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マーベラスエンターテイメント赤字見込みに・・・英国子会社から撤退

ゲームビジネス 市場

マーベラスエンターテイメントは、平成22年3月期の業績予想を下方修正し、前期に続いて損失を計上する見込みになったと発表しました。修正後の売上高は80憶円、営業損失17憶円、経常損失17億6000万円、純損失17憶円となります。

主軸事業のデジタルコンテンツ事業において、一部の大型タイトルを除いて受注が厳しく、海外でも価格の下落が予想を超えるペースで進み、販売計画を大幅に下回りました。これに伴ない、係わるコンテンツ資産の評価減を行うとともに、複数タイトルで発売中止や延期を行ったことで収益を圧迫しました。また、採算性の低い事業や海外事業について見直しを行い、英国の子会社でゲームの販売を行っていたRising Star Games、および音楽制作を行っていたデルファイサウンドを売却します。またアニメ制作のアートランドも減損処理を行い、特損を計上します。

今後はオリジナルコンテンツやブランドの確立から方針を転換し、実績のあるシリーズタイトルに資源を集中しながら、ソーシャルアプリやブラウザゲームなどの成長市場に取り組むことで中長期的な成長を目指していくとしています。また海外での自社販売は当面撤退し、ライセンス販売に切り替えるとしています。

二期連続で大幅に計画を未達となることから、現在実施している役員報酬の減額を拡大し、代表取締役は77%を減額、取締役は25~43%を減額、執行役員は15~17%を減額します。

Rising Star GamesはスカンジナビアのBergsalaとの合弁会社ですが、同じくBergsalaと合弁会社Gamebridgeを英国に設立している日本のメーカー・インターグローに全株式を売却します。Gamebridgeは英国で『オーバーターン』(スタジオ/Wiiウェア)、『たたいて!モグポン』(アジェンダ/Wiiウェア)、『侍道3』(スパイク/PS3)などを販売するなど"世界のゲーム会社の架け橋になる"と掲げていて、シナジー効果が期待できそうです。

一方でデルファイサウンドはマーベラス代表の中山晴喜氏の実父にあたる中山隼雄氏が率いるベンチャーキャピタル、アミューズキャピタルに全株式を売却します。
《土本学》

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