Wiiウェアに関しては「Xbox LIVE アーケードやPlayStation Networkよりも多くのダウンロードゲームを発売している」としながらも、任天堂や開発メーカーは情報やスクリーンショットを充分に提供していないと指摘。任天堂は同じゲームでも地域によって名前を変えるがこれは「完全に不必要」なものであるとしています。
DSiウェアは露出が不足しており、例えば『Glow Artisan』というゲームは内容が良いにも関わらず、配信されるまでたった二ヶ所でしか紹介されなかったし、配信後も一本のレビューしか存在しなかったといいます。
また、似たようなタイトルも多いとLangley氏は語ります。例えば数独のゲームは近日発売のものも含めて8本も出ていますが、「これはDSiウェアという新しい媒体をいかに使うかという類のものではなく、全体を悪いもののように見せてしまう。99セントショップで“101本ゲームセット”を買うような気分にさせる」と同じようなゲームばかりが出ることでブランドイメージがダウンする点に着目します。
「任天堂は2010年にダウンロードソフトを新しい方向に持って行かなければならない。任天堂の顧客はカジュアル志向であり、彼らはネットやレビューをチェックしない。こうした人々は従来のようにゲームを小売店でのみ買うことに固執するだろう」
WiiやニンテンドーDSの顧客層はダウンロードソフトに馴染みがないため、今後一層のアピールが必要であるとしています。
PSP minisについては「ソニーがすぐにプレイステーション3で遊べるようにしなかった」ことが問題であり、「ソニーはPSP goという新しいハードウェアを推すことを望んだが、プロモーションが市場に混乱を引き起こしたことは明白だ」とコメント。
プレイステーション3でPSP minisが遊べるようになったものの、『テトリス』のように、権利関係からPSPでしか遊べないようなタイトルも出てくるのではないか(発売元であるEAは携帯機用の『テトリス』の権利を持っており、据置ゲーム機用の権利は持っていない)と懸念を表明しています。
また、日本でPSP minisがサービスされていないことにも着目。「PSPやプレイステーション3ユーザーの3分の1がダウンロードソフトを買えない」状況を「奇妙な矛盾」であるとしています。
ゲームはよいものが揃っているものの、iPhoneとタイトル及びユーザー層が被っているため「iPhoneを使えば99セントで同じゲームができる時に、PSP Minisのゲームを一ヶ月も待ったりしない」という状況が出現しているとのこと。
2010年のPSP Minisに必要なのは「iPhoneタイトルの単なる移植ではなく、山ほどの同じようなパズルゲームでもなく、プレイステーション3とPSPのためだけに作られたオリジナルコンテンツ」であると締めくくっています。
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