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【日々気まぐレポ】第11回 『スーパーロボット大戦UX』のキャンペーンマップってどういうもの?

インサイドを御覧の皆様、おはこんばんにちわ、ちょっとお時間よろしいでしょうか。気まぐれライターひびきによる隔週連載「日々気まぐレポ」、第11回目でございます。

任天堂 3DS
各作品の主役級が不在の状態で敵と渡り合わなければならないマップ。パートナー効果をよく確認し、新たな戦術で敵を倒せ!
  • 各作品の主役級が不在の状態で敵と渡り合わなければならないマップ。パートナー効果をよく確認し、新たな戦術で敵を倒せ!
  • まずは作戦目的を確認。今回の作戦は「敵フェイズを迎える前に敵を全滅させること」。
  • しかし、敵の配置はマップ左下の遠方・・・普通に移動していては到底攻撃すらできないが
  • 精神コマンドなどを駆使し、ただひとつの解法を見つけよう!
インサイドを御覧の皆様、おはこんばんにちわ、ちょっとお時間よろしいでしょうか。気まぐれライターひびきによる隔週連載「日々気まぐレポ」、第11回目でございます。

4月アニメがスタートして早1ヶ月。WEB配信されている番組も、ひと通り第1話の配信が出揃った頃ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。筆者は無性に蒸かした芋が食べたいです。いや、そんなことより。最近は放送してないエリアの番組も公式WEB配信などをやってくれるアニメ作品が多くなって嬉しい限りですね。いい時代になったもんです。個人的に、最近はアニメ視聴の楽しみ方も変わって来たなあと思ってまして、多人数で共有する楽しみに気づいてきた方が多くなったのではないかなあと思っています。一番印象的だったのが「TIGER & BUNNY」でして、こちらの番組、最速の地上波放送と同じ時間にネットでのリアルタイム配信が行われていました。配信ページではSNSと連携した所謂る「実況」がストリームで流れる仕組みになっており、当時は新しいアニメの楽しみ方だなぁと感動していました。

昨今行われているような公式配信でも、リアルタイムでなくとも「ニコニコ動画」のようにコメント付きで視聴したりと、人と共有する楽しみ方というのは確実に認知されてきているんじゃないかなあと思っています。前回ちょこっと触れました「革命機ヴァルヴレイヴ」や「銀河機攻隊 マジェスティックプリンス」でもSNSが活用されている様子が劇中にも登場していたりしてましたしね。フォロワー7億人とかとんだアルファツイッタラーですよ。ちなみに、この2作はニコニコ動画にて公式配信も行われているので放送エリア外という方も是非に。

前置きはこのくらいにして。前回からの続きで今回もニンテンドー3DSソフト『スーパーロボット大戦UX』のダウンロードコンテンツについて御紹介したいかと思います。前回は「ツメスパ」についてお話しましたので今回のテーマとなるのは「キャンペーンマップ」です。

「キャンペーンマップ」は、本編に登場するユニットを使って、本編からは独立したミニマップが楽しめるモードです。スパロボシリーズとしては、過去にN64ソフト『スーパーロボット大戦64』と連動していたGBソフト『スーパーロボット大戦リンクバトラー』という作品ありましたが、これのように本編に連動しつつも完全な別のゲームとして独立している、というわけではなく、あくまで本編に付随する「ミニゲーム」としての側面が強いというのが今回の「キャンペーンマップ」となっています。同じシミュレーションRPGという視点では『ファイアーエムブレム』シリーズのフリーマップや追加マップに近いものと考えて頂ければ分かりやすいかと思います。

予めお膳立てされたマップを攻略していくというポイントについては「ツメスパ」と同様なのですが、「ツメスパ」ほどルールはガチガチではなく、プレイヤーは本編マップと同様に自由にユニットを動かして勝利条件を達成していきます。「ツメスパ」とは違って、基本的なシステムは本編マップと同様のルールで遊ぶことが可能になっていますので、「ツメスパ」のような絶対的な解法は存在していません。プレイヤーが思い思いのユニット運用方法で攻略することが可能なミニマップとなっています。

■キャンペーンマップと本編マップはどう違うのか
「ツメスパ」のように本編マップ違った別ルールで遊ぶゲームモードではないのだとしたら、この「キャンペーンマップ」はズバリ本編では考えられない様々なシチュエーションを楽しむゲームモードといえます。

本編マップでは、様々な趣向を凝らした複雑なクロスオーバーストーリー、それこそ原作ファンも唸ってしまうような展開やシチュエーションによる戦闘を楽しむことが出来ました。ヒーローマンでデモンベインを援護した時のジョーイきゅんのセリフなんかそりゃもうニヤニヤしましたよね。が、しかし。そのような状況はあくまでメインとなるストーリーに基づいたもの。この「キャンペーンマップ」では本編のストーリーがどうなっていようがその制約がないのが大きな特徴です。つまり、本編のストーリーからは考えられないような、様々なシチュエーションを楽しむことが出来るのが最大の売りとなっています。

例えば、本編マップではストーリー流れというものがありますので、どうしても同じマップには出撃できないようなユニットがいたりします。しかし「キャンペーンマップ」ではそれらの整合性を無視して一緒のマップで戦わせることが可能になったりします。

他にも、各参戦作品の主役級のロボットが不在のマップや女性キャラクターだけで戦わなければいけないマップ、各作品のボス級のユニットが一度に登場するマップ、本編では自軍のキャラクターが敵として出てくるマップなど様々な「本編ではありえない」シチュエーションを楽しむことが出来るものとなっています。なんなら、女性キャラクターオンリーの自軍というのは本編でもやっている人がいそうですが。あ、はい。私です。

■本編マップとの繋がりは
「キャンペーンマップ」と本編マップとでは当然、シナリオ的な繋がりはありません。「キャンペーンマップ」で敵を倒したからといって、「本編マップ」に登場しているユニットの撃墜数が増えることはありませんし、経験値が入ることもありません。(それなら隠し要素も楽なんですが。)もちろん敵を倒して得れるような資金もありませんが、クリア報酬という意味での一定額の資金は存在しています。「キャンペーンマップ」には「ツメスパ」と同様にマップ毎にクリア報酬が定められています。中には資金が100000も貰えるようなマップもあり、本編で資金が底をついて行き詰まってしまった、というようなプレイヤーにも嬉しい報酬となっています。

その他、スキルパーツも報酬として設定されており、中には本編でなかなか入手することのできないレアなスキルパーツも存在しています。ただし、これも「ツメスパ」と同様に、「キャンペーンマップ」のクリア報酬でのみ獲得できるスキルパーツというのは存在していません。ここで入手することの出来るスキルパーツは全て、条件を満たせば本編中でも入手することが可能に設定されています。ダウンロードコンテンツを購入しなければスキルパーツをコンプリートできない、というようなことはないのでご安心を。

既にクリアして報酬を獲得済みのマップでも、もう一度クリアすれば一定額の資金が獲得できるようになっていますので、繰り返し遊ぶメリットもきちんと存在しています

■様々な勝利条件
本編マップ同様に、そのマップ毎に満たせばクリアとなる「勝利条件」と満たせばゲームオーバーとなってしまう「敗北条件」が設定されています。いわゆるそのマップを通しての目的やテーマともなる要素ですが、これらも「キャンペーンマップ」ではマップ毎に特徴的なものが揃っています。

本編マップでもよく見られる「敵の全滅」というオーソドックスな勝利条件から、指定された敵ユニットを同時に破壊しなければいけないマップ、ターン制限が課せられているマップや、動けない味方を護衛しなければいけないマップ、逆に勝手に敵陣に突撃していく味方機を守りながら戦わなければいけないマップなど、プレイヤーのシステムやユニットに対する理解度が試されるような様々なマップが用意されています。本編マップのように単純に強いユニットでゴリ押せば勝利、というような方法ではクリアできないような、一癖も二癖もあるマップを楽しむことができます。

「キャンペーンマップ」では本編とは違ってクイックセーブが出来ないようになっています。ということはつまり、「避けるまでリセット」逆に「当たるまでリセット」というようなプレイはできません。ミニマップとはいえ、1つクリアするのに本編マップよりも長い時間がかかるようなマップも多数ありますので、数時間のプレイがたったひとつの判断ミスで全てパー、というような始終手に汗握る緊張感あるプレイが楽しめるというのもこのモードの一つの魅力だと筆者は思っています。もっとも、全滅プレイと違って、パーになった分が本当に無駄になってしまうので実際に遭遇すると結構な喪失感が味わえます。オススメです。

もう既に本作はクリア済みでシステムやユニットの隅から隅まで知り尽くしている、というような方は、是非腕試しだと思ってこの無理難題に立ち向かってみて欲しいですね。

『スーパーロボット大戦UX』は、好評発売中で価格はパッケージ版・ダウンロード版共に7,140円(税込)です。

(C)サンライズ・バンダイビジュアル・バンダイチャンネル
(C)XEBEC・竜宮島役場
(C)XEBEC/FAFNER PROJECT
(C)SEGA/AUTOMUSS/Crypton Future Media, Inc. CHARACTER DESIGN:KATOKI HAJIME
(C)創通・サンライズ
(C)創通・サンライズ・MBS
(C)ぴえろ
(C)B・P・W/ヒーローマン製作委員会・テレビ東京
(C)藤原忍/ダンクーガ ノヴァ製作委員会
(C)2006 デモンベイン製作委員会
(C)2008 清水栄一・下口智裕・秋田書店/GONZO/ラインバレルパートナーズ
(C)2009,2011 ビックウエスト/劇場版マクロス F 製作委員会
(C)2010 永井豪/ダイナミック企画・マジンカイザー製作委員会


■筆者紹介:ひびき
ゲームやアニメが大好きな駆け出しライター。
基本的に自宅エリアで視聴可能なアニメは
漏らすことなく全てリアルタイムで試聴する派。
放送時間が被っているものは録画と配信で後追い派。
今期はぶっちぎりのミカサちゃん推し。

Twitter:hibiki_magurepo
《ひびき》

バーチャル関西の何でも屋さんです ひびき

2012年からインサイドにてゲームライターとして活動して、はや十数年。ちょっと古参気取りの何でも屋。Game*Sparkやアニメ!アニメ!にもたまに顔が出ます。ゲーム・アニメ以外では、ホビーやガジェット、バーチャルYouTuber業界が専門。お仕事お待ちしております。

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