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DICE 2004: EA創業者が次世代機について講演

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金曜日の早朝、ラスベガスで開幕したDICEにてエレクトロニック・アーツの共同創業者でCOOのBing Gordon氏は「次世代機向けゲームをデザインする(designing games for next-generation machines.)」というタイトルで次世代機についての講演を行いました。

Gordon氏は次世代ゲーム機で必要とされる技術や投入への戦略、次世代機のゲームで求められるものについて話しました。

まず「私はシリコンバレーの出身なので、技術が全てを左右すると考えたい所だが、実際に重要な役目を果たすのはソフトウェアです。ゲーマーは何時どんな楽しみがビデオゲームにもたらされるかを注目しています」と述べ、EAの成功した幾つかのタイトルを例として挙げました。

彼はEAがジョン・マッデンをフットボールゲームに使い続ける為に20年間で「5000万ドル以上」を払っているとジョークを言いました。

Gordon氏はハードウェアメーカーが新機種で市場に出すまでを話しました。「ハードメーカーは2年前に私達の所にやってきて、私達がハードを好くよう頑張ります」と述べました。「サードパーティとの『ハネムーン』が終わった後大体のファーストパーティはみじめな事になっています」と彼は付け加えました。

「マイクロソフト、ソニー、任天堂は新しいハードを市場に投入するために何十億ドルを費やします。彼らはそれを嫌がっています」として、PS3を延期するソニーの決定はこれに寄るものだとほのめかしました。

彼はピギーバック輸送(トレーラーを貨車に載せる方式、だったと思う)にたとえたいくつかの結び文句を列挙した。まず、採算をあわすこと、第二に、そのハードの立場を確保すること、第三に、その立場を維持すること。次に、敗者たちを避けること、。彼はセガのドリームキャストを例として用いた。

またハードメーカーのスローガンや哲学についても述べました。彼はゲームキューブで「低価格」を重要な特色とする任天堂の決定について「ゲームキューブの後でその哲学は再考されるだろう」としました。更に、発売時にメジャーなファーストパーティタイトルを揃えられなかった事についても「再考されると確信している」と述べました。

最後にGordon氏は次世代機に求められるものとして、100倍の物理処理能力、ピクサー並のキャラクターモデリング、流体力学処理、水面描写、多数の物を扱うこと、高解像度の有機表現を挙げました。更に、『Doom 3』に匹敵するリアルな目、髪の毛、皮膚および筋肉を手に入れるだろうとしました。

また、同氏はゲームは『グランドセフトオート』のような生きた世界を持つようになるだろうとも述べました。『ザ・シムズ』のように主人公以外のキャラももっと進歩し、より多くの意識、記憶、複雑な動機、学習、目的をもった個別化されたユーザーの分身になるだろうとしました。
《土本学》

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