【そそれぽ】第45回:アクションゲームの本質的な楽しさが凝縮『一騎当千! スマッシュヒーローズ』をプレイしたよ!

【そそれぽ】第45回:アクションゲームの本質的な楽しさが凝縮『一騎当千! スマッシュヒーローズ』をプレイしたよ!

2012年6月10日(日) 09時00分
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インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。皆さんのゲームライフを充実させるゲームプレイレポート、第45回を迎えました【そそれぽ】のお時間です。

今週のゲーム業界は「E3 2012」に注目が集まり、Wii Uをはじめ、さまざまな新しいゲームが発表されていました。欧米向けの発表会ということもあって、各社のプレゼンテーションは基本的にグラフィックを重視したリアル志向のものが多く、銃や刀剣による残虐描写が含まれたタイトルも非常に多かったです。そのテのゲームがそんなに得意ではない筆者としては、少し心をほっこりさせたいところ。

というわけで、今回プレイするのはトムクリエイトのニンテンドー3DSダウンロードソフト『一騎当千! スマッシュヒーローズ』です。

『ニンテンドーeショップ』で購入する時点で、ほっこり極まりない雰囲気が漂っています。モチーフは源平合戦なのに、なんでネコなのでしょうか(笑)。このゆるい感じに癒されます。とは言え、戦いをテーマにした上から見下ろすタイプの2Dアクションゲームなので油断は禁物。筆者は同じくトムクリエイトがリリースしたDSiウェア『おみこしウォーズ』も大好きなので、プレイ前から早くも期待しております。それでは早速プレイしていきましょう。


■3DSで、立体描写が無くても良いじゃない
本作はニンテンドー3DSダウンロードソフトなのですが、3D表示には対応していません。その潔さ、よし!3Dにして魅力がアップするゲームでないのなら、無理矢理3Dにする必要はないですよね。本作のように、3DSでプレイできる手軽さのみを求めるのは全然アリだと個人的には思ってます。


■フィールドは2画面いっぱいの固定
戦闘のフィールドは3DSの2画面にまたがって広がる1枚の固定です。動いて敵を探していくのではなく、画面の周囲から敵が次々と湧き出てきます。しかし、コレが思ったよりも快適で、動ける範囲が制限されるがゆえの先読みなど、あえて固定である面白さを感じることができました。

ただし、画面同士がまたがる部分の距離感に筆者はイマイチ馴染めず、その距離感による勘違いで操作ミスをしてしまう場面が多々ありました。もちろん慣れの問題もあると思います。


■意外にも戦略的なアクション
基本的には大量に湧き出てくる敵を倒しまくるゲームです。敵を倒す際に吹っ飛ばすことも可能で、吹っ飛んだ敵を別の敵にぶつけてダメージを与えたり、気絶させて動きを止めたりすることもできます。つまり、大量に湧き出る敵をひたすらに倒すよりも、吹っ飛ばしを上手く利用して、吹っ飛ばす方向をなども考えながら効率良く倒していくことが攻略のポイントになってきます。意外にも(失礼)戦略性の高いアクションです。


■初心者安心の育成
選択できる3人(3匹?)のキャラクターそれぞれに、さまざまなステージと、個別のステータスが用意されています。また、お金を稼ぐことでステータスを上昇させる育成要素や特殊な効果をもたらすアイテム装備などもあります。

お金は基本的に倒した敵が落とすのですが、獲得したお金はゲームオーバーになってもちゃんとそのまま貰えます。つまり、難しいと思ったステージがあっても、そのステージを繰り返しプレイしたり、前にクリアしたステージをプレイすることでお金を稼ぎ、ステータスアップを図ってから再度挑戦することが可能で、クリア不能に陥ることはまずありません。


■上級者はがっつりやり込み
各ステージにはクリアとは別に3つずつ「ミッション」が用意されています。普通にプレイしていても条件が満たせない場合が多く、達成するには更に高度なプレイが求められます。もちろん、「ミッション」を達成することで「ごほうび」のお金やアイテムをゲットできます。アクションに慣れている人は、ぜひミッションクリア率100%を目指してみてください。


■やや単調な面も
キャラクター選択とそれぞれに用意されたステージ数、やり込み要素などは十分なのですが、ステージや敵のバリエーションは決して多くなく、ある程度のステージをクリアすれば、あとはステージの長さや敵の強さ、敵の出現パターンの変化だけなので、ほとんどが応用のプレイになっていきます。

また、ボスの動きや攻撃パターンも大体似たような感じで、それぞれ似たような攻略方法で対処可能。このあたりにもうひと工夫あれば更に良かったのではないかなぁと感じました。


■総評:「ゲームの本質的な楽しさ」を思い出させてくれる良作
値段やゲームの手軽さなどから、こういったタイトルはスマートフォン向けのアプリと比較されてしまいがち。しかし本作には、ゲーム専用ハードならではの「操作の爽快感」、ゲーム専用ハードでしか味わえない楽しさが凝縮されていると感じました。「弾幕シューティング」とも「無双」とも違う、本作を「面白い」と感じさせる「敵の攻撃をかい潜るアクション」が、絶妙なバランスによって魅力を生み出しています。

ゆるいネコキャラたちとは裏腹に、攻撃を避ける楽しさ、敵を引き付ける楽しさ、一気に倒す楽しさ、そして反射的に動く自分の脳・・・グラフィック性能や演出に頼らない「ゲームの本質的な楽しさ」が堪能できると思います。

得意不得意関係なくアクションゲームが好きな人にオススメです。プレイ開始からしばらくは難易度がやや高めに感じられるものの、プレイし続ければお金も貯まり、いつか必ずクリアできるというシステムにも好感。また、レトロゲームが好きな方にもオススメです。「今プレイしても凄く面白いファミコンソフト」のような本質的な魅力を感じることができると思います。

シンプルなのに奥深いアクションに加えてやり込み要素も多いので、コストパフォーマンスが非常に良いタイトルでした!


【そそれぽ】第45回、いかがでしたでしょうか?CPU、画像処理・・・そういったところに注目が集まりがちな近年の「ゲーム」。本質的なゲームの楽しさも忘れないような新作にもしっかり期待していきたいですね。次回もどうぞお楽しみに!


『一騎当千! スマッシュヒーローズ』は、好評配信中で価格は400円(税込)です。

(C)TOM CREATE 2012


■筆者プロフィール
津久井箇人 (つくいかずひと) a.k.a. そそそ
愛内里菜らに楽曲提供をし、VOCALOID音楽のクリエイターとしても有名な作・編曲家。ゲームを紹介するブログ記事が評価され、2011年からINSIDEでライター活動を開始。レトロゲームから最新ゲーム、戦略SLGから格ゲーまで、幅広いジャンルのゲームをプレイする。
Twitter:@sososo291
ブログ:sososo activity

(Article written by 津久井箇人 a.k.a. そそそ)
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機種 3DS
ジャンル ACT
発売元 トムクリエイト
開発元 トムクリエイト
発売日 2012年06月06日
プレイ人数 1人プレイ専用
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