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Factor5 Eggebrech氏インタビュー

任天堂 その他

PlanetGameCubeにて、『スターウォーズ ローグスコードロン3:レベルストライク』のディレクターである、Factor5のEggebrech氏インタビューが掲載されています。
以下全訳です。途中(注)とあるところは下に解説がありますのでそちらのほう参照してください。

・あなたの『スターウォーズ ローグスコードロン3:レベルストライク』(以下 レベルストライクと表記)における役割は?

Julian Eggebrecht(以下JE):ディレクターをしています。

・ルーカスアーツとファクター5はとても親密にローグスコードロンのゲームを作っているそうですが、今回も前作と同じような割合で協力し合っているのですか?

JE:N64の第1作目のときは、チームを2つの会社で共有していたのでとても親密にやっていました。2作目の『ローグリーダー』からは、ファクター5がゲーム開発の部分を担当しています。『レベルストライク』ではファクター5がすべての開発を担当し、ルーカスアーツが品質チェックやボイスレコーディング、あとマーケティングやPRなどのパブリッシングを担当しました。私たちはいつも一緒にやっています。 私たちのゲームのほとんどのプロデューサーを担当しているブレット・トスティー(Brett Tosti)は、もう9年間も一緒にやっています。だから、トスティーもチームも、どうやったらできるだけスムーズに事を進めていくことができるのかわかっています。初めて一緒にやったときより、今回のほうが確実に楽ですね、理由は簡単で、「何がどう行われるかをすでに知っている」からです。彼らはこちらのチームの癖まで知っているんですからね。

・スターウォーズの世界観のチェックはきちんと行われているんですか?

JE:とても、ね。映画のシーンから直接とった部分については、何度も見直してできる限り忠実にしました。それはまだ楽なほうでしたよ。特に難しかったのは、オリジナル部分にミスがないようにすることでした。ルーカスフィルム・ライセンシングや、ルーカスアーツ、来ていただいている"スターウォーズエキスパート"の人たちに厳密なチェックを受けました。

・機体に乗ったり降りたりというミッションがあるんでしょうか?

JE:AT-STから出て、AT-ATまで走っていって攻略する、というミッションもありますよ。あと、ウェッジが、ジオノーシス(エピソード2後半に出てくる場所)で予期せぬ遭遇をし、墜落して、エピソード2の名残と戦い、また飛び立つ、というようなミッションもあります。

・新しい機体のひとつにTIEファイターがあるそうですが・・・帝国側のを奪い取るのか、それとも帝国側をプレイするのですか?

JE:ハイジャックして、トロイの木馬のように使って、建設中のスーパースターデストロイヤーに進入する、というものがあります。これは、エンドアの戦いのまえにちょこっとあるもので、このSDD(SSD、スーパースターデストロイヤーの誤りかもしれない)が戦いに参加するのを防ぐ、というものです。

・グラフィックが前作よりだいぶ進化しているようですが。

JE:前作より地面などをもっと詳しく描きこめるエンジンを使っています。地面には、新しいライトニングテクニックをつかっています。簡単に言ってしまえば、空気中の塵とか、地面とかの反射をシミュレートしているんです。一般的に言う"光拡散"の技術で、飛躍的にリアリティーがあがりました。『ローグリーダー』と同じ部分でもそのエンジンを使っていて、見栄えがもっとよくなりました。ベスピンなんかは特にすばらしくて、映画とそっくりに見えますよ。『ローグリーダー』でのベスピンには満足していなかったので。後、新しくなったのは"水"の表現ですね。これまでテクスチャーは簡単なものを使っていましたが、今回は水物理学をシミュレートしており、遮光物をも表示できるリアルタイムシェーディングを利用しています。

屋内におけるエンジンも、進化を遂げています。光を映画と同じようにシュミレートし、精密な影つけ(シャドー・キャスティング)ができます。とてもすばらしいもののひとつは、IK(注 下参照、モーションのひとつです)で、これによって主人公たちが歩くとき、とてもリアルに地面上にあるものにに足を乗せることができるようになります。たとえば、死んで倒れているストームトルーパーなどに、ですね。これは、まったく腹立たしい非現実的ゲーム、たとえば正しく歩きをしないようなものを駆逐してくれるでしょう。

最後に・・・もちろん森や植物を表示するエンジンもすばらしいものになったと自負しています。エンドアは、最初に私たちが取り組んだところで、(エンドアでの植物などのグラフィックについて)誰もが私たちがGCから引き出すことができたものを、驚いてくれました。

・これまでのシリーズに比べて、難しさという点ではどうでしょうか?

JE:難しさについて批判があったので、今回は全体的にやさしくなっています。ルーカスアーツの品質チェックも、そこにはとても注意しています。

・GBAとのコネクティビティーやLANのサポートはありますか?

JE:GBAをつなぐと、コマンドクロス(注 下参照)が表示され、そこから指示を出すことができます・・・VSバトルでは、何を選択したか対戦相手に知られることなく仲間に指示を出すことができますよ。

LANについて:すいません、今回はありません。オンラインサポートをするためのR&D(Research and Development:開発研究努力)は、このプロジェクトにはちょっと大きすぎました。

・『ローグリーダー』から移植されるミッションは、協力プレイモードだけですか、それとも一人プレイもできますか? それらは本編とは別にディスクにして収められるのでしょうか?

JE:ゲーム全てが、『ローグリーダー』からのミッションも含めて1枚のディスクです。また、30分間のDVD画質DivXムービーも入っています。『レベルストライク』は、スターウォーズファンが、デジタルビデオフォーマットでたくさんの好きなシーンを見られる最初の機会になるでしょうね(注 下参照)。そしてそれは、DVDが出るまでファンを我慢させてくれるでしょう。

『ローグリーダー』のミッションは協力プレイのみです。一人プレイをするためには『ローグローダー』でやるしかありませんよ。

・『ローグリーダー』から引き継がれたミッションで、グラフィックやゲームプレイにおいて調整を加えたところはありますか? 幾つか変更を教えてくれませんか?

JE:ほとんどすべてのミッションが協力プレイのために変更が加えられています。2つだけ紹介しますと、ベスピンでは、2人のプレイヤーが同時に別々のエネルギージェネレーターを守らなければいけません、そうしないとタイムリミットになってしまいます。レーザーランデヴーでは、メインのBウィングと、仲間のAウィングという風になります。知っていらっしゃるだろうと思いますが、Aウィングはスターデストロイヤーを攻撃しないので、プレイヤーはフリゲート艦を守るのに集中することができます。

・マルチプレイヤーVSモードはどんな感じですか? ストーリーモードやスペシャリーモードのステージから作られたステージなのですか?

JE:たくさんの素敵なVS用のステージを用意していまして、ドッグファイトしたり、暴れまわったり。複雑な「タッグ・アンド・ディフェンド(tag-and-defend」)システムというのもあります。VSモードに地形が向いている、ということで『ローグリーダー』のステージから対戦用ステージは作っています。

・デニス・ローソン(Denis Lawson)氏はウェッジ・アンティリーズの声優として戻ってきましたか?

JE:いいえ、今回は。

・『レベルストライク』と別に、新三部作のゲームを作っていますか?

JE:ルーカスアーツと先の仕事について話し合っていますが、まだ決まっていません。まあ、私たちとルーカスアーツとの新作が発表されても、私は驚きませんよ。

・コミックや公式本のような、映画から離れ、拡張されたスターウォーズ世界での『ローグスコードロン』シリーズを考えていますか?

JE:『ローグスコードロン』は、映画から取り入れたプロットやシーンを、インタラクティブなミッションにした仮想任務が主なんです。ですが、もちろんそれだけではなくて、『ローグスコードロン』独自のストーリーラインがあり、たくさんの新しい内容が『ローグリーダー』や『レベルストライク』にも入っています。でも、旧共和国の時間軸にジャンプしたりはしないと思います・・・でも「絶対ない」といってはいけませんかね。

・最後ですが・・イウォークを撃つことはできるんでしょうか? それによるペナルティーとかは?

JE:イウォークを? 何で撃ちたいんですか? かわいいのに・・・じゃあこういわせてください。もし、イウォークを撃てるようになっていたら、それは仕様ではなくバグです。

・ありがとうございました!

JE:ありがとう!

以上です。
誤訳に気づかれた方がいらっしゃればご連絡を・・・

注)
・IK(Inverse Kinematics)
逆運動学を利用したモーションアニメートの方法のひとつです。普通のモーションのように親オブジェクトから子に動きが伝わるのでなく、子オブジェクトの運動から逆計算して親オブジェクトを動かします。うろ覚えなのでちょっと自信がありませんが、たとえば、手をある場所に持っていくというアニメーションを作るとする。そのとき、手の場所を設定するだけで、それに伴って自然な腕の位置が逆に計算され、最終的には手が動くと同時に腕も自然に動いていく、というようなものです。

・コマンドクロス
「編隊を組む」「砲台をねらえ」「退却しろ」などの仲間への指示をだすもの。十字型に表示されているためこの名前なのか。『ローグリーダー』では、十字キーが十字型に表示されたコマンドそれぞれに対応していました。

・デジタルフォーマット〜最初の機会
ファンの方ならご存知だと思いますが、スターウォーズ旧3部作は、まだDVD化されていないのです。だからデジタルビデオフォーマットは初めてだ、ということになります。
《OKOK》

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