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【女子もゲーム三昧】23回目 『零 ~眞紅の蝶~』の前にオリジナル版をプレイ!

ソニー PS2

和風テイスト
  • 和風テイスト
  • そっくり。双子だもの
  • 絶対に近づきたくない・・・
  • 目の前の布団のふくらみが気になる・・・
  • おねえちゃんを激写
  • 章の切り替わりはシームレスに行われます
  • ツッコミ待ちしているとしか思えない怨霊
  • 「霊波計」が強く反応したところを狙え!
「女子もゲーム三昧」担当のみかめです。いよいよ夏が近づいてきました。夏といえばホラー!「女子もゲーム三昧」では数々のホラーゲームをレビューしてきましたが、今回は泣く子も黙るジャパニーズホラーに手を出してしまいました。

6月28日発のWiiソフト『零 ~眞紅の蝶~』を予習しよう!ということで、リニューアル元であるPS2ソフト『零 ~紅い蝶~』をレビューいたします。

■双子、蝶、消えた村・・・ホラー的なモチーフ満載
これまでレビューしてきたホラーゲームは洋物系で、敵も「モンスター」に近く、残酷表現が過激なゲームばかりでしたが、今回は登場する敵は「怨霊」です。物理攻撃効きません!

双子の女の子、天倉澪と繭が主人公。ダムの底に沈んでしまう故郷を見にきた二人が、紅い蝶に導かれいつのまにか地図から消えた村、皆神村に閉じ込められてしまいます。たったこれだけの説明の中に「双子」「蝶」「地図から消えた村」という、都市伝説や怪談で人気のキーワードがいくつもあって、この時点でもうお腹いっぱいです。

■廃墟マニアも慄く廃村探索
ゲーム内容は主に村の探索パートと幽霊とのバトルパートに分かれます。章仕立てのストーリーになっていますが、ゲーム中はっきりとした区別はなく、探索の途中にさりげなく切り替わります。

しかし、女の子二人が危機的状況に置かれているなんておいしいシチュエーションはございませんか。ホラーに女性の悲鳴は欠かせません。それが美少女ならなおよし。さすが『DEAD OR ALIVE』シリーズのテクモ(現コーエーテクモゲームス)、美少女の描写は心得ておりますね!

それはさておき、物理攻撃の効かない怨霊とのバトル、一体何を武器に戦うかというと…おふだでも数珠でも念仏でもなく、射影機、つまりカメラです。よく「カメラは写っている人の魂を吸う」という話を耳にしますが、本作のカメラは怨霊に攻撃をしてくれるのでございます。ありがたや。

村は非常に暗く、いかにも廃屋らしい建物の探索はまるでお化け屋敷を進んでいく感覚です。血の付いた着物、埃にまみれた仏像…廃墟マニアでも逃げ出したくなるようなモチーフをじっくりと堪能したいなら、TVの設定はできるだけ明るめにしましょう。

■探索はあせらずじっくり
プレイヤーは基本澪を操作し、繭はその後ろをついてくるかたちになります(一部例外あり)。視点は場所ごとに固定されており、ファインダー越しでないと自由に操作できません。視点が切り替わるタイミングでアングルが180度変わることもあるので、右に歩いていたのに突然逆になるということもあり、場所によってはストレスを感じることも。ただ、視点が変わると別の部屋にいるような感覚に陥るので、ホラーゲームの演出的にはアリです。視点の置き場所も「幽霊が物陰からこちらをみている」感じなので恐怖感が煽られます。

走ることもできますが、繭があまり早く走れない点、視点が切り替わってスティックの方向が逆になる点を踏まえると、廃屋の探索はなるべくゆっくりと行うのがよさそうです。

■「射影機」でベストショットを狙え!
さて、いよいよ射影機による怨霊とのバトルです。筆者はカメラが趣味なのですが、霊を被写体にするのは実際には遠慮したいです(笑)

ただ怨霊を撮影するだけではまったく効果がなく、「キャプチャーサークル」というカメラの撮影範囲に霊を捉えないと攻撃を与えられず、さらに「霊波計」が強く反応するタイミングでないと強い攻撃を与えることができないので、やみくもにシャッターを切っても意味がありません。

つまり、怖いから遠目で撮影しては戦闘を長引かせるだけ、だからといって早く倒そうとすると怨霊をドアップで直視することに耐えねばならないという、なんとも恐ろしいジレンマに陥るのでございます。

■高得点を狙える「フェイタルフレーム」
シャッターチャンス中にさらに高得点が狙える「フェイタルフレーム」を狙うのも効果的ですが、霊によってこのタイミングは様々で、初見では非常に難しいという印象を受けました。例えば襲いかかるために前かがみになった瞬間が「フェイタルフレーム」の怨霊の場合、ファインダー中央に怨霊を捉えていたのに突然視界から外れ、動きを追う間にタイミングを逃し攻撃食らってしまうなんてとも。攻撃されている間は怨霊のドアップになるので本当に心臓に悪いです。シャッターチャンスは命がけで狙っていかねばなりません。

■射影機のカスタム ~怨霊が被写体にかわる瞬間~
あまりにも恐ろしくて強制バトル以外の戦闘は逃げまくっていた筆者ですが、怨霊をうまくフィルムに収めると得点が得られ、これと「念珠」を使って射影機をパワーアップできるというので、途中からやる気に火がついてしまいました。

こうなってくると恐怖心もだいぶ和らぎ、ビビりながらもと霊に積極的に近づき、いかにしてシャッターチャンスを狙うかに集中できるようになります。カメラ好きの血が騒ぐ!

射影機は機能を備えた強化レンズや、新機能を追加できるパーツもカスタマイズすることができるので、機械のカスタム好きな男性プレイヤーの心をくすぐりそうです。

■フィルム使用というアナログ感
射影機の撮影はフィルムを使用します。無限に撮影できるフィルムもありますが、こちらは威力が弱いので強い怨霊にはお勧めできません。攻撃力の強いフィルムは簡単には手に入らないので、常に制限があり追い詰められた状況であるといえます。この状態は思った以上に恐怖です!カメラで除霊という比較的ハイテクな方法をとりつつも、そこにアナログ感があることで心理的な恐怖に一役買っています。

撮った写真はアルバムに保存することもできますが、霊だけを集めたアルバムって考えてみたらシュールですね。実際にあったら呪われそうで、すぐにでもお寺に納めたいです(笑)

■音による恐怖
とある映画監督が「人の心理はBGMで簡単に操作できる」と言っているのをどこかで読んだ記憶があるのですが、確かに音による恐怖は視覚以上。本作も「ヘッドフォンプレイ」推奨なので、心臓に自信のある方はぜひヘッドフォンをし、音量は少し大きめでプレイすることをオススメします。筆者は怖すぎてすぐに外しました(笑)

■恐怖はトラウマレベル
いっそモンスターが物理攻撃してきてくれた方がわかりやすくてよかったのに・・・。なぜ村人が怨霊になってしまったのか、その経緯が実は最も恐ろしく、ゲームを進めていくとその理由が次第に見えてきて更なる恐怖に陥ります。ジャパニーズホラー恐るべし。お好きな方は怨霊の攻撃にもめげず、村の謎に迫ってみてはいかがでしょうか?根詰めてやりすぎると目をつぶった瞬間や暗闇の中に怨霊が見えちゃうので、トラウマをこじらせない程度にプレイすることをオススメします(笑)

ちなみに本作のリメイクとなるWii版『零 ~眞紅の蝶~』は新要素も追加され、グラフィックも一新、wiiリモコンで直感的に操作できるとのことなので、原作、リメイクともに楽しめそうですね。

『零 ~眞紅の蝶~』は、6月28日に発売予定で価格は6,800円(税込)です。

(C)TECMO,LTD.2003


■著者紹介
みかめゆきよみ
ゲーム好き、日本史好きの漫画家兼フリーライター。
ゲームはジャンル問わずなんでもござれ。難しければ難しいほど燃えるドMゲーマーです。
歴史・ホラー漫画、歴史コラム、イラストなど雑多に活動しています。
サイト「車輪の真上」
http://zwei.lomo.jp/syarin/
《みかめ》

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