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【EUROGAMER EXPO 2013】フィル・ハリソン氏がXbox Oneを語る ― デベロッパーセッションレポート

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EUROGAMER EXPO: フィル・ハリソン氏がXbox Oneを語る ― デベロッパーセッションレポート
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9月26日より開催されたEUROGAMER EXPO 2013の開発者向けトークセッションにフィル・ハリソン(Phil Harrison)氏が登壇。今年11月22日に発売を迎える次世代ゲーム機Xbox Oneの特性と指針について語った。



1980年代からビデオゲーム製作に携わり今年で25年のキャリアとなる業界大ベテランのフィル・ハリソン氏、ソニー・コンピュータエンタテインメント、クラウドゲーミングサービスのGAIKAI等を経て、昨年マイクロソフトのInteractive Entertainment Business部門副社長に就任、Xbox One事業を牽引する立場となった氏が構想し推し進めていくXbox Oneの未来。そこへ提示されたキーフィーチャーは矢張りクラウドとキネクトの2つだった

■Xbox LIVEクラウドサービスの為に300,000基以上のサーバーを用意



Xbox Oneの発売へ向けて建設されたデータセンターには300,000基ものサーバーが設置されていると言う。そしてそれらの能力は1999年当時の地球上のコンピューティングパワーとほぼ同等にあたるのだとか。ではこれ程の膨大なコンピューティングパワーを使ってユーザーへ何を提供していくのか?



    1)ベストマルチプレイヤーサービス: Xbox LIVEは今まで10年以上も最高のオンライン体験を提供してきたが、今まで以上により快適なものを提供する

    2)デディケイテッドサーバー: ホスト者とゲストの通信上の優劣が無くなり公平なオンライン体験が可能

    3)スマートマッチ: 同じ勝敗レベルや通信環境にあった物同士の対戦組合せなど、より進化したマッチングサービスを提供する

    4)クラウドプロセッシングとAI: クラウド上のプロセッシングパワーでXbox OneのグラフィックパワーやAI等を強化する

1番目のベストマルチプレイヤーサービスが具体的にどういったものかの説明はなかったが、2番目3番目のデディケイテッドサーバーやスマートマッチがまさにそれに当たるのではないだろうか。同じ勝敗レベルや通信条件のプレイヤー同士をクラウド側で割り出し、デディケイテッドサーバーをホストとして接続することでより公平な条件のもとでの対戦やCOOPプレイが可能になるからだ。4番目の項目であるクラウドプロセッシングについてはフォルツァ5で使用していると言う補足はあったが、フォルツァ5でクラウドが実際に使用されているのは勝敗や走行データの集計によるマッチングへの流用であってこれは2番目のスマートマッチに当たり、肝心のグラフィックやライティングを強化したと言う部分での話は未だ見えてこないのが実情だ。

■標準装備のキネクトで全てのユーザーに新しいスタイルを提案



    1) ボイスとジェスチャーコントロール: Xbox Oneに語りかける事で操作出来る。例えばリビングルームのXbox Oneに「Xbox オン」と言えば起動する

    2) アイデンティティーと認証: キネクトはあなたの声を認識し、あなた個人のゲーム、動画、音楽のライブラリをホームスクリーンに表示する

    3) SkypeビデオHD: キネクトはHDカメラを搭載、スカイプやビデオキャプチャをHDクオリティーで体験出来る

    4) 10倍強化されたキネクト: 旧キネクトより10倍パワーアップされており、より素晴らしい精度と速度で動作する

キネクトに関してはぶれがないどころか以前より注力の度合いを増したような印象だ。2本のトレイラービデオ上映を交えた長い解説は、キネクトが今後発売予定のタイトルの中でゲームデザイン上どのように使われているかを幾つかのゲーム映像とそれらの開発者インタビューを交え事細かに語られた。多くはモーションキャプチャリングの精度についてのものだったが矢張りマイクロソフトはキネクトをゲームの主軸として今後展開していくのかと再認識させられる内容だった。

■11月22日のロンチは一つの到達点であり、新たな長い旅のスタートでもある



40分超にも及ぶ長いのトークセッションだったが総括すると目新しい情報は特になく、開発者に向けたXbox Oneの指針の再確認と言う印象を受けた。改めてXbox One事業トップの位置から語られたクラウドとキネクトの強みだったが、快適なオンラインプレイやボイスコントロールなどはあくまでゲームの付随の部分であり、ハードコアゲーマーが多い現Xboxユーザーにどの程度訴求出来ているのか疑問も残る。恐らくは現Xboxユーザーが最も期待を寄せていると思われるクラウドプロセッシングに関してだが「グラフィック、ライティング、物理演算、AIなどを強化する」と言う前置きはあったにも関わらず具体的な技法やサンプルの提示は無く、未だ絵空事の域を出ていない。発売まで2ヶ月を切った今、具体的なサンプルすら見えてこないのは非常に残念な状況だ。世界的に大ヒットしたゲーム機Xbox 360の次世代機と言うこともあり開発者、ユーザー揃って大きな期待を寄せているXbox Oneだが、発売までにその期待に応えられるような新たな発表が望まれる。トークの中で、11月22日のロンチを旅のスタートに例えて語った氏、その旅路や目的地は旅の同行者であるユーザーからも共感を得られているものなのか再確認が必要に思われた。

EUROGAMER EXPO: フィル・ハリソン氏がXbox Oneを語る ― デベロッパーセッションレポート

《パムジー》

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