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UDXビルでゲーム野郎たちがアツくなった!−サドンアタック プレゼンツ BIGLAN Socket6

自分のコンピュータを会場に持ち込み、LAN接続して対戦ゲームを楽しむイベント『BIGLAN Socket6』が12月15日と16日の2日間に渡って開催されました。会場となった東京・秋葉原のUDXビルには、自作PCを中心にテレビゲーム機や携帯ゲーム機を持ち込んだ参加者80名が結集し、それぞれの好きなゲームを仲間たちと楽しみました。会場には自作PCパーツメーカーやショップのブースが並び、コンピュータを持ち込まない当日参加のビジターも最新のPCゲームを体験していました。

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自分のコンピュータを会場に持ち込み、LAN接続して対戦ゲームを楽しむイベント『BIGLAN Socket6』が12月15日と16日の2日間に渡って開催されました。会場となった東京・秋葉原のUDXビルには、自作PCを中心にテレビゲーム機や携帯ゲーム機を持ち込んだ参加者80名が結集し、それぞれの好きなゲームを仲間たちと楽しみました。会場には自作PCパーツメーカーやショップのブースが並び、コンピュータを持ち込まない当日参加のビジターも最新のPCゲームを体験していました。

BYOC会場(有料スペース入り口)。イベントステージはこの手前の無料エリアにありました


『BIGLAN』は2005年から始まった日本最大のLANゲームパーティです。欧米ではインターネットが普及する以前から、友人宅にパソコンを持ち寄って対戦する『LANゲームパーティ』が楽しまれています。その最大のイベントはスウェーデンで開催される『Dreamhack』で、約8000台のPCが接続されます。一方、今回で6度目の『BIGLAN』は80台。数字は1パーセントですが、会場を訪れてみればPCがズラリと並んで圧巻です。1年前の第5回では定員が50席ほどで若干の空席もありましたが、今回は開催前に80席がすべて予約され、キャンセル待ちになる人もいたほどです。

自宅からPCを運んできた参加者は、受付を済ませると空いている席を確保します。ひとりに付き電源ソケットが2個、LANケーブル1本が割り当てられており、自分のPCとモニタをセットして遊ぶ環境を準備します。セットアップが完了したら、周囲を見渡して仲間を誘い、好きなゲームで対戦します。インターネットでも対戦できるのに、なぜわざわざ集まるのか、と思うかもしれませんが、これには理由があります。LANで接続することで、インターネットを経由せず、タイムラグの無い快適な対戦が可能になります。さらに、ゲーム好きが集まって、同じ時間と空間で遊ぶという連帯感も魅力です。隣同士、「やった!」、「やられた!」と声をかけながら遊びます。みんなで騒げる面白さがあります。

BYOCエリア。自慢のマシンを持ち込んで遊びます。オンラインの仲間と親睦を深める居心地のいい空間です


参加者のほとんどが自作PCを持ち込みます。3Dゲームのための強力なグラフィックカードを搭載した大型デスクトップPCが多く、キャリアに載せて電車に乗ってきたり、仲間とレンタカーを借りて運んだりと、苦労して会場にやってきます。自分の愛機を飾り立てる「デコパソ」も流行っており、わざと内部が見える構造のPCケースを使い、発光タイプのCPUクーラーやケースファン、ネオン管などの光り物を仕込みます。このようなデコパソの見せ合いもLANゲームパーティの魅力のひとつと言えるでしょう。

イベントステージではメインスポンサーの『ゲームヤロウ』がサービスしているオンラインFPSゲーム『サドンアタック』の全国大会『SACTL』の決勝リーグが開催され、大勢の観戦者で盛り上がりました。また、コンピュータを持ち込むBYOC会場では、XBOX360のゲーム『ギターヒーロー3』大会、自動車バトルゲーム『フラットアウト2』大会など、参加者が主体となって楽しむイベントが繰り広げられました。

同会場では『SACTL』も開催されました。『SACTL』とは『サドンアタック クラン トーナメント リーグ』の略です。ゲームヤロウが提供するオンラインFPSゲーム『サドンアタック』でクラン戦を競います。今回のSACTLでは198チームが参加し、1ヶ月間のオンライン予選リーグを実施しました。1チームが5名ですから、実に1万人のプレイヤーが頂点を目指して闘ったことになります。

SACTL決勝戦には大勢の観戦客が集まりました


イメージガール「きゃんち少佐(喜屋武ちあき)」による"始弾式"。グレネード1発で5人抜きという派手なセレモニーでした


BIGLANで開催されたオフライン決勝大会には、予選を突破した4チームが出場。1万人から勝ち抜いてきた20人の戦いです。テクニック、チームワークとも鮮やかで、戦力の拮抗した手に汗握る展開となりました。決勝戦のRustyEggs対sylphideの試合が始まると、ステージ周辺は観戦客で埋まり、通行が困難なほどでした。ざっと見積もったところ300人、いや、400人以上の観戦客が居たように思います。「オンラインゲームを競技として真剣に勝負する」、そんな楽しみ方をEスポーツと言いますが、今回のSACTLは日本のEスポーツ史上最大級の観客動員数でした。「日本のFPS人気が低い」と言われていた時代はもう昔のこと。2007年はサドンアタックなど基本料金無料のオンラインFPSが人気を集め、とうとうオフライン大会でこんなに盛り上がるようになりました。

RustyEggs対sylphideの試合はRustyEggsの勝利。RustyEggsはサドンアタック公認インストラクターのKeNNy氏が率いるチームです。別のゲームで世界大会の日本代表選手を務めた経験のあるKeNNy氏は、チームの団結力を高めるために、ほとんど毎日練習するだけでなく、毎週末は飲んだり遊んだりして親睦を深めたとのこと。チームワークの強さは友情の深さだといえそうです。

RustyEggsのリーダー、KeNNy氏。声を荒げて自らを鼓舞しつつ、チームメンバーと連携します


優勝はRustyEggs


サドンアタックを使ったイベントは他に「パソコンショップ対抗サドンアタック対戦」が行われました。日頃は秋葉原で売上を競うライバル店同士がサドンアタックで直接対決です。店員や常連客で構成されたチーム編成で、この戦いを制したショップは『ユーザーズサイド』でした。ゲームを通じたBIGLANと自作PCショップのコラボレーションはユニークな試みです。ステージの空き時間には各ショップが交替で自作PC講座を開催し、観客へのプレゼント企画なども行われました。

日本発のゲーミングマウス『ダーマポイント』が一般ユーザーに初公開。BYOC参加者に貸し出しも行われました


1年ぶりに開催されたBIGLANは、秋葉原の一等地で最大規模。大盛況で幕を閉じました。次回開催日は発表されませんでしたが、スポンサー各社や参加者から次の開催への期待が多く寄せられていました。
《杉山淳一》
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