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「玩具産業白書2004年版」発表 TVゲーム不振で市場は縮小傾向

矢野経済研究所は、玩具9品目(TVゲーム、模型、ゲーム類、ぬいぐるみ、季節物など)を2003年10月から調査した「玩具産業白書2004年版」を発表しました。それによると、2002年度の玩具市場は、場構成比67.1%を占めるTVゲームの不振、全般的な商品単価の下落、ヒット商材の減少等から玩具9品目の国内出荷額ベースで、前年比3.1%減の1兆120億円となりました。

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矢野経済研究所は、玩具9品目(TVゲーム、模型、ゲーム類、ぬいぐるみ、季節物など)を2003年10月から調査した「玩具産業白書2004年版」を発表しました。それによると、2002年度の玩具市場は、場構成比67.1%を占めるTVゲームの不振、全般的な商品単価の下落、ヒット商材の減少等から玩具9品目の国内出荷額ベースで、前年比3.1%減の1兆120億円となりました。

2003年度に入ってもTVゲームの不振が続き、大型ヒット商材が見当たらないことから、市場は更に縮小に向かうことが予測されており、前年比8.5%減の9263億円にまで落ち込むと推計されています。

2002年度は、玩具菓子、カプセル玩具が大幅成長を見せ、携帯アプリゲーム市場が立ち上がった反面、期待された家庭用ゲーム機のオンラインゲームは不調に終わっています。2003年度に入ってもオンラインゲームは不調ですが、携帯アプリゲームが更に伸びています。

TVゲーム市場(出荷ベース)は、2002年度ソフトが7.0%伸びましたが、ハードが前年比33.3%減と大幅マイナスでソフト5600億円、ハード1195億円市場に縮小しています。2003年度も新規ハードの売上が伸びず、連動してソフトも大きく縮小、ソフト4985億円、ハード1039億円と、更に縮小傾向が続いています。
《クリ坊》
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