アンドリュー・ハウス氏は1990年にソニーに入社。広報業務を担当した後、1995年4月よりSCEIに加わり、初代プレイステーションやゲームソフトのマーケティングとプロモーション活動に関わりました。1996年3月にはSCEAのマーケティング担当バイスプレジデントとなり、北米の事業を推進、誰もが知るPlayStationブランドの構築に貢献しました。2000年からはパブリッシャー向けのゲーム開発サポートも担当していました。2005年にはソニーのCMOにも就任しています。
SCEIの社長兼グループCEOの平井一夫氏は「アンディと再びプレイステーションビジネスにおいて共に仕事ができることをうれしく思います。ソニーのCMOとしてこれまでに彼が培った経験や専門知識を駆使し、来るネットワーク時代に向けて欧州/PAL地域におけるプレイステーションビジネスの更なる拡大と新たな試みを実行していってくれるものと確信しています」 とコメント。
ハウス氏は「『プレイステーション』に戻り、新しい職責に取り組むことにわくわくしています。私自身、インタラクティブエンタテインメント業界とは大変深い縁があり、特にネットワークエンタテインメントを中心に、欧州/PAL地域で私たちのビジネスをさらに拡げていくことに十分な手ごたえを感じています。SCEEの皆さんと力を合わせ、ソニーの他のビジネスユニットとも連携しながらこの可能性を追求してまいる所存です」とコメントしています。
一方、退任したデビッド・リーブス氏は「『プレイステーション』でのこれまでの経験は素晴らしいものでした。欧州/PAL地域の全106の国々をすべて訪れることはできませんでしたが、66カ国には足を運ぶことができました。このたびSCEEを退社するにあたり、申し上げたいことが二つあります。一つはこれまでの14年間、SCEEと私個人を支えてくださったすべての皆様への感謝です。皆様のような素晴らしい方々と仕事をすることができ、本当に幸せでした。もう一つは、これからの私の進む道です。これまで社会から受けた恩恵を少しでもお返しすべく、今後は社会に報いる仕事をしていきたいと思っています。地域の学校で皆様のお子様方に物理を教えることもあるかもしれません。また、年配のスキーのインストラクター、腰の悪い自動車修理工、いつもPSP®のゲームを持ってくるソーシャルワーカーがいたら、それは私かもしれません。これまで『プレイステーション』を支えてくださったすべての皆様とSCEEの社員の皆様に改めて感謝を申し上げ、これからのますますの繁栄を願っています」とコメントを発表しています。
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