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Kinectの認識精度は4倍にすることも可能、マイクロソフトに動きも・・・?

今年の11月に発売されたXbox 360向け新型モーションデバイス「Kinect」。

マイクロソフト Xbox360
今年の11月に発売されたXbox 360向け新型モーションデバイス「Kinect」。

マイクロソフトのKinectチームは、Xbox 360とKinect間における大容量データの転送を可能とする圧縮/変換技術に熱心に取り組んでいると伝えられおり、海外サイトのEurogamerはマイクロソフトがKinectの認識精度の向上を図っていると推測しているようです。

その容量と認識精度の関係をEurogamerは順を追って説明。まずKinectの精度が向上するという点ですが、KinectのスペックはXbox 360本体のファームウェアに制限されており、ダッシュボードのアップデートによってそのスペックを向上させる事が出来るようです。

現在のXbox 360におけるKinectの深度カメラのスペックは解像度320x240、フレームレート30となっているものの、PCへの接続により最大解像度は640x480と判明。この解像度では認識精度は現在の4倍にも向上し、指の動きや手首の回転も認識出来るそうです。

EurogamerはXbox 360上でKinectの性能が制限されている理由を、USBコントローラーインターフェースが関係していると説明します。Xbox 360のUSBは約35MB/sの速度を出せるものの、複数のUSBデバイスの使用を前提にしたXbox 360の構造により、約15~16MB/sの速度しか出ていないのが現状のようです。その為、Kinectのスペックと容量には大きな関係があるとのこと。

このEurogamerの考えについて、マイクロソフトからの返答は無かったようですが、Digital FoundryのRich Leadbetter氏は、精度向上の可能性は“十分にありえる”とコメント。Leadbetter氏は、Kinectの最大解像度の実現には20MB/sの速度を必要とするのみであり、その点を踏まえれば可能性は十分にありえるとしています。しかしながら同時に処理も倍となる為、動作の重さなどカメラセンサーの精度については不明確な部分も多いとしています。
《Game*Spark》
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