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ソニックチーム中氏、ドコモ栗田氏対談レポート

26日の東京ゲームショービジネスデーにて、14時からソニックチーム社長の中裕司氏とNTTDoCoMoの栗田穣崇氏の対談が行われました。対談の内容は「iモードの魅力とゲームの進化」についてでした。DoCoMoブースで行われたため、話の中心はどうしてもそちらに偏りがちでしたが、午前に行われた岩田任天堂社長の基調公演の内容とも通じる部分がありゲーム業界全体について興味深いお話も出てきています。ここでは話の流れに沿って概要をまとめます。

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26日の東京ゲームショービジネスデーにて、14時からソニックチーム社長の中裕司氏とNTTDoCoMoの栗田穣崇氏の対談が行われました。対談の内容は「iモードの魅力とゲームの進化」についてでした。DoCoMoブースで行われたため、話の中心はどうしてもそちらに偏りがちでしたが、午前に行われた岩田任天堂社長の基調公演の内容とも通じる部分がありゲーム業界全体について興味深いお話も出てきています。ここでは話の流れに沿って概要をまとめます。

まず、中氏は司会者に「コンシューマソニックの生みの親」として紹介され、中氏は栗田氏からの質問を答えるという形で対談が進行していきました。
最初に中氏は携帯電話機向けのゲームの開発に携わるきっかけについて、昨今のゲーム市場の縮小による落ち込みであると述べています。携帯電話の爆発的な普及によりゲームが売れなくなったという議論がなされているのを聞き、ならばそれを使ってゲームを作ってやろう!と思い502のころから携帯電話のゲームの開発に携わり始めたそうです。しかし、当時はGIFアニメなどで作ろうとしたときにPC上では動いていたものが携帯電話に当てはめた場合にとまってしまうなど、技術的な問題が耐えなかったそうです。

しかし、503以降のアプリ搭載型の携帯電話が普及することによりその手の問題は一気に解決し、開発が軌道に乗り始めたそうです。

携帯電話を扱ってみて、当然のことですがコンシューマゲーム機に比べると容量が違うことが一番の違いだったそうです。しかし、コンシューマの場合は大勢のスタッフで1〜2年かけて作るようになっているが、そんな長期間に及ぶことがなく作っていて楽しいとのことです。ファミコンやかつてのセガのコンシューマハードのころに似ていて懐かしいとも言っています。作り始めてすぐ形にできるので、今ゲームを作ったりゲーム業界に入りたいと思う人はまず、アプリでやると面白さの本質が理解できるとのことです。今の時代はゲームを作るときに1人1人がパーツを作り、それを×50人分というような形で長期間かけて大作を製作をしている。アプリの場合はプログラマが一人で作って、手直しもすべて自前。それが製作側としても楽しいし、同時にゲーム自体の楽しみにもつながると言っています。

ユーザー層に関してですが、やはりゲームなのでコアな男性層も多いのですが、意外にも10〜20代の女性が多いそうです。その層には特にぷよぷよなどが人気を博しているとのことです。ちょっとした時間とお金でできることが最大のメリットとなっているようです。最近では百人一首のアプリのゲームも出して、中氏らは「お勉強アプリ」と呼んでいるそうです。このゲームは上達するためには百人一首を覚えなくてはならないので、勉強になります。それが携帯電話の画面が適しているといっています。

ほかに携帯電話がゲームに優れていることに前述の「開発期間の短さ」を改めてあげています。それにより、ジャンルも多数そろえることが可能であり、通信もやりやすくFOMAになればなおいっそうやりやすそうだということです。携帯電話ならではのものがつくれそうなので、そういったものを作りたいと言っています。そしてヒットした暁には一人立ちして欲しいと言っています。

冬に新型のFOMAが発売予定になっていますが、セガとしてはそれに対して大き目のタイトルを製作しているそうです。今回は発表できなかったそうですが、来年の今ごろにはがんばって発表したいといっています。これからはFOMAへどんどんシフトしていくそうですが、そうなった場合セガとしてはレスポンスがよく通信機器がつながっていることを生かしたゲームを作りたいとのことです。ただ、まだ、携帯電話のユーザーは受身なのでプッシュ型になるようにしたいといっています。それが本当はPSOのようなものを作りたいのですが、中々そうは行かない理由のひとつだそうです。通信費が定額制でなく高いので、定額制にしてくれればよりゲーム開発者としても追い風になると考えているとのことです。また、今回スクウェアエニックスがDQやFFを発表しましたが、そういうものではなく携帯電話ならではのものを開発したいということを強調していました。コンシューマは面白くて新しいことが中々できないので、携帯電話でガンガンやりたいそうです。

また、FLASHが新FOMAで作りやすくなることに対して、それにより描写の幅が広がって間口が広くなることを期待していました。ただ、実際のプレイの間口に関してはダウンロードする際などに画面に見慣れない警告文のようなものが出たりすることがプレイすることに二の足を踏ませているんじゃないか?と疑問をもっていて、そういった堅苦しさをなくしたシステムができることを望んでいると言っていました。現行のコンシューマゲーム機はソフトを買ってきてハードに入れて電源を入れるだけでプレイできるのが主流ですが、それに比べて携帯電話は「プレイする側の手軽さ」に今だ欠けていて、面白さに距離があるそうです。また、次にどのようなケータイが出るのか、非常に興味があるので
自分には早めに情報をくれとDoCoMoの方に注文していたのが印象的でした(笑)。

それらに対し、DoCoMoの栗田氏は携帯電話機向けゲームはプレイしにくいので、操作性の向上を急ぎ、アプリの間口を広げ、簡単にプレイできるようにしたいと言っていました。何より印象的だったのはコンシューマゲーム機の後追いをして大作化せずに、あくまで手軽さにこだわることを強調していた点です。最後にこれからはムーバに変わりFOMAが主力になると言っていました。

最初に書いたように任天堂社長の岩田氏の公園にも若干関連する内容があり、比較してみると非常に面白い部分があります。岩田氏も中氏もともに「ゲーム本来の面白さ、楽しさ」を強調していることが共通点ですが、岩田氏はそれをコンシューマゲーム機に、中氏は携帯電話にその可能性を感じていらしたようです。それぞれの未来にどのような答が用意されているかはわかりませんが、ゲーム業界の将来にも大きな関連があり今後が見逃せない存在になりそうです。

(Reported by show)
《OKOK》

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