なぜなら、くまモンがいるから
くまモンは2010年に誕生した熊本県の営業部長(ゆるキャラ)。2011年に「ゆるキャラグランプリ」で1位を獲得し、それ以来熊本県を超えて日本中に活動の幅を広げています。これまでの関連商品売上高は293億円を突破し、5月にはドイツの有名ぬいぐるみブランド「Steiff(シュタイフ)」から公式の「テディベアくまモン」が1500限定で販売されました。
なお、今回のジャパンエキスポ出展に合わせドイツにも表敬訪問したとのことで、今後は海外にも活躍の場が広がりそうです。ヨーロッパでのくまモンの活動の様子は公式Twitterでもチェックできます。
くまモンは熊本ブースだけでなく近隣のブースにも「出張」していたのですがどこに行っても大人気!もうアイドル並みの人気でなかなか近寄れません。くまモンが歩くと一緒に付いていく参加者が続出し、ちょっとした「くまモン行列」ができてしまいます。とても今回が初参加とは思えません。
近所の「NHK World」ブース内では「くまモン体操」を披露していたのですが前列で一緒に踊る参加者もいて非常に盛り上がっていました。
熊本ブースでは常時「くまモン体操」を含むくまモンの映像を流していたのですが、映像に合わせて踊る人も続出。子供はもの覚えが良いからか言葉が通じなくてもすぐにマスターしていました。
さらに、くまモンがいない間も注目を集めるキャラクターがいました。それは「清正ケロロ」であります!かわいい!おそらく実物大サイズのスタチューだと思いますが、きっとケロロが実在していたらこんな感じでしょうね。
「ケロロ軍曹」はフランス語版コミックも発売されているほかテレビアニメも放送されたので既によく知られた存在なのですが、熊本ゆかりの戦国武将・加藤清正バージョンのケロロはかなりレア。なので多くの人が写真撮影をしていました。
熊本のフランス語パンフレットにもケロロ、ギロロ、タママが登場!このパンフレットをきっかけに作者の吉崎観音先生が熊本出身だと知ったフランス人も多いかもしれませんね。
最近様々なメディアで海外の若者の間で日本への関心が高まっているとよく見聞きしますが、実のところそれは「日本=東京」であり「日本=渋谷・原宿」「日本=秋葉原」で、地方自治体は関心を惹き付けるどころかまだまだ地名すら知ってもらえていないというのが実情ではないでしょうか。しかし当然ながら東京以外の地方にだって魅力的な場所やもの、キャラクターが存在します。それをアピールする場としてはビジネス系のイベントよりも子供や若者を含む多種多様な人々が集まるジャパンエキスポの方が適しているのかもしれません。「地方の時代」が叫ばれている現在、今一番に参加するべきなのは地方自治体なのではないでしょうか。
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