多彩なゲーム作品を展開しているゲームフリークが、2026年9月14日に完全新作ゲーム『雨のちハレ女』(あめのちはれおんな)を発表しました。
前触れのない電撃的な告知だったため、驚いたゲームファンも多く、SNSでも本作に関する話題が飛び交います。その熱が冷めやらぬ間に、「東京ゲームショウ2026」への出展も明らかになり、さらなる注目を集めました。
まさに話題作と呼ぶにふさわしい『雨のちハレ女』のディレクターを務めるのは、『ポケットモンスター』シリーズに携わってきたゲームフリーク開発本部長の大森滋氏。また、クロノゲート代表取締役社長の杉中克考氏が、本作のシナリオディレクター兼開発プロデューサーを務めます。
「晴れ」を連想させるタイトルながら、「台風の目」のごとき存在感を放つ『雨のちハレ女』。その魅力を少しでも解き明かすため、大森氏と杉中氏の両名に対し、こちらも電撃的にインタビューを実施しました。

――本作を発表し、さまざまな反響があったと思います。そのなかには「魔法少女モノ」を連想された人もいましたね。
大森滋氏(以下、大森氏):「魔法少女モノ」を作りたいというのは、実は最初からありました。ただ、普通に魔法少女モノを作ると、埋もれてしまうというか、作品としての特徴を出すのが難しいとも思っていました。
この企画の最初は、シンプルに魔法少女モノで、いろいろな服に着替えて変身する──といった着想から始まったんです。でも、それだけだと少し弱い。世界観も弱いし、キャラクター性も薄いなということで、いろいろ考えていました。
そこで、もともと考えていたいくつかのアイデアがありまして、それを融合すると「ハレ女」(はれおんな)や「ハレ着」(はれぎ)といった言葉で全部まとめられるんじゃないかと思ったんです。こうしたワードでまとめれば、ほかのゲームとは違う特徴が生まれると。
そうした発想から、「晴れ」というテーマで魔法少女モノを作ることで、作品全体の世界観としてまとめられるのではないかと考え、現在の形になりました。

――言葉の上では、「晴れ女」や「晴れ着」といった単語は存在していますが、それぞれカテゴリーとしては別々の言葉ですね。それが本作では、「ハレ」というキーワードを中心に、「ハレ女」や「ハレ着」という、聞きなじみのある音なのに独特なキーワードとして成立していますね。
大森氏:ふとしたタイミングで、「このゲームを一言で表すなら何だろう」と考えたことがあったんです。最初は「元気」というところから、晴れると強くなるとか、晴れると回復するとか、そういうゲームにしていたんです。
でも、もう少しちゃんと言葉を調べてみようと思って、「晴れ着」や「晴れ舞台」など、いろいろな言葉をより深く探ってみました。
すると、日本語として深い意味を持った「晴れ」という言葉があると気づき、そこから広げて、すべてを世界観としてつなげていこうというのが狙いでした。
――「晴れ」にまつわるものは、基本的にポジティブだったり、明るい意味合いのものが多いですよね。
杉中克考氏(以下、杉中氏):そうですね。「晴れ姿」や「晴れ舞台」といった言葉があるように、ポップで明るい印象の言葉が多いので、本作でも「明るく楽しく」というものを意識して作りました。
魔法少女モノというと、暗い作品を連想される方もいると思います。だからこそ、そこは意識して明るく楽しい方向にしています。
――今回の出展では、「晴渡 ひまわり」(はれわたりひまわり)たちが所属する「天晴女学園ハレ女部」(てんせいじょがくえんはれじょぶ)の部室を再現するなど、彼女たちがいるかのような実在感のある展示が印象的でした。こうした展開は、今後も期待してよろしいでしょうか?
大森氏:実在感がテーマのひとつなので、そうですね。ゲーム以外の展開についても、これから考えていきたいと思っています。

――本作では、現実の天気がゲームにも深く関わりますよね。そのため、現実世界の雨予報を見て、「今頃、雨の向こうでハレ女たちが戦っているのかな……」みたいな想像も膨らみそうです。
大森氏:彼女たちが実際にいるような感覚は、大事にしたいですね。ゲーム画面を立ち上げるとホーム画面があるのですが、例えば現実で雨が降っている時、ゲームのなかでも雨が降っているんです。
そうすると、現実とゲームがすごく連動しているように感じますし、「実際にこの場所に、誰かがいるんじゃないか」という感覚にもなるんですよ。そこはすごく丁寧に作っています。
現実に雨が降ったらゲームのなかでも雨が降る、というような実在感やリアリティは、プロジェクト全体の共通テーマの一つとしてあります。
それは時間についても同じで、例えば昼にゲームをプレイしたら明るく、夜にプレイしたら暗い。そうした時間の表現も含めて、本当にこの世界で「ハレ女」たちと一緒にいるようなゲームにしたいと考えています。
――メインストーリー以外でも「ハレ女」たちの魅力を描くといった、例えば個別ストーリーのようなものは用意されているのでしょうか?
杉中氏:ひまわりやユーリの話といったものも含めて、まず全体のメインストーリーがあります。そして、メインとは別に、サブシナリオのようなものもたくさん用意しています。
――彼女たちには、それぞれのストーリーもあるということですね。
杉中氏:はい。ハレ女たちだけでなく、相棒であるクモリンたちにも、それぞれストーリーがあるのでお楽しみに。
――続報や正式サービスが待ち遠しいばかりです。それでは最後に、本作を待っている方々に向けたメッセージをお願いします。
大森氏:本当に新しい体感や体験ができるゲームなので、天気予報を見ながら、『雨のちハレ女』のリリースを楽しみに待っていただけたらと思います。
杉中氏:とても楽しいお話にしていますので、ゲームの配信を楽しみにお待ちください。よろしくお願いします!
──本日はありがとうございました!
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