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【インプレッション】ニード・フォー・スピード アンダーグラウンド(GC)

任天堂 その他

「体感速度無限大!」の触れ込みにとともに『ニード・フォー・スピード』シリーズの最新作がゲームキューブに登場しました。

『ニード・フォー・スピード アンダーグラウンド』は、徹底した改造を施されたレースマシンを駆り、爆音とともに夜の市街地を疾走するストリート・レースゲーム。リアリティを追求するだけに留まらず、高速走行時の視界のぶれや、濡れたように光を反射するスリックロード、ボディに映り込む街の光など、スピード感を演出するビジュアルエフェクトにも力が入れられています。ビジュアルエフェクトという面では、大ジャンプしたり大事故を起こしたりした際には操作しても反映されない状態の間(車が宙に浮いてる間、車が跳ね飛んでる間)は別アングルからの画面に切り替わったりもします。

ゲームモードとしては、オリジナルシナリオで勝ち抜きレースが楽しめる「GO UNDER GROUND」モードのほか、すぐにレースが楽しめる俗に言うアーケードモードにあたる「QUICK RACE」、二人による画面分割対戦モード「SPLIT-SCREEN」などがあります。レースにも、公道の一部を閉鎖し、クローズドサーキットにして行う(コースがある程度決まっているだけでもちろん一般の車も出てくる)「CIRCUIT」、ドリフトの華麗さを競う「DRIFT」や、一般の車を避けつつ徹底してそのスピードを競うドラッグレース「DRUG」等を装備しています。

登場するマシンは全て実名で、日本やアメリカ、韓国などの豊富に揃えられています。また、装備するパーツ(スポイラーやウイング)だけでなく、ボディのカラーリングや表面に貼るデカール(シール)など、実に多くのカスタマイズ要素を実装。これらは性能には直接影響しないものもあるが、それらはゲーム中のギャラリーからの評判を決定づける大きな要因となります。

実際にプレイしてみますと、「ブレーキ踏んだっけ?」というぐらいアクセル全開という印象が強いです。逆に言えば、アクセル全開でもギリギリのところを上手く回れるため、シューティングゲームでいう大量の敵弾をスレスレで避けて走る、というものに似た感覚が味わえます。また『R:Racing Evolution』でも扱われている「モナコサーキット」のような「公道サーキット」ではなく、本当の意味で「公道」を走っているため、予想外の位置を走る一般車両をすり抜けていくのも醍醐味のひとつです。他車との競り合いの中で自己を誘発させるよう追い込むということも可能だったりして、レースで実際それがあると大差をつけることができます。

GO UNDERGROUNDモードでは最初こそほぼノーマルのマシンで走ることになるためそんなにスピードは出ないのですが、次第にマシンがカスタマイズされていくに連れてどんどんスピードが増して来ます。細かく描き込まれたグラフィックも手伝ってまさしく「無限大」な体感速度を味わえるように。『F-ZERO』や『ワイプアウト』等と違って「実感のある都市風景」である、ということもスピード感のアップに一役買っている感があります。

「限りなくアクセルベタ踏みに近い操作からでも味わえる無限大の体感速度」と共に特徴としてあげられるのが、こちらも先ほど述べたそのグラフィックなのですが、これが特徴であると同時にまた欠点となってしまっている感が否めません。『ローグスコードロン3』の際にも触れたことなのですが、グラフィックが綺麗すぎるためになかなか道が把握しずらいんですね。幸い左上に比較的倍率の高いマップ画面が表示されている他、各所にサインが設置されているもののやはり目の負担は結構大きいように感じます。ドラッグレースモードなんかだと視認してすぐレーン変更操作をしたにも関わらず車体側面が擦って大クラッシュなんてこともままあります。それもあってジーーーーッと目を見開いてプレイするもんですから自然と目が疲れます。ゲームは1時間やったら休憩しましょう.....どこじゃないこともしばしばなのです。個人的には主観視点モードの際にもうほんのちょっとカメラ位置が高いと見通せる距離も長くなって疲労の緩和につながると思うのですが。

「用意された金魚鉢みたいなサーキットにはもう飽きた」「オイラにゃもっと速ぇ車が要るぜ!」なんていう方には是非お奨めです。無茶な操作にも車が忠実についてきてくれる感覚、それを更に上回る無茶なスピードを乗りこなしていく達成感はつい「もう1回!」を誘発しますよ。
《織機 綺音》

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