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グリー田中氏「普段の競争関係を超えて協力していく」・・・ソーシャルゲーム協会設立記者会見

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JASGA設立記者発表会
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  • 準備委員会座長の堀部氏
  • 事務局長の中村氏
  • 設立の背景
  • これまでの経緯
  • ソーシャルゲーム協会の概要
  • 組織図
ソーシャルゲームプラットフォームホルダー6社と一般社団法人 コンピュータエンターテインメント協会(CESA)、一般社団法人 日本オンラインゲーム協会(JOGA)らは、ソーシャルゲーム関連事業者で作る一般社団法人ソーシャルゲーム協会(Japan Social Game Association/JASGA)を8日に設立、記者会見を行いました。

ソーシャルゲーム協会は、今年3月11日にグリー、ディー・エヌ・エー、サイバーエージェント、ドワンゴ、ミクシィ、NHN Japanの6社で作られた「ソーシャルゲームの利用環境向上等に関する連絡協議会」をベースに、7月からCESAや有識者・学識者を交えた準備委員会を設けて準備を進めてきたもので、6社のみならず、広く関係社を集めソーシャルゲームの発展に向けた取り組みを共同で行おうというものです。

主な人事として、共同会長・代表理事にグリーの田中良和社長、ディー・エヌ・エーの守安功社長が就任。理事にはJOGA会長でゲームポットの植田修平社長、CESA会長でバンダイナムコゲームスの鵜之澤伸副社長、ミクシィの笠原健治社長、ドワンゴの夏野剛取締役、サイバーエージェントの藤田晋社長、NHN Japanの森川亮社長、弁護士の増田雅史が就任します。理事会の傘下に自主規制委員会(委員長: グリー山岸広太郎副社長)、啓発委員会(慶応義塾大学 中村伊知哉教授)、CS向上委員会(NHN Japan泉原克人執行役員)を設けて、まずは3点に取り組みます。また、諮問委員会には一橋大学の堀部政男名誉教授、慶応義塾大学大学院の奥出直人教授、一般社団法人ECネットワークの原田由里理事、弁護士の森亮二氏で構成されます。

記者会見では設立準備委員会の座長を務めた堀部政男氏、事務局長を務める中村伊知哉氏、代表理事の田中良和氏が出席(同じく代表理事の守安功氏は「諸事情で欠席」)。冒頭で堀部氏は、インターネットに対する規制を求める声は世界中で大きい一方、それは事業者の自主的な努力によって成されるべきという原則が打ち立てられるまでには多くの議論と努力があったことに触れ「ソーシャルゲーム業界においてもこうした団体が立ち上がったのは意義深いこと」と評価。「ソーシャルゲームを中心とする情報産業の発展を業界として期すと同時に、青少年保護についても尽力してもらいたい」と述べました。

続いて中村事務局長からJASGAの当面の取り組みとして (1)ソーシャルゲームに対する自主規制 (2)青少年等に対する啓発活動 (3)カスタマーサポート品質の向上のための活動 が紹介されました。

自主規制はソーシャルゲーム協会が、加盟するソーシャルゲームプラットフォームを監督する形で行われ、来月にも策定するガイドラインや各プラットフォームにおけるゲームの審査基準に基いて指導を行なっていくとのこと。ソーシャルゲームは非常に多くの数がリリースされ、協会が全てを直接監督するのは困難であるため、プラットフォームを通じて間接的にゲームの内容について規制を行なっていく形となります。ただしそれだけに留まらず、抜き打ち的に一部タイトルをサンプリング調査したり、年度内に設ける一般からの情報提供窓口に寄せられる情報に基づいた調査も行なっていくとのこと。

情報発信も大きな柱です。ウェブサイトでの情報発信をはじめとして、リーフレットの作成・配布や各種イベントへの参加、有識者シンポジウム、勉強会などを通じて、お客様向け・ソーシャルゲーム提供者向けあるいは産業全体向けに対する啓発活動にも力を入れます。

CS品質の向上については、ソーシャルゲーム協会ど独自の相談・情報提供窓口を設けるほか、協会を中心に各社のカスタマーサポート窓口の連携を図りたいとしました。

今後のロードマップとしては、12月にはガイドラインの策定やプラットフォーム審査基準を策定。情報提供受付業務の実証実験も始めます。年明け1月・2月にはプラットフォームの審査を開始、ソーシャルゲームがガイドラインに適合しているかのパトロールも始めます。啓蒙活動もスタートし、リーフレットの作成なども行う予定。3月には一般からの情報提供窓口を開設、広く一般から情報提供を受ける形となります。

最後に代表理事を務める田中氏は「昨今、ソーシャルゲームに対して様々なご批判やご意見をいただき、様々な取り組みを進めてきました。しかし、更に大きな枠組を作って差継続的に取り組んでいく必要性を感じてきました。共同代表をやらせていただきますが、6社の理事が一丸となって同じ気持ちで取り組んでいます」と挨拶。普段は競争関係にありながらも、十分に協力していくことは可能だと強調しました。

しかし、当初登壇予定だったディー・エヌ・エーの守安氏が配布資料に記載があったにもかかわらず「諸事情で」欠席するという少々寂しいスタートとなりました。
《土本学》

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