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Wikipedia編集合戦―あらゆる企業・公官庁が参戦していた!?/任天堂・ソニーまで

2007年8月25日(土) 19時32分

ここ数日、Wikipediaが企業や公官庁によって自身の都合の良いように編集されているのではないかという問題が大きく取り上げられています。Wikipediaでは編集者のIPアドレスが記録されており、これまでも楽天証券や山谷えり子参議院議員などの関係者が都合の悪い内容を削除するといった事が判明し、騒ぎになってきました。

しかし今回、カリフォルニア工科大学の大学院生Virgil Griffith氏が開発した「Wikipedia Scanner」によって、これまでに報じられた内容は氷山の一角であることが明らかになってきました。Wikipediaのログデータは一般に公開されており、「Wikipedia Scanner」はそれをスキャンして編集履歴にあるIPアドレスをWhoisにかけ、編集者の身元を割り出します。

大規模なログ解析によって多数の企業や公官庁がWikipediaの編集に参加していることが分かりました。最初に取り上げられたのは米CIAやFBIで、CIAはイラク戦争での犠牲者の数を「推計だ」と付け加えたり、FBIはテロ容疑者を収容し虐待問題が取り沙汰されたグアンタナモの写真を削除した疑惑が持たれました。

さらには任天堂がゲームキューブの初期不良に関する記述を削除したり、ソニーがブルーレイのDRAMに関する記述を削除したり、マイクロソフトの後方代理店がMSNをGoogleと並ぶ検索エンジンと記述したり、サブウェイがサブウェイのサンドイッチは美味しいとの記述を追加したりといった事が次々に判明してきました。

Technobahnによればこれ以外にも、イスラエルや南アフリカなどの国家、国連などの国際機関、BBC・ロイター通信・NYタイムズ・ワシントンポスト・アルジャジーラ・FOX NEWSなどの報道機関、フォード・トヨタ・エアバスなどの大企業まであらゆる機関がWikipediaの編集合戦に関与していた事が判明したそうです。

これらは必ずしも組織として情報操作を行っていたということを示すものではありませんが、なんともお粗末な話であります。

(Article written by 土本学)

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