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【GFF 2007】 「福岡クリエイターズサミット」豪華な面々が集結(2)

ゲームビジネス その他

「福岡ゲームクリエイターズサミット」のレポート(中)です。ここからは名越さんと上田さんにゲームとの出会いや業界に入ったきっかけについて聞いていきます。も合わせてお楽しみ下さい。下もなるべく早く掲載するようにします。

浜村 ファミコンが出たころは18歳。名越さんは造形大にいらして

名越 僕は映画がやりたくて学校に行って、でも今でこそ興収も上がってるけど当時日本映画ってもう駄目駄目で、ちゃんと職を、ファミコンが好きで、ゲームセンターにも行ってて、でも任天堂さんが京都にあることを知らなくて、京都はヤダなと。こんなでっかい会社が東京にないはずがないと(笑)。でもパッケージ見ると京都って書いてある。じゃあ、どうしよう、それで、まあセガがいいかと。

浜村 映画の延長線上のCGグラフィックみたいな可能性を感じてゲームに?

名越 そこまで具体的かは分からないけど、今から思うと先見の明があるんだけど、ちょうど上の先輩で、今からもっとハードも良くなるし、見せ方って時代に入っていくから勉強したことが役に立つよ、って言われた。ホンマかいなと思いながら入った覚えがありますね。

浜村 AM2研でCGアーティストをやってらっしゃった

名越 最初はデザイナーですね。基本的にバーチャはメインデザイナーではなかったですね。自分が直接ディレクターをやったのは『デイトナUSA』から(画面が流れる)。この時はじめてプロデューサー兼ディレクターをして、当時って両方の境界って全く無くて、自分でお金勘定して、人を集めて、今から考えると真似事でしかないけど、勉強になりました。当時の業務用って簡潔に訴えるってのが割と大事で、デザイナーがこういう方面の指揮をやるってのが理に適ってたんですね。

浜村 そのあと『モンキーボール』に『龍が如く』とすごく芸域が広い

名越 良い言い方を敢えてすると、今思いついて一番やりたい事をするようにしてるので、外から自分がどう見られてるとか、そういう状況だからこう考えなきゃって縛られて、でも自分はこうしたい、ってやると心残りがあるし、会社的には利益がちゃんと上がれば良いわけだから、よっぽどの事情が無い限り、クリエイター的にやっていくのが一番良いだろうということで。そういう意味では『龍が如く』は別件ですけどね。今まで色々鬱積していたものを爆発させた感じで。

浜村 龍が売れなければ辞めてやるっておっしゃったこともありますしね。オフレコですけど(笑)。で、次のタイトルは何て言うんですか?

名越 いやいや(笑)。次の仕事はしてますけど。『龍』と付くかは別にしても、マーケティング的には広げれた確信はあって、実際購入して貰った人も30代以上が恐ろしい数いて、女性も2割くらい居て。9割以上は絶対男性だろうと思ったら、23%くらいは女性で、これも今後の参考にしようかなと。



浜村 上田さんは一番若くてファミコンが出たときって13歳なんですね

上田 ファミコンは持ってなかったんですね。ずっとセガのゲームが好きで。

浜村 良かったですね、名越さん(会場笑)。

名越 変わった人ですね(会場笑)。

上田 もともと色数が沢山ある方が好きで。

浜村 大阪芸大の油絵学科先攻で

上田 油絵学科という学科はなくて美術学科ですね

浜村 現代美術先攻

上田 そういう先攻ないんです

浜村 適当ですね(笑)

上田 僕結構遅いんです。ゲーム業界に入ったのが今から11年前、25歳の時で、大学卒業して美術の作家になろうと作家活動をしたんだけど、それだと食えないので、同時にコンピューターに興味を抱いてる自分も居て、卒業と同時にコンピューターの会社に入って、そこでCGを身に付けたんですね。それでCGの作品をゲーム会社に送ったんです。

浜村 一番最初はワープ、飯野さんのところに居られたんですよね。エネミーゼロの頃ですか?

上田 エネミーゼロが立ち上がる前に入って、終わるくらいに辞めて、ちょうど1年半くらいですね。CGのアニメーションをやってました。大変でしたね。

浜村 それは上に居る人が大変だったんじゃ?(会場笑)

上田 仕事がハードだったんですよ。一日にアニメーションは3パートくらいやらなきゃ終わらないって感じでもの凄く詰め込んでやってたんですが、その頃に覚えた作業のスピードみたいなのは今でも生きてますね。だから一つ思うのは若いうちにどれだけ無理ができるじゃないかと思いますね。そうすると年を取ってから楽になる。

浜村 それ以降は『ICO』や『ワンダの巨像』。世界観に作家性を感じる

上田 それは良く言われるんですが、自分達的にはそんなに意識してなくて、当たり前の事を当たり前にやろうとやってるだけなんですけどねえ。だから設定を物凄く沢山書くかというとそうでもないし、一画面として見た時に完成度の高いものにしよう、というだけなんですけどね。

《土本学》

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