それぞれ100人いる餓えた国が2つあったとしよう。そこにパンを作る小麦が100しかなかったなら、何が起こるか想像がつくかい?
そんな重々しいオープニングからスタートする『フリーダムウォーズ』の体験版のプレイレポートをお届けします。この世界では、人が生きるために必要な資源が枯渇し、ゆえに人が生きる事自体が罪とされています。その罪、懲役100万年。懲役は他国から資源を奪ったり、さわれた市民たちを敵の手から奪還するミッション「ボランティア」をこなす事で減らすことができます。本作の主人公は、そのボランティアの最中に記憶という最大の財産を失った重犯罪者です。
今回の体験版は、そんな記憶を失う場面からスタート。まずは、氏名を入れて性別を選択。その後は身長や髪型、瞳など一通りを設定します。その際に、各部分の体型や、髪の毛のメッシュ色など細かく設定するこも可能。これは、主人公と一緒に戦うパートナー「アクセサリー」も同様で、かなりの美男子・美女を作ることが出来ます。
画像でお見せできないのが残念ですが、我ながらいい感じの2人を作ることでき、アクセサリーは音声合成でプレイヤーの名前を呼んでくれますので、かなり愛着が沸きます。
キャラを作り終わり、最初のイベントが終了すると、チュートリアルミッションが開放。まずは移動から荊を使ったアクションまで、基本的な操作を練習できますが、いわゆる応用テクニックなどは触れられず、実際にボランティアを開始すると、出来ることの多さに戸惑うはずです。特に荊を使ったアクション。
本作では、敵の各部位を破壊することができ、荊を使うとより効率的に破壊できます。その際に、狙いたい部位をロックオンしてからの行動だと、どうしてもテンポが悪く、違う場所をロックしていちいち切り替えが必要だったりします。そのため、設定でカメラの移動速度を上げておき、TPSの用量で操作するとスムーズに攻撃することができます。
また回避では、どうしてもダッシュ・ステップだけでは避けきれない攻撃がありますので、荊で立体的に避ける事が必要ですが、XだけではなくYも視野に入れての回避がなかなか難しいものでした。
体験可能な一部ボランティアでは、NPCが大勢いますので、足止め・回復・誘導・部位破壊といった各々の役割を同時に行う共闘感を楽しむことが出来ますが、NPCが少ないボランティアは大変です。
こればっかりは慣れるしかありませんが、その前に各権利を申請し、開放します。最初は5歩以上あるく権利さえありませんが、チュートリアルを進めていくと、コーディネイト権利やボランティア参加権利が開放されていきます。権利の開放には、恩赦ポイントが必要で、ボランティアをこなす事でポイントを稼ぐことが出来ます。因みに、スクリーンショットは全場面で禁止されていたため、スクリーンショットを撮る権利もないようです。
体験版では、全部で5つのボランティアが収録されており、最後のボランティアをクリアすることで階級が解放されます。これにより、新たな拠点に進むことが出来るのですが、ここで体験版は終了。ただし、クリア後もゲームを続けることが可能で、一度クリアしたボランティアを再度プレイし、自分の所属しているPTに対する貢献活動に励むことが出来ます。これはネットワークコンテンツとなっていますが、直接他のプレイヤーと協力してボランティアをプレイするという事ではなく、ボランティアで手に入れた資源をPTに納品し、所属PTに還元するという内容です。
そのため、ボリューム的に多いとは言い難いですが、冒頭のストーリーを体験できますので、『フリーダムウォーズ』のざっくりとした雰囲気を感じるには十分でした。また操作に慣れが必要な作品ですので、製品版に向けてプレイしておくと、発売日スムーズにゲームが進めることでしょう。詳しいプレイレポートは、こちらの記事をご覧下さい。
『フリーダムウォーズ』』は、2014年6月26日発売予定。価格は、パッケージ版が5,800円(税抜)、ダウンロード版が4,800円(税抜)です。
(C)Sony Computer Entertainment Inc.
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