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テイク2が狙うのはスポーツゲーム帝国?

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「スポーツを制するものが米国ゲーム業界を制する」と誰かが言ったかどうかは定かではありませんが、米国でスポーツゲームはキーになります。ナンバー1パブリッシャーの地位を固めたEAのEA SPORTSには毎年発売されコンスタントにミリオンを稼ぐタイトルが幾つもあります。このようなゲームがメーカーにとって美味しいことは言うまでもありません。

今回の話はテイク2インタラクティブという会社の話です。物議を醸した『グランド・セフト・オート3』の発売元と言えば分かりやすいかもしれません。このゲームの空前の大ヒットで大手パブリッシャーの一角に名を載せることになったテイク2がその勢いをかってスポーツゲームに本格的に乗り出そうとしているようです。

最近テイク2が米国証券取引委員会(SEO)に提出した文章によれば、同社はスポーツゲームを今後積極的に取り組む分野としているようです。

テイク2は最近マイクロソフトからIndie Builtというデベロッパーを買収しました。Indieは『Top Spin(テニス)』・『Amped(スノーボード)』・『Links(ゴルフ)』などのタイトルを抱えています。更に『ロッキー』などの開発元のVenom Gamesも10月に買収しています。

もっと重要なのはテイク2がセガからビジュアルコンセプトを買収する権利を得ているということです。これは最近明らかにされたもので、セガとテイク2は今年5月に向こう3年間の海外での販売契約を締結していますが、その際に2006年3月もしくはセガとの契約が終了するまでの間にテイク2がビジュアルコンセプトとその子会社のKush Gamesを買収する権利が保証されたそうです。

ビジュアルコンセプトはセガスポーツシリーズを開発しているデベロッパーです。前述の文章は買収に関して「金額については交渉中で、私達はスポーツゲーム市場の可能性について検討を続けている」としています。

もし何処かの会社が競争の強いスポーツゲーム市場に参入に参入する場合、テイク2はその大きな候補で有り得ます。『グランド・セフト・オート』によって得た資金力を持って、先週のNFLの独占契約のような契約を結べた場合、業界地図は大きく変わる可能性があります。強大すぎるEAの存在が今ならテイク2に味方するかもしれません。


主に1UPの「Take-Two Building Sports Empire?」などから作成。
《土本学》

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