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『ぷよぷよ』のプロスポーツ化を目指すクローンゲーム『Magical Stone』資金源の一部はRMTだった

『Magical Stone』に関する一連の流れは、ネットの一部で大きな話題を呼ぶ形なっています。そんな本作に関する経緯を、発表から現時点まで順を追ってまとめてみました。

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『ぷよぷよ』のプロスポーツ化を目指すクローンゲーム『Magical Stone』資金源の一部はRMTだった
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◆RMTの利益が開発・運営の一部に


リリース時点からしばらくは、基本ルールの類似性に論点が集まっていましたが、このたび新たな事実が判明。本作の開発・運営資金の一部が、RMT(リアルマネートレード)の利益でまかなわれていることが明らかとなり、『Magical Stone』に対する論議は更なる局面を迎える形となりました。

この事実は、れそ氏が自身のTwitterアカウントにて明かしたものです。『Magical Stone』に対するユーザーとのやりとりの中で、モバイルゲームのRMT業を行っていたこと、その収益を『Magical Stone』の開発・運営の一部に充てていたことなどを語っています。




現在、RMTそのものを罪として問う法律はありません。これを「違法ではない」と捉えるか「法整備が整っていない」と見るか、個々人の判断に委ねる形になってしまうのが現状ですが、ゲーム内にRMTシステムが実装されているゲームを除き、各メーカー側は「利用規約」という形で同行為を禁止しています。

それはRMTが運営側の収益やゲームバランスに悪影響を与えたり、ユーザーの快適なプレイを妨げる可能性があるからです。そのため現時点の法律では問題ないとしても、利用規約違反の行為で利益を上げ、それを『Magical Stone』の開発・運営資金の一部に回すという点に引っかかりを覚える方も、やはり少なくありません。

そういった方々から質問を投げかけられるとれそ氏は、ゲームメーカーと中古ショップの関係を取り上げ、「私は必ずしも、誰かの利益を損ない、他の誰かに利益をもたらすことが、悪だとは思っていません」と回答。法的に問題がない点を踏まえた上で、メリットのある行為だと述べています。


◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

『ぷよぷよ』プロスポーツ化の夢から生まれた『Magical Stone』は、こうして様々な疑問や議論も招く形となりました。また公式サイトでは、『ぷよぷよ通』のスタープレイヤーたちが本作の公認プレイヤーとして紹介。彼らが本作にまつわる様々な状況を把握しているのか、もしくは知らずにいるのか、この点に関しても関心が集まるところと言えます。

RMTの利益によって生まれた本作とそのコミュニティ。当初の目標通りプロスポーツ化を実現させるほどの成長を見せるか否か、今後新たな局面を迎えることでしょう。

なお、権利問題に関して当編集部がセガゲームスに問い合わせたところ、「こちらはとくにお答えできることはありません。」との回答をいただきました。『Magical Stone』の詳細については、れそ氏とコンタクトが取れているものの、回答はまだ届いていません。

【追記】
れそ氏からRMTや今後の『Magical Stone』について回答を頂きました。まずRMTに関してですが、事業は『Magical Stone』を開発・運営しているGameFactoryとは別の会社で行われており、「規約で禁止されていることは理解していますが、RMT事業は悪いことではありません。またRMT取引での詐欺話もお伺いしますが、弊社はそういった会社ではありません。」と説明。

理由はチートツールやBOTツールなどを一切使用しておらず、モバゲーなどのモバイルゲームがメインであるため他のユーザーに迷惑が掛からないなど、既にツイッターで語られている通りでした。なお、実際には「Friendly_shop」というサイトで『モンスターストライク』『ガンダムカードコレクション』『グランブルファンタジー』などの取引が行われています。

また今後に関しては、『Magical Stone』の開発・運営に注力し、RMT事業は縮小していくとのことです。
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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