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【そそれぽ】第17回:iOSとサウンドノベルは相性抜群!『428 ~封鎖された渋谷で~』をプレイしたよ!

モバイル・スマートフォン iPhone

インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。第17回を迎えました【そそれぽ】のお時間です。

今週は一気に寒くなってきましたね。夏と同様に冬も節電が呼びかけられていますし、暖房器具はなるべく使わないようにする工夫をしたいところです。とりあえず慌てて毛布を引っ張り出して、包まっている日々です。毛布に包まりながらも手軽にプレイできる。そう、iOS用アプリならね。

今回は、チュンソフトのiOS版『428 ~封鎖された渋谷で~』をプレイします。

2008年にWiiで初登場したサウンドノベル『428』はその後PS3やPSPにも移植され、ハードに合ったインターフェイスの改良も加えられてきました。今回、満を持してiOS版が登場となったのですが、Wii版発売以来、筆者はなぜか本作にずっと興味を持ちつつも、これまで一度もプレイしていませんでした・・・。iOS版がこのタイミングでリリースされたのも何かの運命。ということで、愛用のiPhone4で早速プレイしていきたいと思います。


■初プレイの私は・・・ [A]親切なインターフェイスだなと思った。
ストーリー序盤は「加納」「亜智」の2人のストーリーを追っていくことになります。初プレイでも非常に親切でわかりやすい操作ガイドが表示されるので、プレイする面では操作やシステムで迷うことは全くありません。複数の主人公を「タイムチャート」という時間軸上で切り替えながら、さまざまな角度で「渋谷で起きる事件」を追っていくことになるのですが、切り替えるべきポイントも非常につかみやすく「サウンドノベル」「テキストアドベンチャー」といった類のジャンルが苦手な人でもスムーズに入っていけます。

ゲームに慣れてきた頃には、きっちりと歯応えのある展開、即ち選べる主人公に「大沢」「御法川」「タマ」の3人が追加され5人の視点を追うシナリオへ入っていきます。主人公全員を「TO BE CONTINUED」まで導くことで、シナリオが次の時間へと進んでいきます。


■突然のBAD ENDに・・・ [A]「これが428の醍醐味だ!」と興奮した。
ストーリーが行き詰まったり、目的を達成できなかったりすると「BAD END」となってしまいます。為す術がないかと思いきや、これは『428』の醍醐味のひとつ。そこにたどり着くまでの分岐を考え直したり、あるいは他の主人公のストーリーでフォローしたりすることで「BAD END」は回避され、ストーリーは新たな展開へと進んで行きます。主人公同士の「タイムチャート」に接点があったり、何かちょっとしたきっかけがあったり、全く関係のない主人公のストーリーが、他の主人公のストーリーにも影響を及ぼしたりもするのです。

複数の主人公を切り替えて進めるゲーム、と聞くと敷居が高そうですが、実際はそんなことありません。「タイムチャート」を見ることによって、主人公たちがいつ・どんな行動を取っていたかは一目瞭然。過去に「分岐」などがあったポイントはアイコンも表示されます。「あの分岐の選択で間違えたかも・・・」といった場合もすぐに戻って選び直すことができます。「BAD END」が消えて、シナリオが先へ進む喜びをぜひ味わってみてください。


■実写のゲームだった。 [A]実写もたまには良いなと私は感じた。
ゲームのグラフィックは3DCGだ!2Dアニメだ!・・・と決めつけている方。実写を使ったもゲームもなかなか良いですよ?基本は静止画の「写真」とテキストで構成されている画面ですが「ここぞ!」という場面では「写真」の一部がアニメーションしたり、更には「写真」をアニメーションさせるどころかまるまる「動画」になっちゃったりもするのです。その一連の流れが非常にシームレスで、違和感なく溶け込み、突然動き出す登場人物たちに驚き、プレイヤーに圧倒的なインパクトを与えます。


■広がっていくストーリーは・・・ [A]やがて全てが繋がっていった。
ゲームの比較的前半にあたる部分のストーリーは、とにかくどんどん広がっていきます。さまざまな主人公が、さまざまな場所で、さまざまな行動を取っているのですが、全て「渋谷」での出来事であり、それぞれの主人公たちも細かなポイントで交差します。その細かなポイントが、同じ時間、同じ「渋谷」で起きている出来事だということを確認させてくれるだけでなく、主人公同士にもわずかながら関係性を生んでいくのです。

主人公たちの運命をコントロールするプレイヤーはまるで神になったかのごとし。主人公たちを「目標」そして「真実」に導きましょう。やがて、シナリオが終局へ向かっていくにつれて、どこまでも広がっていたストーリーがどんどんつながっていきます。この収束感、集結感にテンションが上がらないプレイヤーはいないでしょう。


■「反応しない?」どうやらうまくタップできていなかったようだ。
画面をどこでもタップすればテキストは進みますし、右下のメニューをタップすれば基本的な操作はほぼ全てできます。特殊な操作もスワイプなどiOSを使っていれば特に戸惑うことなく、直感的に使用することができると思います。

ただし、iPhoneでは分岐の選択肢をタップする際に、タップできる範囲が小さくてスムーズにタップ出来ないことが何度かありました。選択肢は、1度タップして「確認状態」にしてもう一度タップして「決定」する動作が必要なので(ほとんどダブルタップみたいな感じで基本的にストレスは全くないです)、誤った選択肢を選ばないように配慮はされていますがプレイする際にはちょっとだけご注意ください。


■総評:iOSとサウンドノベルは相性抜群で、未プレイの人こそ買いだった。
iPhoneでのプレイは非常に快適。電子書籍を読むようにいつでも、どこでも、手軽に「サウンドノベル」を楽しむことができます。「サウンドノベル」とスマートフォン/タブレット端末は、ものすごく相性が良いと改めて感じさせられました。筆者はiPhoneでのプレイでしたが、iPadでならもっと快適かもしれません。

テキストアドベンチャー系のゲームや「サウンドノベル」が好きな人で、これまで『428』を未プレイの人には特にオススメです。「実写」に抵抗がある人も、ノベル系のゲームが好きな人は是非一度プレイしてみてください。CGやアニメとは全く違う実写ならではの魅力が味わえます。

また「サウンドノベル」=「グロテスク表現」「ホラー」というイメージを持っている方も多いかと思いますが、本作はそういった表現はほとんどなく、非常にカジュアルに読めます。ストーリーや謎解きを純粋に楽しめるタイトルとなっています。

ストーリー序盤が無料で楽しめる『LITE版』も用意されているので、まずはそちらをプレイすると良いかもしれません。興味を持った方はまず『LITE版』をぜひ。もちろんこれまでプレイしたことがある人も、『428』をポケットに入れて好きなときに楽しんでみてください。


【そそれぽ】第17回、いかがでしたでしょうか?渋谷は馴染みもある土地なので、そういう面からも今回は楽しむことができました。「聖地巡礼」(アニメやゲームに登場するモデルとなった場所へ実際に行くこと)をする人の気持ちが少しだけわかった気がします。次回もどうぞお楽しみに!


『428 ~封鎖された渋谷で~』は、好評配信中で価格は1800円(税込)です。『428 ~封鎖された渋谷で~LITE版』は、好評配信中で価格は無料です。

428 ~封鎖された渋谷で~ - CHUNSOFT

428 ~封鎖された渋谷で~(Lite) - CHUNSOFT

(C)2008/2011 CHUNSOFT


■筆者プロフィール
津久井箇人 (つくいかずひと) a.k.a. そそそ
愛内里菜らに楽曲提供をし、VOCALOID音楽のクリエイターとしても有名な作・編曲家。ゲームを紹介するブログ記事が評価され、2011年からINSIDEでライター活動を開始。レトロゲームから最新ゲーム、戦略SLGから格ゲーまで、幅広いジャンルのゲームをプレイする。
Twitter:@sososo291
ブログ:sososo activity
《津久井箇人 a.k.a. そそそ》

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