ゲーム用語と一口にいっても、お堅いものからソフトなネタまで幅広くあります。今回は、特に柔らかめとなっているので、力を抜いてお楽しみください。今回のテーマ「体が勝手に」は、一世を風靡した『サクラ大戦』シリーズの主人公「大神一郎」に見られる症状のようなものであり、またお約束の要素でもあります。
この状態は、ヒロインが入浴している時に入浴場へ訪れると発生し、「い、いかん……頭がクラクラしてきた……しっかりしろ、大神」と、まず意識が朦朧とします。この段階でも充分危険な状態ですが、その後「部屋を出るぞ!」と「体が勝手にシャワー室に……」という、衝撃の選択肢が登場。後者を選ぶと、文字通り大神の体は本人の意思とは関係なく勝手に動き出し、結果ヒロインの入浴シーンに遭遇。ユーザーもその恩恵に与れる形となります。
ゲーム大辞典では、敢えて「症状」としていますし、もちろんその可能性も否定はしきれませんが、「ユーザーへのサービスシーンを入れたい、しかし大神は覗きをするような性格じゃない」という、開発側の苦肉の策である一面も感じられます。
あくまで一貫性を重視するならば、このような「症状」はない方がいいのかもしれませんが、多少無理を通してでもサービスシーンというご褒美を提示したいというその心意気を、筆者個人は決して否定できません。立派なことばかりが正義ではないのです。
なお、大神一郎の甥「大河新次郎」にも、体が勝手に動く場合があるとのこと。この「症状」は、遺伝的なものかもしれませんね。
「体が勝手に」をより詳しく知りたい方は、下記リンクより「ゲーム大辞典」の該当項目をチェックしてみてください。
■ゲーム大辞典:「体が勝手に」 URL:http://game-lexicon.jp/word/%E4%BD%93%E3%81%8C%E5%8B%9D%E6%89%8B%E3%81%AB
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