この人事は一般に驚きを持って向かえられたようですがプロブスト氏はマーキュリーニュースに対して「業界や会社は次の成長フェーズに向かう段階にあります。キーを次に渡すには最適の時間です」と今回の決定について述べています。
リッキティエロ氏はEAが利益の面でピークを記録していた2004年にEAを離れ、投資ファンドでゲーム業界部門を指揮してきました。EAは世界最大のパブリッシャーですが、それ以降業績は下降気味で、一時期の勢いは無いと言われています。これは業界全体の問題でもありますが、次世代機向けゲームの開発費の高騰もあり、何らかの打開策を各社必要としています。
元役員の一人は「EAでさえも大きな過ちを繰り替えす余裕はありません」と述べています。また「彼(リッキティエロ氏)が去ってからEAは少しずさんになりました。彼が戻ってくるのはEAにとってポジティブな動きです」としています。
CEOの打診があったのは僅か10日前だったそうです。リッキティエロ氏は2004年にU2のボノと共にエレベーション・パートナーを設立し、ゲーム業界内ではPandemic StudiosとBiowareの経営統合などを主導してきました。リッキティエロ氏自身、今の仕事には満足していたようですがEAを経営できる機会は他に代えがたかったようです。「私はずっとEAが大好きでした。私にとって夢の仕事です」
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