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任天堂は未だゲーム業界のプレーヤーである

任天堂 その他

以下はビジネス・ジャーナルの「Nintendo is still a player」という記事を訳したものです。




ゲームキューブは「ゲームオーバー」を迎えたのか。

1000人の従業員を抱えアメリカのレドモンドに本拠地を置く任天堂はゲームキューブが死を迎えた、という報告は誇張された物であると反論します。しかし、幾らかの関係者はゲームキューブの将来の可能性について疑問を持ち始めています。

日本の親会社の任天堂は3月に終る会計年度で、売上が予想より10パーセント下落して41億ドルに、利益が38パーセント下がり5億4800万ドルとなったと発表しました。

それに続いてアクレイム・エンターテインメントはゲームキューブのような「病気」なコンソールにはゲームを作らないと明らかにしました。一方でマイクロソフトはXBOXが任天堂からシェアを奪いつつあると喧伝しています。

任天堂オブアメリカの販売担当上級副社長であるジョージ・ハリスンは会社を売却する用意は無いと言います。同氏は詳しい事は明かしませんでしたが、ゲームキューブの次を開発中であると言います。

「現在は根幹となるチップの技術を開発しているところです」とハリスンは言います。「しかし現在の任天堂の最優先事項はゲームキューブのインストールベースを拡張する事です」

11月に任天堂はマイクロソフトに続いて、本体に無料で1タイトルを付属する事を開始しました。同時にハードの値下げを行い、179ドルから149ドルとなり、ソニーのプレイステーション2やマイクロソフトのXBOXを下回りました。

任天堂はゲームのパイプラインを拡大する為に再び動いています。近く発売されるタイトルにはルーカスアーツの新しい「スターウォーズ」ゲーム『ルーグスコードロンIII』やセガが開発して未来を舞台にした『F-ZERO GX』やカプコンのヒットタイトルの最新作『バイオハザード』や『ビューティフルジョー(原文はBeautiful Joeになってる・・・)』などがあります。

3月に任天堂はパブリッシャーが支払うロイヤリティをより緩やかな物にすると明らかにしました。ハリスンはそれがソニーやマイクロソフトと並ぶものになったと話します。

しかしハリスンはソニーやマイクロソフトが先駆けて100万人のプレーヤーを獲得したオンライン戦略については曖昧なままでした。

「私達はゲームキューブの次世代機でそれを組み込むことを検討しています。まだユーザーがオンラインゲームを遊ぶ準備が出来ているとは思いません。現時点では誰もそれをお金を支払っていません。毎月15ドルを支払ってもやっとテストに参加できるだけです」

ボストンのヤンキー・グループのアナリストのマイケル・グッドマンは任天堂の不振はオンライン戦略に拠るものではないと考えます。

「ゲーム機はもはや単なるゲーム機ではありません。そして任天堂はその事実が不振の要因である事を認めようとしません」とグッドマンは言います。

任天堂のハリスンは未だ任天堂向けのゲーム開発を中止すると言ったアクレイムとの接触は継続していると言います。しかし一旦進行中のプロジェクトが終了すればもうゲームキューブ向けのプロジェクトは出てこないだろうと言います。

シアトル・ブティック投資銀行のウォレン・ゴークはアクレイムの発表は驚かないと言います。

1つにはそれがアクレイム自身の問題に拠るものだからだとゴークは話します。販売が低下して多くの赤字を出しています。3月31日に終る四半期でアクレイムは3800万ドルの売上に対して5400万ドルの赤字を報告しました。これは予想の6300万ドル上の売上と1300万ドルの赤字を大きく上回る数字です。

「私はアクレイムが任天堂をサポートしないという決定はさほど大きな影響を与えるものではないと思います。心配しているのはこれに続く会社が出ないか、ということです」

もしそれが現実に起こればゲームキューブの販売に大きな影響を与えるだろうとゴークは考えます。

2001年9月の販売開始以来、ハードは960万台が売れました(任天堂は1300万台が売れるだろうと予測しましたが)。

アクレイムやゴリラのよう怪力パブリッシャー、エレクトロニックアーツのようなパブリッシャーは最大シェアを持つコンソール向けゲームで利益をたたき出しているとゴークは言います。

マイクロソフトは5月のE3の後や期間中に任天堂をナンバー2の座から追いやったと言いましたが、数字は違うストーリーを描いています。実際のところ、2つの会社は大接戦を繰り広げています。そして両方の会社はソニーの6000万台から遥かに引き離された位置に居ます。

マイクロソフトはE3の終わりに発売以来800万台のハードを売ったと言いました。

モルガン証券のミッチェル・パッチャーは2つの会社は共にプレイステーション2から遥かに離されていて、どちらが2番目でどらちが3番目に居るかというのはあまり意味の無い議論だと言います。

「もしもアクレイムが多くの(任天堂から離れていくパブリッシャー)最初の会社であればこれは良い発表ではありません。しかし私はそうは考えません。XBOXはゲームキューブよりも遥かに多くの問題を抱えていると言えます」

確かにマイクロソフトはXBOXに使える資金を豊富に有していますが、任天堂の抱える資金も決して少ない物ではありません。前会計年度の終わりに任天堂は60億ドルを現金で保有していました。

ゲームキューブの次世代機を作っても任天堂は自身の運命をコントロールするソフトウェアを作りつづけるだろうとパッチャーは言いました。

(ほぼ全訳)
《土本学》

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