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【レポート】やっぱりワイヤーアクションって熱い!PS4『進撃の巨人』で立体機動というロマンを堪能

ソニー PS4

 
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射出されたアンカーの軌道、そのフォルム、巻き取りのアナログ感、限りなくリアル寄りのフィクション、落下と上昇、高い自由度……挙げていけばきりがありませんが、とにかくワイヤーアクションというものはロマンの詰まった熱いものだと認識しています。

私自身はPS2『スパイダーマン2』で衝撃を受けたくちで、当時の技術で3Dの箱庭空間を立体的に自らの操作で移動できるのですから、当時はかなり興奮しました。その後も『バイオニックコマンド』や『フリーダムウォーズ』といったワイヤーアクションを活かしたゲームが出るたびに興奮して遊んでいましたが、そんな筆者にとってPS4/PS3/PS Vitaソフト『進撃の巨人』は見逃せない作品です。



そこで発売元のコーエーテクモゲームスに発売前の製品相当ROMをお借りし、12時間ほどプレイをしてきましたので、プレイレポートをお届けします。なお、先に結論を言っておきますと、本作のワイヤーアクションはかなり面白です。

◆「進撃の巨人」ほどワイヤーアクションに適している作品はない



「進撃の巨人」という世界で遊んだことで、漫画やアニメでは気がつかなかったある側面を見つけることができました。それが「立体機動装置」を主軸にした場合、あらゆる要素がそれの魅力を引き立てているということです。



例えば、巨大なシンボルで狙いやすい「巨人」は細かな移動や地上戦に不向きな「立体機動装置」にとって最高の敵であり、市街地の構図は「巨人」のスケール感と破壊感を強めつつ、人間側に移動と戦略の幅を与えています。また「うなじを削げば一撃」「捕まれば高確率で捕食される」「ガスやブレードは有限」といった設定にも同じ事がいえます。

これらは非常にゲーム的な考え方ですが、それゆえに「進撃の巨人」はワイヤーアクションゲームの原作として非常に適しているのです。

◆攻撃と移動、その両方が面白い



どうしてもアンカーを使ったアクションは複雑になりがちですが、本作では「狙う位置を決める」「アンカーを打ち込む」「斬りかかる」の3つを抑えるだけで爽快感溢れる空中戦を楽しむことができます。



その一方で「巨人」の強さは原作通りで、真正面から突っ込めば捕食されますし、突然建物の向こうから「奇行種」が飛んで来たり、いきなり頭突きされることも。本作では一撃で瀕死状態になってしまうため、爽快かつスリルなプレイが本作の魅力だといえます。

■攻撃の楽しさ
<高画質版はこちら>

本作には「部位破壊」という要素があり、各「巨人」は両手両足を破壊することができます。この「部位破壊」は部位によってメリットがあり、手を破壊すれば掴みなどの攻撃アクションを封じることが可能。足の破壊は巨人を転ばせて移動能力を低下させることが可能です。そして両部位に共通して、破壊することで唯一の弱点である「うなじ」を攻撃し易くなるというメリットがあり、破壊するたびに爽快感が沸いてきます。



部位にはロックオンでアンカーを打ち込むことができ、右スティックで簡単に狙う部位を変更することが可能。慣れてくれば破壊してはロックオンし……を繰り返して次々と巨人を無効化し、一網打尽にするもできます。

■移動の楽しさ
高画質版はこちら

そして面白いのが、周りのオブジェクトによってアンカーの出方が変わるというもの。例えば右にしか建物がない場合、アンカーは右側しか射出されず、軌道も右寄りになります。逆に両側に建物があれば両方のアンカーが射出されるため、方向もスピードも安定。この地形の見極めが非常に楽しく、イメージ通りスムーズに目的地まで移動できた時はかなり気持ちいいです。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆



文字にすると少々複雑そうですが、難易度自体は比較的低めに設定されており、普段ゲームをやらない方でもクリア自体は問題なくできるでしょう。逆に普段からアクションゲームをプレイされている方は、「部位破壊」を行わずに直接「うなじ」を狙ったり、移動のついでに「巨人」を駆逐したり、1回のミッションで30体以上の「巨人」を倒すことも普通に。私の場合は6時間ほどのプレイで作業感や飽きを感じてしまいました。また「立体起動装置」の完成度が高い反面、「超大型巨人」戦やエレン巨人のアクションパートは単調だと言わざるを得ません。



ただ、そう感じるのは“表向き”のモードでの話。実は、本作には「真・進撃モード」という隠し要素が存在するのです。こちらはある条件を満たすことで解放される超難易度モードで、かなり強化された「巨人」との戦闘を楽しむことができます。

◆ボリュームややりこみ要素について



ゲームモードはTVアニメ1期のストーリーを追体験できる「進撃モード」と、様々なフリーミッションに挑める「壁外調査モード」の2つがメインモードに。「進撃モード」自体は比較的短時間でクリアすることができますが、「進撃モード」クリア後に開放されるゲームオリジナルエピソード「終章」や「壁外調査モード」のミッションを加えるとボリュームはそれなりにあります。



やりこみとしては、キャラクターの育成や装備開発といった要素が用意。また各ミッションのクリア時に「依頼達成数(突発的に発生する緊急ミッションのようなもの)」「討伐数」「戦闘時間」から獲得評価が出されます。



ここで最高ランクの「S」を獲得するには「戦闘時間」評価S範囲内でいかに効率よく進めるかというのが大切で、例えば建物にぶつかると移動時間がロスしますし、依頼は時間が経てば消滅。戦闘中にガスやブレードが切れてしまうと、そもそもゲームオーバーの危機に。こういった時間やリソース管理を踏まえたプレイヤースキルの向上もやりこみ要素と言えそうです。



また、キャラクターには「筋力」「スタミナ」「器用さ」「体力」「集中力」「統率力」というパラメーターと様々なスキルがあり、それぞれのキャラクターによって個性があるため、キャラクターによって違う遊び方も可能。因みにリヴァイ兵長は初期状態でもかなり強く、「連撃」「回転切り」という強力なスキルを保有しています。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆



一昔前は「キャラゲーは怪しい」「キャラゲーはつまらん」という風潮がありましたが、最近はクオリティの高い作品が増えており、特に『進撃の巨人』に関しては、原作再現と追体験を両立。さらに、コーエーテクモゲームスが導き出したワイヤーアクションの楽しさが“本作でしか体験できないアクション性”になっているため、ワイヤーアクションにロマンを感じる方でしたら間違いなく楽しめることでしょう。



『進撃の巨人』は、2016年2月18日発売予定。価格は、PS4/PS3の通常版が7,800円(税抜)、ダウンロード版が6,762円(税抜)、豪華特典付き「TREASURE BOX」が12,800円(税抜)。PS Vitaの通常版が6,800円(税抜)、ダウンロード版が6,000円(税抜)、豪華特典付き「TREASURE BOX」が11,800円(税抜)です。
《栗本 浩大》

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