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【そそれぽ】第24回:聞き取ってドヤ顔しちゃうパーティーゲーム『キキトリック』をプレイしたよ!

インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。皆さんのゲームライフを充実させるゲームプレイレポート、第24回を迎えました【そそれぽ】のお時間です。

任天堂 Wii
インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。皆さんのゲームライフを充実させるゲームプレイレポート、第24回を迎えました【そそれぽ】のお時間です。

今週は個人的な用事も含めて何気に忙しく、ゲームをしっかりやる時間がなかなか取れませんでした。呼吸するようにゲームする筆者は、それでも少しの合間にゲームをプレイするわけですが、久しぶりにWiiのバーチャルコンソールで遊んでみました。30分ぐらいの隙間の時間でクリアしたいとなると、選べるゲームは限られます。なので、Wiiの1ページ目に置いてある筆者のお気に入り『スーパーマリオワールド』や『忍者龍剣伝』をタイムアタックしたりしてました。しかし腕も落ちていて、クリアするために結局1時間ぐらい遊んでしまったり・・・。ミンナニハナイショダヨ。

というわけで、今回は、任天堂の新作Wiiソフト『キキトリック』をプレイします。

音楽に縁がある筆者としては、音に関するゲームであること、【そそれぽ】では久しぶりのWii用ソフトということで、非常にワクワクしております。Wiiリモコンに使っているeneloopの充電もばっちり。早速プレイしていきましょう。プレイにしようするのはWiiリモコン(もしくはWiiリモコンプラス)のみです。

※画像は相変わらずiPhoneで無理矢理テレビを撮影したものです。実際の画面はもっとキレイです。


■個性的なキャラ「ノイズ君となかまたち」
本作のメインモードのひとつ。登場キャラクターたちの声がさまざまに聞き取りづらくなっており、コミュニケーションの中で何を言ってるかを当てていきます。

ゲームを進行すると、「ノイズ君」以外にも声がシマシマな「ゼブラさん」など新たなキャラクターたちが登場していきます。キャラクターの見た目同様、声もそれぞれ個性的で、個性的に聞き取りづらくなっています(笑)。


■音を題材としたミニパーティーゲーム集「ミミプロ」
「聞き取る」ことをテーマにしたさまざまなミニゲームです。「バー」や「売店」といったシチュエーション別に、それぞれ内容が異なる「聞き取り」にチャレンジします。こちらもゲームを進行していくと少しずつ増えていきます。

コチラは単純に「聞き取る」というよりは、「聞き取る」ことと「音」を題材にしたミニゲームといった感じで、その趣向も様々。よりパーティーゲーム的な性質が強くなっています。


■完璧に聞き取れたときについ「ドヤ顔」
「ノイズ君となかまたち」の会話を、一字一句間違えずに聞き取れたとき、きっと画面に向かって筆者は「ドヤ顔」していたと思います(笑)。言葉では説明しづらい、聞き取るための「コツ」がそれぞれのキャラクターにあると思うので、うまくコツをつかんで聞き取ってみてください。複数人でプレイしているとき、特に自分だけ何を言っているか聞き取れた時は、絶対「ドヤ顔」してしまうと思います。パーティープレイ時は「ドヤ感」を堪能しましょう。


■難易度は環境によって左右される
キャラクターたちの声の聞き取りやすさには、得意不得意や環境で個人差が激しそうです。「なかまたち」はキャラクターごとにノイズのかかり方が違います。聞き取る「コツ」は存在しそうですが、その前に「コツ」を聞き取るための環境があるかどうか、耳が良いかどうか、難易度はそこに大きく依存されます。

例えば、低音(声の音の低い部分)に意識を集中すれば聞き取りやすいキャラクターの場合、低音が良く出るスピーカーを使っているかどうかで、そのキャラクターを攻略するための難易度に大きな差が生まれてくるでしょう。音をしっかり聴くための環境があるかどうかで大きく変わってしまう難易度は、「ゲーム」という部分からいささか離れてしまっているのではないかと感じました。


■意外と低い自由度
プレイを繰り返してクリアしていくことで、新たな「なかまたち」や「ミミプロ」が解放されていきます。最初は選択肢がほとんどなく、基本的には順番にクリアしていくしかできません。「なかまたち」「ミミプロ」はどれも個性的。パーティー性が高いゲームゆえに、ゲーム選びの自由度が、特に序盤低すぎるかなと思いました。プレイを重ねて、クリアをすることで解放されているスタイルよりも、最初から自由に選択できる余地があっても良かったかなと思います。


■総評:「ドヤ感」を楽しむ「脳トレ」系パーティーゲーム
音をテーマにしたゲームとなると、どうしてもリズムゲームなどになりがちですが、リズムから離れた音を使うゲーム自体が珍しいです。1人でプレイするよりも、多人数でプレイすること、パーティーゲーム性に重きが置かれています。

ただし、音を「聞き取る」ことがメインのため、雑音が多い環境、例えば車の通りの多い道沿いや、生活騒音が目立つ場所でのプレイには適しません。近くで誰かがご飯の支度をしていたりすると、満足にプレイすることは出来ないと思います。そうなると、ヘッドフォンでのプレイを推奨したいのですが、Wiiでパーティーゲームということで少々難しいですね。パーティーゲームだとワイワイやりたいと思うのですが、本作の場合は黙って真剣にスピーカーに耳を傾けなければなりません。

1人1人がヘッドフォンを使用したくなるゲーム性や、小さなゲームを少しずつ進めるというゲーム構成から、その環境を整え易い携帯ゲーム機向けでも良かったのではないかと思います。みんなでプレイし易いという面以外、Wiiである必要性はあまり感じられませんでした。

プレイ環境さえ整っていれば、ひとつひとつのゲーム自体は手軽で面白いものに仕上がっています。耳から入ってくる情報を柔軟に解釈することを楽しむゲームなので、意外に「脳トレ」などにハマった人にオススメです。プレイするほど難易度が少しずつ上がっていき、できるゲームも少しずつ増えていきます。「ノイズ君」もカワイイですし、登場キャラもみんな個性的。ミニコンテンツ「音グッズ」も集めて楽しいです。


【そそれぽ】第24回、いかがでしたでしょうか?ゲーム業界が年末年始商戦から落ち着きを見せていたかと思いきや、早くも年度末に向けて盛り上がってきましたね。機種問わず良作が沢山発売されることを期待しております。次回もどうぞお楽しみに!


『キキトリック』は、好評発売中で価格は5,800円(税込)です。

(C)2012 Nintendo Codeveloped by Otodesigners co.,ltd.


■筆者プロフィール
津久井箇人 (つくいかずひと) a.k.a. そそそ
愛内里菜らに楽曲提供をし、VOCALOID音楽のクリエイターとしても有名な作・編曲家。ゲームを紹介するブログ記事が評価され、2011年からINSIDEでライター活動を開始。レトロゲームから最新ゲーム、戦略SLGから格ゲーまで、幅広いジャンルのゲームをプレイする。
Twitter:@sososo291
ブログ:sososo activity
《津久井箇人 a.k.a. そそそ》
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