その責任者を務めるcomm戦略室 室長の山敷守氏は「comm」開発の経緯について、ユーザーの無料通話アプリに対するニーズの高さ、そして現状のアプリに対する不満が原点になったと述べました。
発表会で示された、調査会社マクロミル調べの「無料通話・チャットアプリに関するアンケート」によれば、「通話の接続状態が悪い」「通話の音声品質が悪い」といった点にユーザーの不満が集中しました。「comm」の開発に当たっては、この不満を解消することが第一の目標となり、キャッチコピーも「高音質な無料通話アプリ」と"高音質"というキーワードを訴求するものとなっています。
先月23日にリリースされて以来、初日にAppStoreの無料総合ランキングで1位を獲得したほか、GooglePlayにおいても31日に人気の新着アプリランキング(無料)で1位を獲得しています。山敷氏はレビューなどでユーザーからは高評価が寄せられていると述べました。
調査会社のクロスマーケティングが実施した競合の「LINE」「Kakao Talk」との比較においても、「相手に確実につながる」「雑音が入ってこず、聞こえやすい」「通話が途切れない」「はっきり聞こえる」といった項目で他のアプリよりも高い評価を受けたそうです。
「comm」は積極的なプロモーション展開も計画し、2013年中頃までに国内1000万ダウンロードを目指します。