
株式会社ポケモンは、新作ボードゲーム『お前、もしかしてロケット団?』を2026年11月に発売すると発表しました。
本作は、人狼のような心理戦とポケモンバトルを組み合わせたボードゲームです。プレイヤーは「ジムリーダー」「ジムトレーナー」「挑戦者」「ロケット団員」のいずれかの役割を担い、ポケモンバトルを通じて勝ち残りを目指します。
それぞれの役割は、ジムリーダーを除いてプレイヤー間で公開されないため、誰がどの役割を担っているのかを探りながら対決することになります。相手の言動から正体を推理しつつ戦う、人狼ゲームさながらの駆け引きが大きな特徴です。
『ポケモンカードゲーム』とはひと味違ったバトルを楽しめるほか、プレイヤー同士の真剣な読み合いも魅力となっています。
本稿では、そんな『お前、もしかしてロケット団?』の先行体験での様子をお届け。基本的なルールから実際にプレイしてみた感想まで、本作ならではの面白さをお届けします。
◆誰が挑戦者だ……お前がロケット団か!?
まずは『お前、もしかしてロケット団?』のルールをご紹介します。
本作のプレイヤー人数は4~6人。各プレイヤーが「ジムリーダー」「ジムトレーナー」「挑戦者」「ロケット団員」の4つの役割に分かれ、ポケモンバトルで勝ち残りを目指します。
ジムリーダーとジムトレーナーは、すべての挑戦者とロケット団員を倒すことができれば勝利となります。この2つの役割はチームとなるため、協力して戦うことが必須となります。


挑戦者は、ジムリーダーを退場させると勝利。他の挑戦者やロケット団員が残っていても、ジムリーダーを倒した時点で勝利が確定します。

ロケット団員は、ジムリーダー以外のトレーナーを退場させたうえで、最後にジムリーダーを退場させることができれば勝利となります。

ジムリーダー以外は、正体を明かさずにプレイをします。ただし、カードを表向きにしなければ会話の中で役割を伝えるのはOK。自分の役割を偽ってもいいですし、あえて役割を開示して自分の身を守るのもいいでしょう。(この段階では、カードは裏向きのまま)
この4つの役割が本作の要。挑戦者がジムリーダーを倒す寸前であれば、本来は敵であるロケット団員が味方になる瞬間もあります。つまり、プレイヤーは自分の役割を他のプレイヤーに悟らせないことが重要となり、この要素が人狼ゲームさながらの心理戦を生み出すのです。

◆ポケモンカードとは違う。ひと味変わったバトルシステム!
続いては、ポケモンバトルの仕方を説明します。
先ほどの役割カードを配り終えたら、次に自分の相棒となるポケモンを決めます。ポケモンは山札から2枚選び、そのうち好きな方を相棒とします。
ポケモンは「ディフェンス型」「アタック型」「バランス型」「サポート型」「ぼうがい型」と、それぞれ種類が決められており、自分の役割に合ったポケモンを選ぶことが大切になってきます。





ポケモンを選んだら、山札からプレイカードをジムリーダーから反時計回りに4枚ずつ引いて準備完了。ジムリーダーからカードをプレイしていきます。
カードは、ポケモンのわざを使うための「くらえ!」、わざをよけるための「よけて!」。


ポケモンに持たせられる「もちもの」、ポケモンの回復やレベルアップなどができる「どうぐ」、トレーナーのカードを見たりダメージを与えたりできる「イベントカード」の5種類が用意されています。



これらのカードを使いながら、自分の勝利条件を達成するためにプレイヤーが動くことになります。なお、ルールは「基本ルール」と「玄人ルール」の2つが用意されており、玄人ルールではポケモンはレベル1の状態から開始するほか、使える道具も増えます。

◆ジムリーダーで勝利を掴み取れ!「基本ルール」で先行体験
今回は、「基本ルール」で5人のなかのジムリーダーとして体験。ちなみに、相棒には「ぼうがい型」のゴルダックを選びました。

ゴルダックは「すいすい」の特性を持っており、おてんきチェックに成功すれば「くらえ!」を使わずにわざを繰り出すことができます。おてんきチェックとは、山札の上からカードを引いてカードの左上に描かれているおてんきマークを確認し、成功か失敗かを判定するルールです。
また、ゴルダックのわざは「みずのはどう」となっており、2ダメージを与えることができます。さらに、おてんきチェックに成功すれば、相手をこんらん状態にすることも可能です。

(HPや特殊状態、プラスパワーのどうぐはこちらのマーカーを置くことで表示します。)
そして2つ目の技「かなしばり」も使うことができます。こちらのわざは、選んだプレイヤーの次の手番が来るまで2枚のカードを裏返しにして使用不可能にするトリッキーなわざとなっています。こちらは、雷と雨のおてんきが付いたカードをトラッシュすることで使用可能になります。
勘の鋭い方なら気づいたかもしれませんが、こちらの「かなしばり」は「みずのはどう」を繰り出す前にも使用可能。つまり、相手の「よけて!」をロックした状態で確実にわざを繰り出すことが可能になる、まさに「ぼうがい型」らしいわざとなっているのです。
途中で挑戦者のサンドパンに特性「すながくれ」でわざを何度も避けられ、負けかけましたが、なんとか「レアコイル」と「サンドパン」の挑戦者を倒し、ジムリーダー、ジムトレーナー、ロケット団員という有利な状況に持ち込むができました。

しかし、残りの2人のうち、どちらが味方のジムトレーナーなのかわかりません。結果として、ロケット団員の「ウインディ」を残し、味方のジムトレーナーである「カイリキー」を倒してしまう、不利な展開となってしまいました。
「ウインディ」がジムリーダーである自分に2HPを回復できる「キズぐすり」を使ったことで、なんとなくジムトレーナーだと感じてしまいましたが、完全にミスリード。ジムトレーナーに「私を信じて!」と説得を受けましたが、どうしても信じることができず、「みずのはどう」でカイリキーに攻撃してしまいました…。

ということで、最終局面はジムリーダーの「ゴルダック」とロケット団員の「ウインディ」のタイマンに。ウインディは「ねっぷう」によってやけど状態にすることが可能ですが、自分のゴルダックには「おんみつマント」を持たせていたため、なんとか無事に切り抜けることができました。

ゴルダックは、先ほど紹介した「かなしばり」に加え、「くらえ!」を節約できる「すいすい」など、タイマン性能が高いポケモン。その性能を活かし、相手のHPを削り切り、なんとか勝利することができました。
この勝負のように、本作では相手の役割をじっくりと行動を見ながら予想していく必要があります。もし間違って味方陣営を攻撃してしまえば、一気に不利になるため、慎重に動くことが大切になってきます。

今回は、玄人ルールよりも簡易的なバトルが楽しめる「基本ルール」で遊びましたが、時間を忘れて1時間ほど夢中になって楽しめました。まだまだ使えていない「どうぐ」や「イベントカード」なども豊富にあったため、試遊会だけでは遊び足りません。
なによりも、相手の役割を探りながらポケモンバトルをするという新鮮な面白さは、癖になりそうです。







ポケモン好きはもちろん、心理戦や読み合いが好きな人にも刺さりそうな『お前、もしかしてロケット団?』。誰を信じ、誰を疑うのか。プレイしてみたい方は、本作品をチェックしてみてはいかがでしょうか。
『お前、もしかしてロケット団?』は、2026年11月中に発売予定です。
本作品の発売にあわせて「ポケモンボドゲくらぶ 冬のマストバイキャンペーン」も実施予定。こちらは『お前、もしかしてロケット団?』『ポケモンババ抜き&ポケモンタルカセット』『ポケモンごいた』いずれかを購入すると特製ゴムバンドが付いてきます。

©Pokémon/Nintendo/Creatures/GAME FREAK
©YOKAGAMES
※本記事の掲載画像は、すべて開発中のものです。














