2007年はニンテンドーDSの更なる普及に加えてWiiでも『Wii Fit』など新しい提案が次々に実を結び、株価も大きく上昇した一年でしたが、2008年に任天堂は私たちに何を見せてくれるのか、そういった内容になっています。
岩田社長は2機種が大きく受け入れられた要因について、誰からも嫌われない設計をしたと述べ、具体的には複雑さを取り払った、シンプルで直感的なインターフェイスを挙げています。そして、これまでゲームの敵であったお母さんが率先してゲームを買ってくれるようになれば未来は明るい、としています。
しかし次も見据えているようです。(いかにヒットしても娯楽は)「すぐに飽きられるのが宿命。今は両機種を超える商品を生み出さなければというやりがいと、プレッシャーを感じている」とのこと。
2008年の展開については「DSが通信機能を生かし、情報端末になる。国内で約2千万台も普及しているのだから、ゲームだけではもったいない。例えば電車を降り、DSに情報をダウンロードすれば駅周辺の地図やお店の案内などが見られる、などの使い方を考えている。今後駅や地下街、飲食店など、無線LANの設備があるところを中心にDSをネット接続できる場所を増やしていく」としています。
これからも任天堂の動きに注目が集まります。
関連リンク
編集部おすすめの記事
特集
ゲームビジネス アクセスランキング
-
【DEVELOPER'S TALK】据え置き機から携帯ゲーム機へ~追加要素満載でリメイクされた『ペルソナ3ポータブル』開発陣に聞く
-
任天堂代表取締役 岩田聡氏による基調講演「ファミコンから20年:ゲーム産業の今とこれから」 概要
-
【CEDEC 2008】ゲーム開発会社が海外パブリッシャーから開発を受注するには?
-
ポケモンはここで作られる!ゲームフリーク訪問記(前編)
-
“推しメン休暇”って実際どうなの?どんなキャラでもいいの?ジークレスト代表&社員にアレコレ聞いてみる
-
目黒将司×LAM 無二の個性派クリエイター対談-「目黒サウンド」「LAM絵」と称される“キャッチーさ”はどう育まれた?
-
海外ゲーマーが選ぶゲームの悪役ベスト25−栄光のトップは一体だれ?
-
【京まふ2013】『ブレイブリーデフォルト』衣装デザインの藤ちょこさん、水彩画の弘司さんによるライブペインティングが行われる
-
ミドルウェア開発からゲーム制作まで~シリコンスタジオにPS3『3Dドットゲームヒーローズ』について聞く
-
バンダイナムコの本社が移転 ― 品川の未来研究所から、東京都港区へ