに大きいものであれば、プレイヤー側の意識もPvP偏重に変化する可能性があります。メリットを得る為に他のプレイヤーを狩る、メリットが得られなかった為に他のプレイヤーの責任を追及する……となってしまっては本末転倒といえるでしょう。

和を尊ぶ日本プレイヤーがPvPに抱く抵抗感も問題です。上手く使えば遊びの幅を広げるPvPだけに、より日本の実勢に合った形式の開発が期待されるところ。よりFPS(一人称シューティング)や「ギルド ウォーズ」のように競技ライクにシフトするのか。莫大な富と輝く栄光を目指すサクセスストーリーを演出するのか。インドのカレーが日本人向けの味付けとなって国民食「カレーライス」となったように、物事が広く受け入れられるには風土に合わせた変化が不可欠。PvPを日本向けにアレンジすることは日本MMORPG界の急務といえるでしょう。
《水口真》

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