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「マリオにゼルダ:コンピュータゲームの歴史」内容概要

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ディスカバリーチャンネルで放映された「マリオにゼルダ:コンピュータゲームの歴史」の大体の内容を軽く紹介します。

コンピューターゲームの歴史という事で最初に紹介されたのはアタリ社です。1972年にノーラン・ブッシュネルによってシリコンバレーで設立された会社で、『ポン』というゲームを開発してゲームの歴史を始めたとされます。番組では白髭を生やしたノーラン・ブッシュネルが登場して、最初社員を奮起させるためにGEと契約したという嘘を行った事や、「ポンはほんの小手調べだった」という話、最初テストした時はみんなテレビ画面でテレビ以外を見るのは初めてだった為ある女性に「どうやってテレビ局に信号を送ってるの」と言われたといった話が紹介されました。

アタリは成功します。しかし訴訟が持ち上がります。『ポン』はラルフ・ベアが1968年に作って展示会に出したゲームの盗作と言うのです。ベアはマグナボックス社と提携してオデッセイと名付けたゲーム機を展示会に出しました。ブッシュネルも展示会でそのゲームを遊んだ事を認めています、しかし「大した印象は残りませんでした」と話しています。訴訟はアタリが40万ドルで和解しましたが、ブッシュネルはビデオゲームの生みの親と言われるようになったのです。

そしてその後の成功の話が続きます。ブッシュネルはその時の気分を「わずか24歳で世界を支配したような気分」だったと語っています。次いで世界初の家庭用ゲーム機CVSの話です。またまた成功、そしてワーナーのアタリ買収、最後はブッシュネルの「ワーナーに売却したのは大きな過ちでした」という言葉が表すようにアタリショックで米国のゲーム市場は終ったのです。

続いて英国の話に移ります。双子のオリバー兄弟がわずか13歳で『ロードランナー』を開発して雑誌で発表したのです。その後企業に売る形でゲームを作ってましたが、報酬は少なく兄弟は会社を設立します。コードマスターズです。

いよいよ日本の話になります。最初に紹介されたのは宮本茂です。「ゲームオーバー」の筆者のデビット・シェフ氏が登場して宮本茂について話しています。宮本氏のコメントも紹介されます。「ゲームは人の心の一面を引き出すと思います。子供時代の思い出をゲームに投影しています」。シェフによれば宮本氏はゲームに興味が無く、NOA向けに開発する事になった時もゲームを知ることから始めたそうです。そうして出来上がったのは言わずと知れた『ドンキーコング』です。

『ドンキーコング』の成功の様子は元NOAのピーター・メインが語っています。テストを始めた「翌日店へ行き料金箱を開けました。驚くことに料金箱は120枚を越える硬貨で溢れかけていました。これには驚きました。ヒットを確信したのはこのときです」。次いでNES(ファミコン)の登場です。任天堂の秘策は『スーパーマリオブラザーズ』です。

宮本氏は「マリオは高く跳んだりできますが、決して無敵ではありません。水におぼれケガもするのです。初めは大きなマリオだけでした。しかし小さいマリオも作り、面白さが増しました。大きなマリオに変身するためのアイテムを、キノコにしようと決めました」と話しています。続いて『ゼルダの伝説』が紹介されます。ゼルダには宮本氏の思い出が反映されているそうで「山に登り木々をぬけ岩場に着くと大きな湖がありました。山の上に湖があると知り驚きました。凄く大きな湖でした。そのときの印象をゼルダにつかいました。ゼルタには多くの隠しアイテムがあります。主人公はアイテムを探す過程で、大人へと成長していきます。主人公と共に成長を感じられます。ストーリーが進むにつれ自分も成長したと感じるそんなゲームを作りたかったのです」と話しています。

最後はテトリスの話です。ヘンク・ロジャースやテトリスの生みの親、アレクセイ・パジトノフが登場しています。契約を取りに当時のソ連に行くとKGBに警戒されていたというような話も紹介されています。最終的に任天堂がライセンスを取りゲームボーイのキラータイトルとなります。

と、番組はこのような感じです。ゲームの歴史入門という感じで、一通りの事が分かる内容になってます。デビット・シェフ氏が登場してることもあってか、内容は「ゲームオーバー」とかなり被ってるような感じがしました。しかし貴重な映像が多く紹介されていますので視聴できる環境にある方は再放送もありますので是非チェックして欲しいと思います。これだけ重要人物から話を取ってるのだから1時間放送では勿体無いような気もしました。
《土本学》

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