人生にゲームをプラスするメディア

『お遍路さん』のピンチェンジが今年3月末に清算

最新号の日経ビジネスによれば、ゲームキューブ向けの『お遍路さん〜発心の道場(阿波国)編』を2003年4月に発売した、松下の社内ベンチャー企業・ピンチェンジが2005年3月末で清算されていたそうです。『お遍路さん』は続編も予定されていましたが、これで永遠にお蔵入りとなりそうです。

任天堂 ゲームキューブ
最新号の日経ビジネスによれば、ゲームキューブ向けの『お遍路さん〜発心の道場(阿波国)編』を2003年4月に発売した、松下の社内ベンチャー企業・ピンチェンジが2005年3月末で清算されていたそうです。『お遍路さん』は続編も予定されていましたが、これで永遠にお蔵入りとなりそうです。

ピンチェンジは松下本体では出来ないような事業を迅速に行う為の組織として社内につくられたベンチャー企業で、Palmのバーチャルキーボード、無料公衆電話「モシーボ」、各種記念切手、そして四国巡礼体験ゲーム『お遍路さん』と多岐に渡る事業展開を行ってきました。

日経ビジネスの記事によれば、ピンチェンジは一定時間の宣伝を見ることで無料で通話が可能な公衆電話「モシーボ」を展開していましたが、設置台数が伸びず、赤字を出していたそうです。直接の原因がこれかどうかは不明ですが、2005年3月末で清算されたとのことです。「モシーボ」は別の事業者が事業を継続しています。

『お遍路さん』は自宅に居ながらにして四国八十八箇所の札所を巡るお遍路巡りが可能なゲームで、印籠型の専用歩数計を身につければ、日常生活で歩いた歩数をゲーム中に加算することができました。高齢者向けの施設などにも納入されて、リハビリの助けとしても注目されていました。

第一弾『お遍路さん〜発心の道場(阿波国)編』は23番までに対応していて、残りは続編で対応する予定でしたが、タイトル発表のみで実際に発売されることはありませんでした。
《土本学》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

任天堂 アクセスランキング

  1. 【特集】『星のカービィ』インパクト大なザコキャラ10選!名前もちゃんと覚えてる?

    【特集】『星のカービィ』インパクト大なザコキャラ10選!名前もちゃんと覚えてる?

  2. 「ポケモン・オブ・ザ・イヤー」各地方ごとの投票結果も公開!初代カントーから最新作ガラルまで、8地方別のランキングをチェック

    「ポケモン・オブ・ザ・イヤー」各地方ごとの投票結果も公開!初代カントーから最新作ガラルまで、8地方別のランキングをチェック

  3. 衝撃の事実!『ポケモン』モンスターボールの誕生に隠された“ある教授の研究”とは…

    衝撃の事実!『ポケモン』モンスターボールの誕生に隠された“ある教授の研究”とは…

  4. 【特集】『星のカービィ』名曲10選、本当は10曲に選びたくなかった!

  5. 任天堂の不思議なキャラ10選

  6. 『あつ森』大型アプデを120%楽しむために“データ消去”してイチから始めてみた体験記

  7. 松野泰己氏すら覚えていなかったSFC版『タクティクスオウガ』裏コマンドが19年越しで発見される

  8. PS4・スイッチで美しい世界を旅できるゲーム10選!宇宙から古代まで幻想的な冒険に繰り出そう

  9. 『ポケモン スカーレット・バイオレット』新御三家はだれを選ぶ?2,000人以上が投票したアンケート結果発表!

  10. 『パワプロ2022』でも飛び出す「フラスコ」発言!魅惑のスタイルをイジられる早川あおい

アクセスランキングをもっと見る