■「奥義」を組み合わせ、自分だけの戦い方で立ち回る楽しさ

『朧村正怪奇譚』は、従来の魅力を引き継いでいるだけではありません。例えば、本作では空中回避が可能になるなど、アクション面のブラッシュアップも行われています。その中でも最も大きな変化は、「奥義」の仕様が変わったことでしょう。
これまでの『朧村正』は刀ごとに奥義が決まっており、刀の性能だけでなく、奥義の使い勝手も踏まえて装備する刀を考える必要がありました。しかし本作では、「奥義」を修得すると、1本の刀に最大6つの奥義を個別に装備(地上時の3つ、空中時の3つ)できるようになりました。

そのため戦略の幅が広がるのはもちろん、「この奥義を使いたいけど、刀は使いにくいんだよなぁ」といった悩みとも無縁になります。
今回の試遊でも、この「奥義の付け替え」を堪能させてもらいました。お気に入りの奥義をいつでも使えるというのは想像以上に楽しく、限られた時間のプレイでも、その面白さは十分に実感できました。

使い分ける操作もシンプルなので、とっさに出すのも苦労しません。自由に遊べる製品版では、奥義の組み合わせを試行錯誤する楽しみがさらに増すことでしょう。
また、ストーリー進行におけるマップ構成にも変化があります。特に大きいのが、「必要なルート以外にも進めるようになった」ことです。

従来の作品は、ストーリー展開に応じて進める先が開放されるような形でしたが、本作では必須のルート以外も進めるようになっており、散策を楽しむこともできます。
行き先によっては敵の強さが跳ね上がるため注意が必要ですが、腕に覚えがあるなら、あえて強敵の待つ場所へ挑むというのも面白そうです。
■「リファイン」の手応えで高まった『朧村正怪奇譚』へのプレイ意欲

短い試遊の間だけでも、『朧村正怪奇譚』のさまざまな要素に触れることができました。いずれも感触は良く、『朧村正』の遊びをさらに広げてくれそうなものばかり。『朧村正怪奇譚』への期待がより高まる試遊体験となりました。
今回の試遊範囲では直接触れられませんでしたが、イラストやキャラクターの動きを眺められる鑑賞モードや、イベントを振り返って再び楽しめる「回想」、台詞を改めて確認できる「台本」といった新要素も、本作では味わえます。

また、関係者に話をうかがったところ、新たな料理の追加や温泉背景の描き下ろしがあるほか、これまで決まった場所にしか行けなかった「駕籠かき」の移動が、好きな場所へ移動できるようになるとのこと。
より奥深く、より遊びやすく磨き上げられる『朧村正怪奇譚』。プレイ感は現代においてもエキサイティングで、新規ファンにもおすすめできる内容です。また、リファインによって、従来のファンにも新たな刺激を与えてくれます。2Dアクションが好きなら、プレイ候補に加えたい一作になりそうです。

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