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【そそれぽ】第28回:「Wiiでしか遊べない旧スクウェア特集」第1弾!『ルドラの秘宝』をプレイしたよ!

任天堂 Wii

インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。皆さんのゲームライフを充実させるゲームプレイレポート、第28回を迎えました【そそれぽ】のお時間です。

突然ですが皆さん、最近Wiiで遊んでますか?リリース間隔も空き気味のWii新作ソフトですが、本体に埃を被せて寝かせておくのは少々もったいない!Wiiをプレイしなくなってから、スマートフォンやさまざまなガジェットのために自宅の無線LAN環境を整えた・・・そんな方も多いのではないでしょうか。そうです、アナタです。そして、アナタは忘れています。

「Wiiショッピングチャンネル」には約650本もの「バーチャルコンソール」が眠っていることを!
※2012年2月現在

過去の名作をダウンロード販売している「バーチャルコンソール」は、サービス開始から6年でこんなにも凄まじい本数配信されていたんですね。その魅力は、何と言ってもプレイ感覚が実機に極めて近いところ。移植作やリメイク作にありがちな違和感がほとんどありません。そして何より、任天堂のハードのタイトルが遊べるところ。当たり前っちゃ当たり前ですが、その当たり前を実現してくれるのは現状ではほぼWiiのみです。

時は遡って1990年代。空前のブームを巻き起こした任天堂ハード「スーパーファミコン」の全盛期は、スクウェア(現:スクウェア・エニックス)のRPGが牽引していたと言っても過言ではありません。同社の今日まで続く名作シリーズにも、実はスーパーファミコンで産声を上げたり、基礎が出来上がったタイトルも多いはず。

要するに、今では(ほぼ)Wiiでしか遊ぶ手段がない旧スクウェアの名作をドドーンと紹介していこうという特集です。当時実機で遊んだ人はプレイし直したくなること間違いなし。未プレイの人にも決して古く感じさせない洗練されたタイトルばかりです。

というわけで、今回プレイするのはWiiバーチャルコンソール『ルドラの秘宝』です。

前振りが長くなってしまったので、早速プレイしながら『ルドラの秘宝』の魅力をお伝えしていきたいと思います。


■『ルドラの秘宝』とは?
時代がプレイステーションへと移り変わりつつある1996年にスーパーファミコンで発売されたオリジナルRPG。人類が滅亡するまで16日となった世界で主人公たちが奔走します。基本的にはオーソドックスなRPGなのですが、非常に特殊なシステムが採用されて話題となり、今日までRPGファンの間では語り草となっています。ファンも多い作品なのですが、これまでにシリーズ化はもちろん、移植やリメイクもされていません。まさにこの特集第1回に相応しいタイトルです!


■3人の主人公と4人目の主人公
「シオン」「サーレント」「リザ」の3人の章から好きなシナリオを選んでプレイすることが出来ます。ゲーム中には時間(=シナリオの進行度)の概念があり、滅び行く世界の中、それぞれの主人公が同じ時間に何をしていたのかがドラマチックに交錯されながら描かれています。時には違うシナリオの主人公同士がばったり出会うことも。1人を集中して進めるもヨシ、それぞれを1日ずつ進めるもヨシです。

主人公は3人だけではありません。上記の3人のシナリオをクリアすると最終章をプレイすることになり、いよいよ4人目の主人公「デューン」が登場し、物語は最終決戦へと進んでいきます。


■何と言っても「言霊システム」
本作の最大の特徴は何と言っても「言霊システム」。好きな6文字を組み合わせて魔法の名前を自分で決められてしまうというとんでもないシステムです。ある程度の法則性はあるものの、魔法は出来あがるまでその効果がわかりません。序盤から超強力な魔法を生み出すことももちろん可能です。「バランスブレイカー」的なシステムなのですが、強力な魔法ほどMPを消費するバランスなので、「楽」になることはあっても、作品そのものを破綻させるほどでありません。

コストパフォーマンスの良い魔法を探すのがとにかく楽しいです。6文字の組み合わせが無限の可能性を秘めています。「言霊システム」は、メニュー画面が開ける場所であればいつでも利用可能です。


■いくつか魔法作ってみたので紹介
「言霊システム」を利用して魔法を作ってみたのでいくつかをご紹介。

・ケイオン(消費MP10 火属性複数攻撃 ダメージ100強)
・マリオカート(消費MP13 雷属性複数攻撃 ダメージ130強)
・エガシラ(消費MP4 陰属性単数攻撃 ダメージ70強)
※いろいろアレですが、これらは言霊なので、アレらとは一切関係ございません!

このように、好きな6文字の組み合わせでさまざまな魔法を作ることができます。実用的な魔法がほぼ紹介できなくて申し訳ないです(笑)。


■SFC末期ならではの魅力的なドット絵と音楽
当時のスーパーファミコンにおけるドット絵の文化は、どの作品も芸術の領域に達していて、本作ももちろんその領域に達している作品のひとつだと言えます。戦闘中はキャラクターも敵も常にアニメーションしており、行動時は敵も味方もかなりヌルヌルと動いてくれます。

また、『サガ3』なども手掛けている笹井隆司氏が担当する音楽にも魅力的な楽曲が多いです。ファンタジーRPGの世界観に合う幻想的かつ力強い楽曲群はiTunes Storeでサウンドトラックも発売中。入手困難だったサントラが手軽に購入できるということで、バーチャルコンソールの配信も含めて、改めて便利な世の中を実感します(笑)


■洗練されたJ-RPGのシステム
ストーリーを読み進め、フィールドやダンジョンを探索し、ターン制・サイドビューのバトルをするという、J-RPGらしいJ-RPGです。ただ、そのひとつひとつが非常に洗練されており、全体を通して、J-RPGにありがちなダラダラしたストレスを感じずにプレイすることができます。


■総評:現在でも通じる埋もれた良作RPG
描き込まれた2Dグラフィックの品質は現在の携帯ゲーム機と同等レベル。また、戦闘やフィールド移動のテンポが非常に良いので、システム的な古臭さは感じません。むしろ読み込みが全くない分、現在のゲームより軽快に感じられます。

戦闘バランスなどの難易度は若干高めですが、「言霊システム」や、ボス戦前の回復・セーブなどの救済措置もあり、じっくり進めれば誰でもクリア可能です。謎解き的な要素よりも、ストーリーや育成、システムを楽しむRPGと言えます。

基本はファンタジーですが、滅亡を目前に控えた世界観なので、雰囲気は全体的に少し暗め。緊張感のある重厚なストーリーのRPGが好きな人にオススメです。携帯やスマホでJ-RPGをプレイしている方は本作にも自然に馴染むことができると思います。また、旧スクウェアのRPGらしさが全開なので、当時ほかのRPGにお世話になった方で未プレイの方にもオススメします。


【そそれぽ】第28回、いかがでしたでしょうか?『シアトリズム』が発売されて過去の『FF』シリーズを振り返りたくなる時期ですが、せっかくの機会なので、『FF』以外の懐かしい旧スクウェア作品も思い出してみてはいかがでしょうか。次回もどうぞお楽しみに!

Wiiバーチャルコンソール『ルドラの秘宝』は、好評配信中で価格は800Wiiポイントです。

(C) 1996 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.


■筆者プロフィール
津久井箇人 (つくいかずひと) a.k.a. そそそ
愛内里菜らに楽曲提供をし、VOCALOID音楽のクリエイターとしても有名な作・編曲家。ゲームを紹介するブログ記事が評価され、2011年からINSIDEでライター活動を開始。レトロゲームから最新ゲーム、戦略SLGから格ゲーまで、幅広いジャンルのゲームをプレイする。
Twitter:@sososo291
ブログ:sososo activity
《津久井箇人 a.k.a. そそそ》

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