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【そそれぽ】第6回:謎の魅力の密かな注目作『うしみつモンストルオ リンゼと魔法のリズム』をプレイしたよ!

インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。第6回を迎えました【そそれぽ】のお時間です。

任天堂 3DS
うしみつモンストルオ リンゼと魔法のリズム
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インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。第6回を迎えました【そそれぽ】のお時間です。

今週は、ニンテンドー3DSの『ロックマン DASH3』や『アサシンクリード』の開発中止のニュースが相次いで入ってきて、少し切ない気持ちなっていました。個人的には本当に残念です。手軽に遊んでいるゲームの開発は、こんなにも難しいことなのかと改めて感じさせられました。

そんな時だからこそ、人気シリーズでもなければ超大手メーカー発でもない、全く新しいゲームが開発され発売されていくということに、ひしひしと希望を感じている次第であります。

ということで、第6回は、サンタエンタテイメントのニンテンドー3DSソフト『うしみつモンストルオ リンゼと魔法のリズム』です。

インターネット上以外では、ほとんどプロモーションもされていないこのタイトル。知ったきっかけはインサイドの原稿書きでした。8月に配信されるWiiウェア版の記事を書き、独特の世界観とかわいいキャラクターたちになぜか心惹かれてしまいました。

以降『うしみつモンストルオ』シリーズは、筆者が原稿を書き起こしているのですが、ニュース記事だけではどうしても自分が感じた魅力を伝えきることができません。なぜ魅力を感じたのか?これは実際にプレイして【そそれぽ】でしっかりと伝えなければ・・・。そんなわけで、3DSを片手にPCに向かっている次第です。では、早速プレイしていきましょう。


■ストーリーで浸る「モンストルオ」の魅力
クシャミをきっかけに「ユータイリダツ」してしまった少女「リンゼ」。自分の体に戻るため、ユーレイたちが暮らす「モンストルオ」でホラーダンスを踊りまくることになります。ホラーダンスでニンゲンを驚かせて沢山のヒメイを集めれば元の体に戻れると言いますが・・・。といったストーリーを進めることになるのですが、「リズムゲーにストーリーは要らない」とか思ったら大間違いですよ!

ストーリーを進めることで、タッチペンを使った独特のリズムアクションに慣れることができ、個性あふれるキャラクターたちの魅力をたっぷりと知ることができます。「モンストルオ」の世界観にまったり浸りながらゲームに慣れていきましょう。


■主人公は「リンゼ」であり「リンゼ」でない
ゲームスタート時には名前入力ができます。デフォルトで「リンゼ」と表示されていますが、好きな名前に書き換え可能です。更に、ゲーム開始すると最初から「ヘア&メイク」がかなり楽しめる状態になっています。

ヘアカラー5色、メイク5種、ファンデとカラコンが5色ずつ。この組み合わせだけでもうほとんどオリジナルキャラを作ることが可能です。メイクなんか顔が丸ごと変わっちゃいますが、整形じゃないですよ!(笑)あくまでもメイクなのです。


■快適なリズムアクション
タッチペンだけでゲームの全ての操作が済むということで、もちろんリズムアクションもタッチペン操作で行います。実際にプレイするまでは、上画面を見ながら下画面をタッチするリズムゲームって難しいのではないかと思っていましたが、一度プレイしてみればそんな疑問は一発で払拭。上画面の表示と音楽のリズムに合わせれば、あとは直感的にタッチしたりなぞったりするだけです。タイミング良くボタンを押す普通のリズムゲームとはかなり違う感覚で、「やらされてる感」よりも「やってる感」を強く感じることができました。


■ストーリーを進めればどんどんアイテム開放
特定の条件を満たすことで、「リンゼ」の服やアクセサリー、髪型が増えたりするのですが、ストーリーを進めるだけでもどんどん開放されていきます。この「リンゼ」の見た目を変化させるのがすごく楽しくて、アイテムが増える度に姿を変えたくなったり、組み合わせを考えたりしたくなります。

親切なことに新たなアイテムを手に入れたとき「お知らせ」が表示され、そのままヘア&メイクをイジる画面に飛んだりも出来ます。変化した見た目はリズムゲーム中はもちろん、ストーリーの会話パートなど全てに反映。お気に入りの組み合わせを見つける楽しみが、よりゲームを面白くさせます。


■ヒメイ=お金
ストーリーの目的とも言える「ヒメイ」集め。集めた「ヒメイ」はお金的に使うこともできます。「クモババ」のお店でガチャを回したり、新しい服を買ったりするには「ヒメイ」が必要になるので、リズムゲームを上手くプレイして、より沢山の「ヒメイ」をどんどん集めましょう。


■タッチ・なぞり・はじきが揃ってからが本番
リズムゲームのアクションは、画面をタッチするだけの基本操作「タッチ」、画面に出てくるポイントに合わせてペンを動かす「なぞり」、タイミングよく「マンドラゴラ」を引き抜く「はじき」の3つの要素が基本的な組み合わせになってきます。最初は「タッチ」だけですが、ストーリーを進めると徐々にアクションが増えていき、ストーリー中盤頃には3つを組み合わせプレイすることに。

3つのアクションが揃ってからが本番という感じで、リズムに合わせて様々なタッチペン操作を駆使することになります。その際の演出や効果音が気持ちよく、このゲームならではの独特の爽快感を味わうことができます。


■準備オッケー。わたし、がんばる!
と言って、なんでもかんでもホラーダンスで解決してしまうのが『うしみつモンストルオ』の基本事項。リズムゲームを無事クリアすればネコのミシェルが毎回「決まったね、リンゼ!」と褒めてくれます。この流れは繰り返すうちに安心感さえ覚えてきます。例えば街の人に「キミ、知っているかい?」と突然尋ねられて「はい/いいえ」を突然選ばされるような、そんな安心感です。プレイを重ねていくと、スタート時にそれを言ってくれないと逆に不安になるぐらいです(笑)。ゲームに期待通りの「お約束」パターンがあるってとても大事なんですね。


■知ってる曲も意外と入ってる
ゲームオリジナル曲はもちろんですが、有名なクラシック音楽のアレンジなど、聴いたことがある曲も沢山収録されています。中には大胆にかっこよくアレンジされているものも・・・。知っている曲だからこそより直感的なプレイも可能です。一度プレイした楽曲は何度も繰り返しダンスを見たり音楽を聴いたりすることができるので、クリアできなかった曲を聴きこんで再びプレイするようなこともできます。


■やり込みは豊富だけどプレイ時間はやや短め
服やヘア&メイクといったアバター的な収集もかなりありますが、それ以外にもいろいろなものを集めてコレクションできます。【そそれぽ】だけでは語り尽くせない数々の要素がてんこ盛りで、それらを集めるにはリズムゲームを沢山プレイしたり、「ヒメイ」を沢山あつめたりすることが必要なのですが、ゲーム全体のプレイ時間はさほど長くはかからないようです。しかし、その分リズムゲームのワンプレイが非常に濃いものになっていると感じました。

かわいいキャラクターたちに押されてしまいがちのグラフィックもよく見ると何気にかなり美しく仕上がっています。描かれるキャラクターたちのダンスや細かな動きも見ているだけで非常に楽しいです。何より目と直感で楽しめるリズムゲームというのが初体験で、そのプレイ感覚にぜひ注目してみてください。


■総評:直感爽快リズムゲー×独特のキャラ=魅力の秘密
1曲あたりのプレイ時間がコンパクトでも決して緊張感が途絶えるワケでもなく、気軽で濃い、爽快なワンプレイを楽しむことができます。また普通の音ゲーとなると画面の演出を楽しんでる場合じゃないぐらい「いっぱいいっぱい」になったりしますが、本作はそんなことはほとんどなく、上画面をしっかりと見ながらも直感的にリズムアクションをすることができます。

見た目のかわいさとは裏腹にキャラクターたちがクールに踊る姿は見逃せません。主人公「リンゼ」はもちろん、登場人物(?)のキャラクターが非常に濃くて楽しませてくれます。ストーリーもハートフルで小さなお子さんにも3Dをオフにしてぜひプレイしてほしいと思います。難易度は決して高くないので、画面写真や公式ウェブサイトなどを見て、キャラクターをカワイイと感じた人には特にオススメです。


■そそれぽ裏技情報局!(仮)
会話画面のメッセージ表示スピードが遅い!そんなときは「L」もしくは「R」押しっぱなしにしてみよう!会話のスピードが早くなるぞ!


【そそれぽ】第6回、いかがでしたでしょうか?世間はもう夏休みですね。筆者には残念ながら夏休みはありませんが、夏の風物詩を2~3分ぐらいずつ楽しんで、無理矢理にでも夏を満喫してやろうと思います。次回もどうぞお楽しみに!

『うしみつモンストルオ リンゼと魔法のリズム』は、好評発売中で価格は4,725円(税込)です。

(C) 2011 SantaEntertainment.
(C) 2011 Natsume Inc.


■筆者プロフィール
津久井箇人 (つくいかずひと) a.k.a. そそそ
愛内里菜らに楽曲提供をし、VOCALOID音楽のクリエイターとしても有名な作・編曲家。ゲームを紹介するブログ記事が評価され、2011年からINSIDEでライター活動を開始。レトロゲームから最新ゲーム、戦略SLGから格ゲーまで、幅広いジャンルのゲームをプレイする。
Twitter:@sososo291
ブログ:そそそげえむ
《津久井箇人 a.k.a. そそそ》
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